富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

イグチ類によるきのこ中毒

2007年08月30日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
今日、お弁当の後にネットで遊んでいたらきのこ中毒情報が入りました。長野県上田市でドクヤマドリによるきのこ中毒だそうです。

ドクヤマドリは八ヶ岳など高山の針葉樹林帯に発生するきのこで、かなり強い毒性を持っています。
植物園には様々な人がきのこの質問に来られますが、その中には「イグチの仲間(裏がスポンジのように管口状のもの)は毒がない」とか、「管口を取ればどんな種類も食べられる」と信じている方がおられます。
イグチの仲間にはドクヤマドリを初めとして有毒な種類もありますので、迷信にまどわされることなく、「種名のわからないものは食べない」という原則を貫いて欲しいと思います。

それにしても富山県にはドクヤマドリが分布するか、しないか? 亜高山針葉樹林に発生しますので、富山県で見られるとしたら、有峰折立から上か、弥陀ヶ原、もしくは雲の平などの奥黒部かな?と思いますが、まだ標本や記録がありません。この地域に行かれる方はぜひ関心を持ってください。
ちなみに橋屋が知っているドクヤマドリの分布は、八ヶ岳、浅間山山系(上田の中毒もこれに連なる菅平の四阿(あずまや)山でした)、乗鞍高原です。

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/


第27回きのこ観察会のご案内

2007年08月27日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
中央植物園では先週末に今年最後の夜間開園があり、職員一同やり遂げた達成感と若干の疲労感を感じておりますが、私一人は元気いっぱいです。
暑い毎日ですが、先日は多量の雨が降り、また今週も雨が期待されるので、今後は夏から初秋にかけてのきのこが見られるようになるかと思います。まず最初はチチタケやベニタケ、テングタケの仲間でしょうか。
きのこの発生はより標高の高い地域から低い地域に向かって、秋雨の量とともに降りてくるものと思います。
また気の早いナラタケモドキなどは、来週辺りから顔を出すかもしれませんね。

さて、来週の日曜日、9月2日は有峰できのこ部会の観察会が行われます。
集合はビジターセンター前に10時です。
集合に遅れないようお願いします。
当日は、皆が揃ったところで西谷地域車へ移動します。
西谷は太い木も多く、きっと面白いきのこが見られるものと思います。
ただ、この季節はまだ「おろろ」(吸血性のイヨシロオビアブ)が若干残っているものと思います。
必ず長袖、長ズボンで、虫除け、さらにクマ避けの鈴等をご用意いただけますようお願いいたします。
では当日、10時に有峰ビジターセンター前でお待ちしております。

_/_/_/_/_/富山県中央植物園  橋屋 誠_/_/_/_/_/


室蘭へ

2007年08月18日 | 日記・エッセイ・コラム

8月15日
昼に千歳空港に到着、気温は32℃…富山と全然かわらない。
手術後の母を見舞いに病院へいったら…病室はエアコンが入っていない。ヨーロッパも冷房に関しては未発達だけど熱波で大分やられたから…最近は冷房に関するISO基準にも関心を持ち始めている。地球が温暖化しているのだから…もっと将来の事を考えた設備にしておかなければ…熱中症は室内でも起こるようだから。

8月16日
外気温は28℃、少しすごし易い。母を見舞った後、昼食にウィンザーホテル洞爺へ行ってきた。
Dscn2015Dscn2017Dscn2018



ホテルは山頂に立っており、洞爺湖と内浦湾の両方を見渡すことが出来る。
今回は、麓のイタリアン料理(なかなか美味しいョ)を食して、ロープウェイで上がることにした。冬はスキーのゲレンデに様変わりするところで、最大斜度は30度くらい有るらしい。富山県人は驚かないけれど…絶壁だよネ。 高度を上げるにつれて洞爺湖が一望できる。今日は霧に霞んでいる…ウィンザーホテルはトマム等のリゾート開発の波の中で開発されたものだが…よく生き残ったものだと…感心せざるを得ない。
来年はサミットだし…さぞかし騒がしくなるのだろう。
業界では「リミットはサミット」なる言葉が出回っている。

8月17日
気温17℃…信じられないと思うけど…寒い!
白鳥大橋下のマリーナで「母恋メシ」を注文したら売り切れで、仕方なく「大黒島の夕日」を頼んだら…北寄貝の炊き込みご飯のスープチャーハンが出てきた。(写真がなくてご免)。伊藤家お勧めの一品である。
帰路、高速道路の事故に遭遇し、危うくフライト時間に遅れるところであった。お土産を買っている余裕もなく…頼りの「白い恋人」は何処にも見当たらなかった。
午後6時半:富山は…暑い!!


チチタケポテトコロッケ

2007年08月14日 | きのこ

先日、有峰で採取したチチタケがコロッケになって出てきた。
Dscn2014 チチタケを手で粉々につぶし、フライパンでしつこく炒め、豚肉とあわせたものだ。昨晩はこれがそのまま出てきて、美味しい酒のつまみとなった。
今日は、ポテトとあわせてコロッケとなったのだが、これも、おいしい…v(^^)p


鮎の塩焼き

2007年08月13日 | 日記・エッセイ・コラム

永瀬さんのところへ鮎を仕入れに行った。今年は大きいが数は少ないそうだが…それでも通算3000匹くらいはゲットしそうだ。
宮川の簗場も今年は復活するそうだ。(鮎が2匹で1800円ですと…)

Dscn2010 Dscn2011 伊藤家の鮎焼きのスタイルは2種類。
数が多いときにはタライに砂を敷き詰めて串をたてる。これだと十数匹を一度に焼くことができる。ただし…焼き上がるまでに2時間くらい掛かるのが玉に瑕…だけど、美味しく焼きあがるノダ。
もう一つは、「能登七輪」で焼く…熱効率は良いが一度に6匹しか焼けないのが難。

今年は、なかなか巡り合わせが悪くて鮎釣りに行けなくて残念だ…やはり塩焼きは美味しい (^^)