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大いなる陰謀/Lions for Lambs

2008-04-20 00:05:21 | 劇場&試写★4 以下


トムちんが、「イエスか、ノーか」と迫るシーンが予告篇で一番印象的。
『モンタナの風に抱かれて』(←つまらなかった)以来約7年振りとなる
ロバート・レッドフォード監督作品。


アフガニスタンにおけるアメリカの対テロ戦争の裏側を描くといった社会派映画で、
今自分が出来ること。という強い意志を映画を通して伝えようという意気込みが伝わる。
意気込みは、伝わる。
でも映画としてはなんだか中途半端な印象が拭えなかった。

この映画、主に3つのシーンで成り立ってる。


1.未来の大統領候補といえる議員のオフィスで繰り広げられるジャーナリストとの会話。

トムちんは野望を抱く上院議員で、メリル相手に白熱の演説?(トーク)を繰り広げる。

メリル演じるベテランジャーナリストは、
議員との会話の中から彼の隠す真実を暴こうと画策する。

メリルはやっぱり何やっても良いな~
それは本作で、最後に墓地を見ながら見せる表情(とその意味)が理解出来れば
分かってもらえると思う。


2.カリフォルニア大学での生徒と教授の会話。

数年前に施したとウワサされてる、レッドフォードの目まわりや不自然な表情シワが気になって気になって
じっくり観ちゃった


教え子たちは、自分の説得も聞かずに戦地へと赴いたのだった、、、、、。



3.アフガニスタンの戦地にて。

二人の兵士のうちの一人は『バベル』『ワールドトレードセンター』のマイケル・ペーニャ。


40年のキャリアをもつベテランジャーナリストのジャニーンは、
次期大統領と噂されるアーヴィング上院議員に呼び出され、
対テロ戦争中のアフガニスタンで勝利に導くために行う作戦についてリークする代わりに
好意的に報道をして欲しいと切り出される。
しかし、ジャニーンはその話を鵜呑みには出来ず、大きな疑惑が頭をもたげていた。
その頃、少数の米特殊部隊がアフガニスタン上空で攻撃を受けていた。



4/10
伝えたかったメッセージはわかるんだけど、映画としてはダメ。
とにかく会話、会話、会話ばかり。
特別眠かったわけでもないのに、
淡々としたトークが続くあまり前半なんて危うく寝そうになった

トムちんなんて部屋で白熱のトークを披露するのみという役。
動けばいいってもんじゃないけどこれでいくらのギャラが、、、、?って思っちゃった
でもトムが吐くセリフには、いかにも現在のアメリカの政治家の暴言を象徴してるとうか
「屈辱には耐えられない!」「手段を選ばない!」などと吐き捨てる様には凄みがあった。

戦地でのシーンはあれだけで、戦場に赴いた若者の勇気の結果で伝えようとしたのか。
そして何よりもラスト。最近どうもラストで 「ん?」ってなっちゃう映画が多い気がするのは気のせい?
この映画も、観る側に委ねた締めかたで賛否両論分かれるところ。
例えば昨日観てきた『ハンティング・パーティ』も、ジャーナリスト視点でアメリカの今と戦争というものを捉えた作品だったけど
こちらは見せ方としても、映画としてもいまひとつ、、、、、。
キャストはいいんだけど、ね。



ところで、原題"Lions for Lambs"の意味は、
第一次世界大戦で果敢に闘ったドイツ兵のことをライオンと呼び、
その反対に羊のようにおとなしく、
安全なところにいてただ指示を出す司令官の犠牲となったイギリス兵を羊と例えている

といういわれから来ているらしい。
この邦題はありふれててインパクトに欠けるなぁー。




 公式サイト
Lions for Lambs   2007年  アメリカ  92min
4月18日より公開中~





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2007 11/1 L.A.プレミアにて。




スーリちゃんはお留守番。


このショットたぶんゴシップでも載せたけどもう一回。


おともだちのベッカム様も応援にやってきた



同じくおともだちのウィル・スミスもやってきた



「トムちんさ~、あとで二人のサインもらってくんない?」
「おやすい御用っすよ ハハハ」


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そんなトムちんの次回作は前にも載せたけど『ワルキューレ(Valkyrie)』
は全米公開日が当初の予定6月27日から アカデミー賞を視野に入れて10月に延期。
その後また何かのトラブルで現在公開日は未定で宙に浮いたままなんだとか。大丈夫か??
監督はブライアン・シンガー。

アイパッチ姿が凛々しいトムちん。
1944年7月20日事件、あのヒトラー暗殺未遂事件を描く映画で、トムはヒトラー暗殺を計画したナチのシュタウフェンベルク大佐を演じる。


ほかにもベン・スティラー監督のコメディにもカメオで出たりとお堅い約ばかりでなく今後も楽しませてくれそう♪




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