ジョン・キューザック出演映画にハズレなし


とこれまでずっと思ってたんだけど、 今回も。 例に漏れず。
面白いっていうんじゃなく、ちょっと心にしみるような作品。
わたしはアメリカで高評価されてるほど 良かった!って感じたわけでもないんだけど

この作品、なぜに興味惹かれたかというと
いつも興味深い作品を上映する、注目の
2007年のサンダンス映画祭で観客賞と脚本賞受賞

あとで差し変わったという音楽は、クリント・イーストウッドが担当。

どうっていうことはない?ピアノのポロンっという優しい旋律だったけど
映画にはあってました~。ゴールデン・グローブ賞で音楽賞/主題歌賞ノミネート。
テーマは、"愛する人を戦争で失う"という普遍的なもの。
ただ、この映画の切り口はちょっと違う。
戦争によって、父親ではなく、母親を失った家族を描いてる。
アメリカ兵として戦場に赴いたのは、男性ばかりじゃなく女性もいたんだよね、、、。
事実、アメリカ現兵士の13.4%が女性で、そのうちの40%に子供がいるんだって。
知らなかった。。。
脚本は、初メガホンのジェームズ・C・ストラウスが自ら執筆。初めからジョン・キューザックを想定して書かれたらしい。


12歳と8歳の娘にそのことを告げられない彼は、2人をフロリダの遊園地に連れて行くことに...。







わたしはせっかちなので、なかなか進まないのんびり~して展開があまりなかったり淡々とした映画だと
ちょっとじれったく感じてしまうことがある。
この作品では、"母親の死のことを、なかなか言い出せない父親"そして
それを知るまでの道のりを、3日間という期間、家族3人の車での旅という形で描いてる。
いつ言うのかな、、、、早く言ってあげて!なんてやきもきしながら?観てたんだけど、
その瞬間はじっくりゆっくり訪れる。

まだ12歳と8歳というこどもたち。
まだまだ母親に頼りたい年頃に、戦争によって母親を失う。
父親の悲しみもいかばかりか、なんだけどそれをどう伝えるかに悩む、、、
難しいことだと思う。
その過程をただただ、じっくり描いた作品なので 途中母親の家に寄るとたまたま
仕事をしていない弟がいて 普段疎遠だった関係の兄弟の絆、みたいなシーンも描かれたり。
良かったのは、下の子と戦場にいる母親が、同じある時刻になると
アラームが鳴ってお互いのことを想う。
ということを毎日やっていたこと。
これはあとの伏線にもなってるのだけど、じんとくるエピソードだった。
一緒に観た友達はラストちょこっと泣いてました

残念だったのは、その母親が写真でのみちょっと出て来ただけだったこと。
それまでの家族との思い出、娘たちとのやりとりなんかが一切ないために
心に深く染みるとか、涙が出るほどには至らなかった。
泣ければいいというものではないけど、ちょっと伝わるものが弱かったなぁ。
それと、退屈したわけじゃないけどのんびりした作品なので、 85分の作品のわりにはもっと長く感じた。
あんまり好きなタイプではなかたのと、映画として楽しめたというほどではなかったので




Grace Is Gone 2007年 アメリカ 85min
4月26日より、公開中~
これ原題は『Grace Is Gone』
そう、母親の名前がグレースなんだけど このタイトルってどうなの~?!
あまりにもストレート、、、。
邦題もあまりいいと思えないんだけどね、、、、
友達と邦題考えてみたけどろくなのが浮かびませんでした(笑)
26日はGW映画の公開が一気に始まったため、この映画狭い劇場なのに初日ガラガラ~

ダイジョウブか?!
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2007 11/28 L.A.プレミアにて。


無邪気な妹と神経質な姉、なかなか頑張ってました

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ジョン・キューザックの次回作 『1408』

去年の夏アメリカで公開されてから、ずーっと公開を待ってるんだけど
日本では今年の下半期公開らしい


怖そうで面白そう!! サミュエルLジャクソン共演のサスペンスホラー



タノシミ















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