去年冬に、NYでポスターを発見ときから観たかった作品!ついにきた★
カナダにいるyueがもう観ちゃってて、
そんなに面白くないって聞いてたから期待はしてなかったものの、
何てったってジュードの初コメディ
恵比寿は混むとわかってたから、あえて新宿へ。武蔵野館なんて狭いのにかなりお客は少ない。
都内この2館だけなのに。
最終回とはいえ、初日だよ
これ、日本の宣伝の仕方がズルい
だってジュードロウ全面に押し出して、いかにも主演!って感じだったのに、名前が出るのも実のところは3番手。ばりばり、コメディに思わせてるし。
主役は、コッポラ・一族のサエナイ男、知る人ぞ知るジェイソンシュワルツマンなんだよ~。
日本のフライヤーでは端っこに追いやられてる、眉が繋がりそうな濃い顔の男がそれ。
監督ソフィアコッポラと、ニコラスケイジとは従兄弟。
フランシスフォードコッポラを叔父にもつ、生粋の映画一家。
ウェスアンダーソン監督の「天才マックスの世界」で主演
来週公開の「奥さまは魔女」にも出てるらしい、この顔要注意。
彼の、自分とは何か?みたいな疑問から物語は展開していく。
哲学論や精神論?みたいな雰囲気もあって、とても普通のコメディではない。
なんて言うかすごくヘンな映画だった・・・・。
日本のPRだと、"人生のスーパーマーケットへようこそ「幸せ」あります" ってキャッチコピー。ようこそ、ハッカビーズへなーんて。
これじゃあスーパーマーケットが舞台のコメディなんだな?って思うって。
実際はそこには関わってるけど、"スーパーで"話が展開するわけじゃない。
あー、やっぱりデヴィッド・O・ラッセル監督作品・・・忘れてた
ジョージクルーニーの、「スリーキングス」・ベンスティラーの「アメリカの災難」も同じくイマイチだったんだよなぁ
もともと大作撮るような監督ではないけど、完璧にインディーズ系ね。
'96には「アメリカの災難」は、インディペンデントスピリットで監督/脚本共に賞を受賞してるんだけど。
始まりからしてセリフの洪水で、キャラそれぞれみんながヘンな人で、それぞれがベラベラとしゃべりまくるから、字幕追うの大変考えてるウチに先いってるって感じ。
&どういう人間で、何をしようとしてるキャラかなど、全く説明もなく話がどんどん展開されるからそうりゃもう大変。
でも実は人間関係が繋がってるの。
ワタシ、いっとき流行った「自分探し」みたいなこと、嫌いなんだよね。。。
自分は探さなくったって、ココにいるじゃん。。。って現実的思考人?だからこの映画はハマる人はハマるかも。
ちょっと笑ったケド、やってることは奇妙で可笑しいんだけど、脚本自体は面白くない。(脚本もこの監督自身)
悲観的なことばかり先に言っちゃったけど、決して"ダメダメ映画"ってわけではない。
ジュードのコメディっぷりはおちゃめでカワイイし、シリアスじゃないコメディエンヌっぷりを魅せるナオミワッツも結構イケる。(←そんなにシーンは多くないけど)
それと、映像がパズルみたいにパラパラとカケラで剥がれたりして面白かった。
4(10段階)
ジュードの主演のコメディと期待すると、裏切られる。
"自分探し"が好きな人&「アメリカの災難」で笑えた人向き!
ストーリー
環境保全団体の支部長を務めるアルバートは、森と沼を救うプロジェクトを前にイラついていた。なんでも揃う便利なスーパー、ハッカビーズのエリート社員ブラッドが、自らの新店舗建築計画とともに参入してきたのだ。まずは気を落ち着けて、偶然出会ったアフリカ人と自分の関係を探ろうと、アルバートは「哲学探偵」の元を訪れる。アルバートの私生活に密着した探偵夫妻は、アルバートの心の中にブラッドへの嫉妬があることを知り、彼に無我の境地を伝授するのだが…。
キャスト
ジェイソン・シュワルツマン/ジュード・ロウ/
ナオミ・ワッツ/マーク・ウォールバーグ/ダスティン・ホフマン/
リリー・トムリン/イザベル・ユペール
監督: デヴィッド・O・ラッセル
製作: グレゴリー・グットマン
製作: スコット・ルーディン
撮影監督: ピーター・デミング
美術: K・K・バレット
音楽: ジョン・ブライオン「マグノリア」「エターナル・サンシャイン」
製作年:2004年/製作国:アメリカ
1時間47分
キャストがけっこう豪華
「猿の惑星」以来、あまりパッとしないマークウォールバーグがこれまたヘンなキャラ。
ダスティンホフマンも、坊ちゃん苅りで前髪作って登場。歳取ったなぁ。
こないだも何かにカメオで出てたけど、ミートザフォッカーズでの久々の活躍をはやく観たい
見るからにアヤシイふたり。
ダスティンホフマンの役はロバートサーマン(ユマサーマンのパパで、仏教学の大学教授)がモデルなんだって。ちょっとびっくり。
ユマのファンだからお父さんのコトは知ってたけど、ラッセルO監督が尊敬してるとはね。
ご本人も気に入ってくれたらしい。
「彼は偉大な教師でありながら、ユーモアのセンスもとてもある。彼のために書いたシナリオも用意してある。ロバートは私のメンター(師匠)なんだ。ロバートはサンスクリット、中国文化、仏教の3つの大家として知られていて、とても影響を受けているよ」とデヴィット監督。
ユマパパとユマ。実は父親似
この冬、やっと日本に上陸
邦題は、まんま「ミート・ザ・ペアレンツ2」になる模様。
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