富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

菌学会新潟フォーレのご案内

2012年06月30日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
今年9月半ばに隣の県の新潟県で菌学会のフォーレが開かれます。
ふだんの富山では聞けない講演やたくさんのきのこ仲間に会える機会ですので、ぜひ多くの皆様の参加をお待ちしています。

日  時  : 2012年9月29日(土)~10月1日(月) 
宿 ・ 会場 : ホテルグリーンプラザ上越(新潟県南魚沼市)
参 加 費 : 一般26,000円,主催団体会員25,000円,学生24,000円(参加費,2泊3日宿泊,懇親会費)
申込期限 : 2012年7月31日(火)
申込方法 : 下記日本菌学会ホームページをご覧願います。
詳細: 日本菌学会ホームページ→「2012年度日本菌学会菌類観察会(新潟フォーレ)のお知らせ」をご覧ください。
日本菌学会ホームページ:http://www.mycology-jp.org/~msj7/

申込みはお早目に!

富山県中央植物園      橋屋 誠


「石狩砂丘と砂丘のきのこ」発売

2012年06月27日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
富山県の海岸は多くが人口護岸で、天然の砂浜は非常に少ないですが、ここは全国的にもレッドデータに載る様なきのこの最期の生育地になっています。
こんな海岸のきのこをテーマにした本が発行されます(http://blogs.yahoo.co.jp/maronie2005/61647112.html)。

この本は札幌におられる竹橋誠司氏やこの春から小松にお勤めの糟谷大河氏らが書かれた本で、中に橋屋も1コーナーいただいて寄稿しています。
この本を購入希望の方は直接竹橋さんへお願いいたします(メールアドレスは上記アドレスのちらしの下側にあります)。

どうぞよろしく。

富山県中央植物園        橋屋 誠





講演会「きのこのにおい」

2012年06月23日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

強烈な台風4号も過ぎ去り、梅雨らしからぬ爽やかな天気となりましたね。
富山県中央植物園のきのこ講座が開かれ、25名の参加が有りました。今回の講師は柴田靖さん、はるばる山口からお出でいただきました。富山には一度お出でになった事があるので、ご存知の方もおられるでしょう。
Imgp0721机の上には 色々なにおいの素が用意されています。(10g:ン万円の試薬もあるそうです)

講演が始まる前から、体験学習。
Imgp0716 アニス・桂皮(シナモン)・コロハ(フェヌグリーク=いわゆるカレーのにおい)・丁子(クローブ)が用意され香りや味を試しました。兵庫の名部ご夫妻も参加されました。

アニス
Imgp0718 ⇒初めての経験。においは判然としませんでしたが、歯磨き粉に含まれる爽やかな…噛み潰すと甘味を感じました。

13時30分、橋屋さんの司会で講演が始まりました。
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演題は「きのこのにおい」
Imgp0723 講演の内容は、詳細を省いて
◆きのこの分類とにおい
◆においを分類学的な特徴に用いる問題点
◆きのこのにおいの役割
◆きのこのにおいは美味しい?
◆きのこのにおい
 マツタケ・トリュフ・シイタケ・コウタケ・ブナハリタケ・ニオイワチチタケ・アオイヌシメジの各々のにおいの解説がありました。
化学式や構造図無しのご説明に四苦八苦されておられた様子(^^)

講演終了後、においの体験講座の開始です。
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柴田さんは良いにおい7種、悪臭5種を用意されましたが、結局、悪臭のビンは開かず仕舞いでした。Imgp0728
マツタケオール   みずみずしいきのこ臭⇒生シイタケ
メチルシンナメート イチゴに含まれる甘い樹脂香
 マツタケのにおいは上記2種が混ざっていて、そのバランスが重要だそうです。基本的に生物が嫌うにおいで、食べるのは日本人だけ。これは幼い頃からの教育の影響が多分にあるそうです。そのせいか、私はマツタケをありがたいとは思いません。
ジメチルスルフィド 黒トリュフのトップ臭
ベンズアルデヒド  ビターアーモンド:杏仁豆腐
アニスアルデヒド  アニス臭

その他、橋屋さんからにおいを発する珍しいきのこ標本が紹介されました。

ニオイアミタケ[Gloeophyllum odoratum (Fr.) Imazeki]
Imgp0726 身欠き鰊のにおい?…北海道から送って頂いたそうです。

カワリサルノコシカケ
Imgp0727 橋屋さんが採取された貴重な種だそうです。(世界で6例?)「思わず顔をそむけ、吐き気を催す」という人と、「何も感じない」人と二通りの反応がありました。全く不思議ですね。

夕方、柴田さん、名部さんご夫妻を囲んだ夕食会で、楽しいお話も伺えました。2次会でも、地方のきのこ会や魚や烏賊?の話で盛り上がりました。
とても充実した楽しい1日でした。関係者の皆さん、有難うございました。

では。

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訂正 兼六園観察会は取りやめ

2012年06月16日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

今日は神通川水系の鮎釣りの解禁日ですが、梅雨らしからぬ大粒の雨が降っております。如何お過ごしでしょうか?

先週お知らせした6月24日の「兼六園観察会」ですが、管理事務所から厳しく人数制限を要請されたようです。したがって「奮ってご参加ください」は叶いませんので、お詫びをし削除いたします。

残念ですが、またの機会に期待をしましょう。

よろしくお願いいたします。

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顕微鏡講座 中級編

2012年06月10日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

中央植物園友の会きのこ部会の顕微鏡講座が開かれました。先回に続き参加された新潟・高田市の関矢さんは、富山きのこクラブ(メーリングリストです)に入会されましたので…ルーキーをヨロシク!
富山は平年より3日早く入梅し、細々と雨が落ちております。今日の講師は栗林さんで、テーマは「襞のシスチジアを観察する」です。
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今日の検体はアセタケの仲間。
厚膜の縁シスチジア(メチュロイド)は頭頂に結晶を有しています。
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側シスチジアも同じ。担子器が観察されました。
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セイタカイグチの胞子…畝状の模様が観えます。
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キコガサタケの胞子と担子器
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10名の熱心な参加者がありました。
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お知らせ

6月23日(土)にきのこ講座が開かれます。
講師は以前富山にお出でになられた柴田さんです。
香料のプロで、きのこの同定の時の判断材料になる「匂い」を具体的に体験しながらの講演になるそうです。桜葉・大根・硝酸・カレー・線香などなど…どのような体験ができるか楽しみですね。
夕方は名部さんご夫妻共々、夕食会の予定です。
翌日24日(私の誕生日ですから!)は、栗林さんのご手配で兼六園での観察会を予定しております。普段立ち入る事のできないロープの内側で観察します。
皆さん奮ってご参加ください。

では。

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