え~?リチャード・ギアがボブ・ディラン
なんて最初聞いた時はびっくりしたけれど、
よくよく聞くと、クリスチャン・ベールやヒース・レジャー、ベン・ウィショーはいいとして
黒人の子供 果ては女まで(ケイト・ブラシェット)いるよ
ぼくたちみんな、ボブ・ディラン
いまだ年間100本以上の"ネバー・エンディング・ツアー"を続ける現役の66歳(
来月で67!)のトップミュージシャンである一方、
10年間ノーベル文学賞の候補に挙がっている詩人という
“生ける伝説”ボブ・ディランという存命の人物を、それぞれ違う年齢、6つの顔を
6人のキャストで描くという斬新なアイディアのもと生まれた本作
ボブ・ディランについて知りたい人はこちら
現在一部で公開中の『ファクトリー・ガール』では、ヘイデン・クリステンセンが分かりやすいボブ・ディランに扮してたけど。
2007年でデビュ-45周年を迎えたということで
今年は初日公演から30周年ということにあわせてベストアルバムが出たり、写真展を開催したりと再ブームの兆し?
もともとボブ・ディランという人間を知ってるわけじゃないけど
様々な映画のサントラに曲が入ってることで、昔からずーっと聴いてて好きなアーティスト。
彼については何も語れないけどただ、彼の音楽が好き。
それとこの6人のキャストが演じるという変わったアイディアが楽しみで早速観てきた
これ、
ボブ・ディラン、まだ生きてるし(笑)
彼の人生を知る手がかりとなる映画というものではない。
バラバラのパズルのピースを繋げたみたいに、それぞれが、様々なボブ・ディランの顔を演じてる。
ストーリーというものがたいしてあるわけじゃなく、そうやってボブ・ディランという
ひとりの人物像とその時代背景、出来事など織り交ぜながら
ひとつの映画として見せてるちょっとアート作品みたいな感じ。
ボブ・ディランに興味ない人には普通につまらないだろうし、
ボブ・ディランをしらなくても興味をそそる人生の映画というわけでもない。
ただ、キャストで好きな人が出てるからという理由で観るのももちろんアリだし、
とくにケイト・ブランシェットのなりきりぶりはスゴイ!
やっぱりひとりだけアカデミー賞にノミネートされただけのことはあるな
と(笑)実感。
同じく6人で演じたのにケイトだけだよ~
やっぱりケイト・ブランシェットのシーンがいちばん長くて、
わたしにもいちばん楽しめた部分。歌もちゃんと自分で歌って披露してます
見た目もいちばん似ている!
フォークと決別したということで、ファンから避難を浴びたり
ちょうどビートルズとも交流が深まっていた時をケイトが演じてて
ちょろっと出てくるビートルズとのシーンが面白かった。
黒人の男の子マーカス・カール・フランクリンも良かった!
自らの音楽ルーツを探る放浪者といった役どころ。
(とうていボブ・ディランのイメージはないんだけど、、、)
クリスチャン・ベールはプロテストフォークを歌っていたころの革命家ディラン。
出演時間も少なめでちょっと印象薄いかな。
『パフューム』主演でやたら鼻の利く男を演じ注目された、ベン・ウィショーは
タバコ片手にホワイトスクリーン前で語るシーンのみ。
リチャード・ギアはもう、よれよれのじいさんになっているディラン。
リチャードギアのシーンは余計な気もしたけど、、、。
アウトロー。ビリーザキッド(もちろんボブディラン) アメリカの象徴としてのディラン。
そして、今は亡きヒース・レジャーのお姿。
ヒースが演じたのは 映画スターとしてちょこちょこ出演してスターの道を
歩きはじめたころで偽りの結婚生活を送るスター(もちろんボブ・ディラン)
フランス人の妻はシャルロット・ゲンズブールが演じる。
ヒースが一番オイシイ役?
でもね、ぜんぜんボブディランぽくないというか、ヒースそのまんまなのが笑える。
せめてヘアスタイル、爆発頭にすれば良かったのに(笑)
良くは知らないので、映画の中で起こってたこと あとでウィキペディアで調べてみたら
ちゃんと事実に基づいた出来事がちりばめられてた(あたりまえか?)
例えば上のヒースのこのシーンもこのアルバムジャケットに似せてるし。
余談だけど、このシーンって『バニラスカイ』でも
トムとペネロペがマネしてるシーンあったっけ。(画像はあえて控えておきます)
監督は、『ベルベット・ゴールドマイン』『エデンより彼方に』のトッド・ヘインズ。
6/10(細かく言えば5.5)
ボブディランの曲が数曲かかっていたし、
モノクロを時々合わせたり早送りしてたり?随所映像が良かった。
ディランの音楽が好き。ということだけでもぎりぎり満足のレベル。
あちらでは評価高かったようだけど、日本ではあまりウケないかも、、、。
内容的にはとても魅入るような面白い話ではないし。
それでもキャストで楽しめたので(とくにケイトのシーン)オマケして6ということで
あ、ただ 終りか~って思ってから何度もまだ続く?ってなるほど
長い。136分は長過ぎ~
ボブ・ディラン出演映画
1965年5月のイギリス・ツアーを追ったドキュメント
『ドント・ルック・バック』(67/監督:D・A・ペネベイカー)、
1966年5月のヨーロッパ・ツアーのドキュメント
『イート・ザ・ドキュメント』(71/ディラン自身が監督)、
1971年の『バングラデシュのコンサート』(監督:ソウル・スウィマー)、
初の劇映画出演となったサム・ペキンパー監督の
『ビリー・ザ・キッド/21歳の生涯』
(73/ディランは少年の役で出演し、音楽も担当した)、
1975年秋のローリング・サンダー・レヴューで
ツアーと同時に製作された4時間の長編映画
『レナルド&クララ』(ディラン自身が監督)、
1978年の『ラスト・ワルツ』(監督:マーティン・スコセッシ)、
劇映画初主演を飾った『ハーツ・オブ・ファイアー』
(未/87/監督:リチャード・マーカンド)
『ボブ・ディランの頭のなかマスクド・アンド・アノニマス』
ちなみに、ボブ・ディランはこの映画を観てどう思ってるのかと思ったら、、、、
公認らしい
サントラは、ソニックユースやジャックジョンソンなど、人気ミュージシャンが
33曲ものディランの名曲をカバー
そして、この映画のタイトルにもなった幻の未発表曲『アイム・ノット・ゼア』も収録した豪華2枚組。
気にナル。
公式サイト
I'M NOT THERE 2007年 アメリカ 136min
4月26日より公開中~
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2007 11/13 プレミア
ケイト・ブランシェットは参加せず。
ギア様
ヒース・レジャー
監督と。 本当、惜しい人を亡くしました。
ヒースの作品(新作)はまだこれから公開!(バットマンビギニング続編とか♪)
作品選びの基準がよくわからないジュリアン・ムーア。この作品にもも出てた。
ヒースが出演してるから来たのかな?
アン・リー監督。
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