_/_/_/_/_/ 吉田さんからのお便り_/_/_/_/_/
富山ではなくイタリアのきのこの話ですが、、、
イタリア料理に使うポルチーニを自分で掘りに行くには、許可証が必要だそうです。
そのきのこ掘りの様子が書かれたブログがありますので、よろしかったらご覧下さい。
イタリア人と結婚された日本女性が書いていますので、日本語です。
http://blog.livedoor.jp/dabrescia/archives/50572736.html
http://blog.livedoor.jp/dabrescia/archives/50573519.html
http://blog.livedoor.jp/dabrescia/archives/50574928.html
その3まであります。よほど楽しかったようですね(笑
では
_/_/_/_/_/ 吉田博子 _/_/_/_/_/
_/_/_/_/_/ 皆様、山田です_/_/_/_/_/
北海道からラクヨウ(ハナイグチ)の便りが届いています。
また今頃だとヤマドリタケモドキとススケヤマドリ(ボルチーニ)が造作もなく取れていたことを思い出します。
とりあえず富山のキノコにがんばりましょう。
北海道へが遠い山田でした.。
_/_/_/_/_/ おしまい _/_/_/_/_/
2006.9.16(土)
楽しみにしていたきのこ合宿だが、膝の調子は最悪…涙を堪えての合宿となった。膝を一晩中冷やしたが改善の兆しは見られなかった。
台風13号が接近しているので、今年の雲行きも怪しい。
伊藤家のいつものペースで、現地の到着は集合時間の5分前であった。
「日和田はきのこのパラダイス!」と…一昨年も橋屋さんに乗せられたのだが、今年もきのこの出し惜しみをしてるんじゃないの?
ベニテングタケやオオツガタケの姿は全く見えない。まあ、ここに来れただけでも良しとするか…
ナイトセミナーは小寺祐三氏の「顕微鏡できのこを観る」。厚板ガラスにピスの径の穴を開け、ミクロトーム上で細片を切り出す「ガラスの俎板」や柄付き針の先端を曲げて、その弾力でサンプルを押し潰す方法、湯浸レンズのクリーニング方法等、面白い話が盛り沢山だった。
このような講義は素面の時に受けなくては…先生がお酒も飲まずに講義しているのに、こっちはチューハイ飲みのみというのは、チョット失礼だよネ…妻は私の横で寝ているし(^^;
しかし、「浅井さんの下で3年間勉強させてもらいましたが、とうとう浅井さんの技量に達することが出来ませんでした。」との弁、小寺氏の謙虚な態度は…伊藤家も見習うべきと…「実るほど頭を垂れる稲穂かな」だよね!それにしても浅井郁夫恐るべし!
2006.9.17(日)
台風13号は九州付近にあって猛威をふるっているけど、当分こちらには来そうもない。幸い雲の切れ間も見えてきて、雨は落ちて来ないようだ。
今回も、初お目見えのきのこが沢山あった。執念で…ベニテングタケとオオツガタケも採取された。今年は暑い夏の影響なのか?全般的にきのこの発生が遅いようである。
昼食後、今回の観察会で登場したきのこの名前当て試験があった。No10-カワムラジンガサタケ[Phaeocollybia festiva (Fr.) Heim]が…見た瞬間に判らないと判かった?
「私、テストするのは好きだけど…テストされるのは嫌い。」
「良く判るけどネ、面白かったよ」
来年の合同合宿は福井で行われる。「7月7日にお会いしましょう!」との事だった。
「お父さん!このヤマイグチ…切り口の色が変わってくるけど大丈夫?」
「え~っ!そいつはスミゾメヤマイグチ[Leccinum griseum (Quel.) Sing.] だよ、濃い顔付きだよね」
「「食べられるのでしょ?」
「食毒不明!だと」
「なぁ~んだ ガッカリ。でもヤマドリタケモドキは甘みがあって美味しいわ!」
「マスタケの唐揚げも美味しいよ」
いろいろ有ったけど…今年も楽しい合宿だった。鬼が笑うかもしれないが…来年は有峰周辺での菌学会のフォーレが企画されているようだし、今から楽しみなことではある。
橋屋さん、栗林さんご苦労様でした。小寺先生ありがとうございました。
9月16~17日、岐阜県高山市(旧高根村)日和田高原にて北陸3県のきのこ会の交流合宿が行われました。
参加者数は一昨年の合宿の3倍の約60名となりました。今回から、富山県中央植物園友の会/きのこ部会が富山のきのこ会として合宿に参加する事となりました。午後1時、日和田高原ロッジに集合後、思い思いに採取を開始しました。
九州では台風13号が猛威を振るっている影響で、朝から雨模様でした。午後3時半から同定会が始まり、沢山のきのこが集まりましたが、まだ夏の名残を引きずっているかのようで、お目当てのベニテングタケやオオツガタケ等にはお目にかかれませんでした。
夕食会では福井・石川の両きのこ会からお祝いのお酒とご祝儀が届けられ、席も随分と盛り上がりました。昨年の菅平合宿でもお馴染みになった方もおられ、大分、交流が深まっているように感じました。
今回の合宿では「顕微鏡できのこを観る」と題して、関西菌類懇話会の小寺祐一氏による、顕微鏡の世界についてのご講演がありました。ミクロトームと「ガラスの俎板」の組み合わせで薄片を得る方法、キブシのピスの作り方等を教えていただき、また、ご用意されたサンプルを触らせていただき、とても参考になりました。
2日目、台風の影響が懸念されましたが雨は落ちてきていません。
8時の朝食を待ちきれずに、林を一回りしてきのこを採取している会員もおりました。昼前の同定会では、オオツガタケ数本やベニテングタケ1本が執念で(?)採取されました。
昼食後、今回採取されたきのこの「名前当てテスト」が(抜き打ち的に)有りました。同定会の解説をいかに真剣に聞いていなかったか…深く反省しました。また、池田先生(北陸のきのこ図鑑の著者)直々、顕微鏡の観察をご教授くださるコーナーも有って、「今年のきのこ会は一味違うぞ!」との印象を受けました。
今年もみなさん、事故にも遭わず、熊にも遭わず、無事交流会を終えることが出来ました。橋屋さん、栗林さん、そして各県の幹事の皆様、大変お世話になりました。また、京都からはるばる馳せ参じて頂いた小寺先生にも深く感謝いたします。
来年の七夕の夜に、福井で皆さんと一杯やりながら、きのこのお話が出来ることを楽しみにしております。