富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

寺家公園のホウキタケ

2009年08月31日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

8月29日午後から、寺家公園の裏山にこの時期発生するウスムラサキホウキタケの様子見に行ってきました。
何時もの奴とチョット様子が違うな…と思い伊藤家の食卓には上りませんでした。
Dscn1545Dscn1548 ホウキタケの仲間は浅井さんの「きのこ雑記」で指名手配になっていましたので、鳥取大の安藤さんにお送りしました。
今日、お礼と共に…「やはり、とても興味深いもので、ウスムラサキホウキタケに近縁なのですが、ちょっと違う、珍しい分類群でした。」とのことでした。
ここで採取されたウスムラサキホウキタケはどうなんだろう?(下写真は2006.9.24 採取)Dscn0906
ほんとに…きのこは良く判りませんネ。

_/_/_/_/_/ Sola 1 one _/_/_/_/_/


きのこ講演会

2009年08月29日 | きのこ

友の会のみなさんへ

県民植物学講座「森の妖精きのこ」を明日30日(日)13:30~15:30に植物園研修室で開催します。
植物園の橋屋主任が富山県で見られるきのこを中心にその面白さと食毒について紹介します。
まだ、会場に余裕がありますので、きのこシーズンを前に興味がある方は投票を早めに済ませてお出かけください。

_/_/_/_/_/ 中央植物園友の会 _/_/_/_/_/


教えてください

2009年08月16日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様、小沢です

今日は久しぶりの快晴です、午前中滑川大日公園で見つけたキノコです。
003_16 005_5 ショウジョウバカマの根から出ているように思われ、すぐに採取できませんでした。
006_3傘は薄茶色に茶色の鱗片、傘と柄同色、ヒダは管孔緑黄色で傷を付けるとすぐに青変します。
特徴あるキノコ(イグチ科?)と思いますが、手持ち図鑑では判別できません。
種山様HPでも確認できませんでした。
皆様よろしくお願いいたします。

小沢です。

当キノコは、キクバナイグチのような気がします。
2_7キクバナイグチ成菌では、縁部に被膜の名残が付着するものと先入観があり候補から除外していました。 先日も橋屋様に確認してもらったキノコで、もっと時間をかけて調べればよかったと反省しています。

_/_/_/_/_/ ここまで _/_/_/_/_/

小沢様
富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
ラストのきのこを指で持っておられるのはキクバナイグチですね。
その他の写真が上の説明文のきのこと思います。
このきのこは管孔が比較的大きく、アワタケ属の思わせます。
また傘の表面の割れは乾燥によるもので、生来のものでないと思います。
写真で、管孔部が青く変色した周囲に赤茶色になった部分が見られるので、これは触るとすぐに青変し、その部分をしばらく置くと赤茶色になるものと思いました。
やや、傘の色などは異なっているものの、上の特徴から見てクロアザアワタケではないかと思います。
皆様、いかがでしょうか?

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠_/_/_/_/_/


肉の黄色いイグチ

2009年08月15日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様こんにちは。

12日の午後から、射水市の足洗潟公園、岩瀬運動公園、上冨居公園をハシゴしてきまし。
足洗潟公園にはコウジタケの老菌がたくさんありました。
岩瀬運動公園で  アメリカウラベニイロガワリ、ヤマドリタケモドキ  どちらもやや古いものでした。

上冨居公園の広葉樹下で見つけ写真に撮りました。Img_0413最初ヤマドリタケモドキかと思ったのですが、肉が黄色い、管孔を覆っている菌糸も淡黄色、傘に粘性が無い、など違うようです。

現地で倒れていたものをカットしました。
Img_0414しばらく観察していましたが、黄色いままで変化ありませんでした。

 
Img_0428V字カットした部分の味を確かめましたが、無味、こりっとした歯ごたえ、私には好ましい香りでした。
柄の部分です。
Img_0431北陸のきのこ図鑑ではキアシヤマドリタケが近いように思います。

ヤマドリタケモドキ
[Boletus reticulatus Schaeff.]
Img_0422 こちらは肉眼で観察した限りでは図鑑とすべて一致します。

どなたか教えていただきますか。
標本が必要なら連絡してください。

_/_/_/_/_/ 野澤 眞一_/_/_/_/_/

野澤さん
富山きのこクラブの皆様

12日から涼しい北海道にいます。

>   どなたか教えていただきますか。

キアシヤマドリタケ(池田仮称)に1票!
種山さんのHPを見てみてください。URLは
http://boletus.sakura.ne.jp/labo/kisai/bts002a.html
です。
15日には富山に帰ります。
では。

_/_/_/_/_/ 伊藤でした_/_/_/_/_/

野沢さんへ・皆様へ

私もキアシヤマドリタケに一票!

栗林義弘

野澤様
富山きのこクラブの皆様

写真の菌はキアシヤマドリタケBoletus auripesでいいように見えます。
キアシヤマドリタケにBoletus auripesの学名を充てるのが妥当というのは少しずつ広まっているようですが、それは長沢先生の見解とのことです。

先日上記のように書きましたが、間違いもしくは不正確であるとご指摘いただきましたので訂正いたします。

西日本に発生しているコガネヤマドリの黄色いタイプとされていたものがBoletus auripesであるというのが長沢先生の見解であって、キアシヤマドリタケとコガネヤマドリの黄色いタイプが同じかどうかは未確認であるので正確な情報ではありませんでした。

個人的には同じ物であろうと予測しています。

今年はよく発生しているようで、富山県では橋屋さん、黒川さん、小沢さんに標本をいただき、先日信州きのこの会採集会でも10ほど採取され、他に長野県内3カ所ほどで採集しています。

詳細が記された文献を1冊しか持っていないのでなんとか他の資料を入手し検討したいと思っています。

種山