富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

そろそろ…

2007年03月31日 | きのこ

東京ではサクラが満開でしたが、富山の開花宣言は来週の中ごろでしょうか?

Dscn1427_1今朝、愛犬との散歩道で、20mm位のアミガサタケの発生を確認しました。大沢野や薬勝寺池周りでも、きっと発生を始めているだろうと思います。
ついでに収穫した土筆は、酒の肴になりました。
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雷雨の合間を縫って、上市町の眼目山/立山寺へ行ってきました。オレンジ色の見慣れないきのこや、ツチグリ・ヒメツチグリ・ツバキキンカクチャワンタケがあっただけで、もう少しきのこの季節には早いようです。
雷雨が激しくなり、早々に引き上げました。

明日は、中央植物園で「サクラ講義」が開かれます。
奮ってご参加を!


能登沖地震

2007年03月25日 | 日記・エッセイ・コラム

能登沖地震発生の時、会社へ向かう高速道路の上だった。霧雨が降っており、高速道路は80Kmの速度規制だったが、地震後は50Km規制に変わった。
会社についてS君に電話をしようとしたが…繋がらない!カードキーを持っていなかったので入れないのだ!新しい試験所はかなり揺れたらしいが、ダメージは全く無かった。
我が家では、インフルエンザに感染した(この時点ではまだ抗体が検知されてはいなかったが…)妻がベットから飛び起きたそうだ。
夕方、妻を救急医療センターへ連れて行った。
明日は東京へ出張だが…(最近とみに慎重で、平気で遅れてアナウンスもしない)JRは動くだろうか?


粘菌使うコンピューター

2007年03月19日 | きのこ

♪風花がひとひら…ふたひら♪寒い日が続いている。

_/_/_/_/_/ 日経記事から _/_/_/_/_/
理研が考案 柔軟な発想可能に

理化学研究所の原正彦・局所時空間機能研究チームリーダーらは、土壌にいる微生物の粘菌を使った「生物コンピューター」の基本原理を発表した。現在のパソコンなどが苦手とする新しいアイデアや発想を生み出す計算に向くという。
…中略…
エサを求めて成長する粘菌の周りに光を当てると、粘菌がいくつかの決まった形になる。光を「入力」、形を「出力」として計算に利用する仕組み。
…後略…
_/_/_/_/_/第10回システムバイオロジー研究会_/_/_/_/_/
青野 真士, 原 正彦
(理化学研究所 FRS 局所時空間機能研究チーム)
「真性粘菌アメーバ細胞の光学的フィードバックに基づくニューロコンピュータの実装と動的連想記憶」2006.3.30
 我々は、アメーバ細胞を、Hopfieldのニューラルネットワークアルゴリズムを組み込んだ光学的フィードバックを介して変形させることで処理を実行する、連想記憶型情報処理システムを構築した。
連想記憶処理は、嫌光性を示す単細胞アメーバ生物・真性粘菌変形体の2次元形状を、複数の分枝をもつ微細構造内部で安定な記憶形状のうちの一つへと誘導することで実行される。
こうして想起された記憶形状は長期間にわたり安定に維持されるが、その後興味深いことに、それまで縮退していた粘菌の分枝が、通常の嫌光応答に反して光照射領域で自発的に成長運動に転じ、一度安定化した記憶形状を、フィードバックアルゴリズムに抗する形で不安定化し、別の記憶形状を探索し始めるという挙動が観察された。
こうした安定化モードと不安定化モードの間の自発的スイッチングが、振動性をもつ細胞膜の時空間的振舞いの自発的遷移に由来して幾度も反復されるため、我々のシステムは、単純な決定論的アルゴリズムでは実現が困難な、複数の記憶間の動的な遷移を実現できる連想記憶装置として機能することが示された。

「オッ!すごいな~粘菌1個で10通りの答えがでるのか」
「エサに向かって最短で迷路をクリアするんでしょ?」
「ひょっとしたら、特定波長の光を当てると種が判るかも」
「今年の観察会…粘菌も有ったよね」
「今年は粘菌フィーバーだったりするかもネ」
「フフフー、菌類って面白いネ~」


アラナミケシボウズタケ

2007年03月11日 | きのこ

橋屋さんからのメールと「友の会の集い」の時に見せていただいたSEM画像をメモしておこう。
_/_/_/_/_/植物園の橋屋です_/_/_/_/_/
ケシボウズタケの標本をいただきましてありがとうございました。
私も肉眼での観察ですが、アラナミケシボウズタケに間違いないと思います(ナガエノケシボウズタケはアラナミケシボウズタケの亜種にあたり、この2分類群は発生環境で区別するとのことでしたが、私は分けておりませんので、母種のアラナミケシボウズタケの名前を使っています)。
またSEMを起動する時にでも胞子の撮影を試みたいと思います。
伊藤さんがアラナミケシボウズタケを採られた場所は、(たぶん)私も2月12日に探した場所だと思います(この日のノートには「多分ここにも発生するだろう」と書かれていました)。
伊藤さんが見つけられた場所よりもっと東側にも浜が広くなっていますので、この辺りが一番可能性が高いと思っていましたが、もっと手前の駐車場の続く場所とは思いませんでした。
_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園  橋屋 誠_/_/_/_/_/

今日、「友の会の集い」の際に岩瀬浜の「ケチボウズ」のSEM写真を見せていただいた。繋がった襞に覆われている様に見える。

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友の会の集い

2007年03月11日 | きのこ

富山県中央植物園/友の会の集いが催されました。
内村園長・長井会長の挨拶があり、友の会会員800名、うち部会員200名、会員の延べ植物園使用回数3[回/年]等が報告されました。
講演会の講師は、大阪市自然史博物館の佐久間大輔氏で、「子供達も、親も大人も楽しむための挑戦」というテーマで、同博物館友の会のNPO法人化の取り組み等を講演された。
中央植物園の友の会はまだまだ規模も、会員の意識もこのレベルには到底及ばないものの、学ぶべき内容は沢山あったように思います。氏は橋屋さんの友人できのこのご専門とのこと…次回は「きのこ」の取り組み事例もお聞かせくださることを期待します。

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講演のあと、平成19年度の事業計画の説明があり、引き続きオークションが行われました。
会員の皆さんが持ち寄った、花の種や苗が飛ぶように?売れていました。

「大阪自然史センターの年間予算はどのくらい?」
「パンフに依ると7000万強だね」
「友の会は…240万円だよね」
「規模がぜんぜん違うし…会員の意識も違うね」
「会費だけで何かやろうとしても無理があるわネ」
「本気をだすなら専属のスタッフと県や市からの補助金を引き出すような活動が必要になるネ」
「いろんなプロが必要と言う訳か…」