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第二回 下北沢映画祭結果発表☆「くらげくん」快挙W受賞!& シアターキノ特集上映終了

2010-09-07 12:40:40 | 片岡翔 映画,小説,TVドラマ関連告知
9月に入っても暑い5日、日曜日の午後、第二回下北沢映画祭のコンペティション部門が上映され 
「くらげくん」も入選してましたので行って参りました

ツイッターで知り合った方や、Nekomeを応援してくれてるblog仲間のKLYさん
ほか沢山の方に来て頂きました

審査員に「ぐるりのこと」の橋口亮輔監督、
アニメーション「イヴの時間」の吉浦康裕監督、
下北沢トリウッドの大槻貴宏さん、
映画評論家の轟夕起夫さん。
上映後すぐに4名による審査を待ち、30分後に受賞式が行われました
わたしは一旦上映後そこで仕事に戻ったので発表の瞬間いられなかったのが悔しいけど、
おかげさまで、「くらげくん」グランプリと観客賞のダブル受賞頂きました 
これで「くらげくん」は7冠ということで本当に応援して下さっている皆様、
気に入って評価して下さった方々に感謝です


「既成概念にとらわれない」をキーワードに実写・アニメ・CGなどジャンルにとらわれずに
集まった250以上の作品の中から厳選された11作品を上映。
ということで、本当に個性的で面白い作品が多かったので簡単な感想付きで
受賞結果とノミネート作品のご紹介を。

グランプリ

「くらげくん」監督:片岡翔  2009年/14分0秒

最初観たときより数回観た今の方が格段つたわってくるものがあるな。
(最初から伝わるひとには伝わっているので、わたしは鈍いかな)
音楽、映像と子役達の間、何げないセリフと表情。
なんだか切なくなる感情。
これは翔が、今だから撮れた、そんな風に思える。
虎太郎も、くらげくんも本当に素直なこどもらしい表情がおさめられてる。
様々なジャンルに挑む、片岡翔の代表作となるであろう作品なので
是非多くの人に観て欲しいです。




凖グランプリ
受賞作品は2作。

「最低」 監督:今泉力哉  2009年/30分0秒

いくつかの映画祭でも受賞し、話題の作品だったので楽しみにしてた1本。
これ、なにしろ主演の芹沢興人さんの顔のインパクトが大!
この方は別のノミネート作品でも主演で全く逆のキャラを演じてました。
あるカップル。その彼女を好きなストーカーの男、彼女の妹と別の女と三股する浮気男、彼氏がいながら姉の男と浮気する妹。
誰が「最低」なのか、ユーモアを交えてながらぐいぐい惹き込む。
面白かった。わたしは妹が二人いてお互いの恋愛話をよくするし、裏切ることは
ありえないほどなので、
余計にこの妹が憎く、ありえないほど「最低」!と感情移入しちゃった。
この浮気男に比べたら、まっすぐな愛をもって告白までしにいくストーカークンの方が
よっぽど正常に見えるのが不思議であり滑稽でもある。


もう1本、凖グランプリ

「くちゃお」  監督:奥田昌輝   2010年/3分50秒

ガムを噛む事が生きがいでいつもくちゃくちゃしてるくちゃお。
小学校ではキラワレもの。
風船ガムからイマジネーションでテンポ良く展開するアニメーション。
完成度が高くて、プロの作品といってもおかしくない。
沖縄民謡?調のラップがまたオモシロリズムな作品。


観客賞

「くらげくん」監督:片岡翔  2009年/14分0秒


以下、上映順にノミネート作品。


パンティの話

監督:三代川タツ   2009年/20分0秒

こちらは「最低」で浮気男を演じた芹沢興人さんが
全くモテないビデオレンタル店の店長役。キャラが面白い。
面接に来た女の子と偶然恋に落ちる。
誰も祝ってくれない誕生日に来てくれた唯一の後輩が道端で拾ったセクシーなパンティが縁になるとは。人生わからないもの。(笑)
芹沢興人さんにあとでお会いして
「最低」のキャラとどちらが好きかと聞いたら悩んだ果て「どっちもキライですね」(笑)
どっちかだと片方のまんまのイメージ持たれちゃうから両方やれて良かったとも。



化け狩り

監督:小川和也  2005年/19分22秒

凄い独特な作品。ホラーでコメディなんだけどちょっと人を選ぶかな。
わたしはこういう変わった作風嫌いじゃないけど、ホラーがニガテな人は全くダメかもしれない。
異常な行動、映像がわけ分からん的怖さを煽る。
演劇界で知らない人はいないという赤澤ムック氏も出演。





監督:岩井澤健治   2010年/9分00秒

大橋裕之の漫画を原作を元に短編映像化。
コレ、好き。個性的な絵が特徴的で、ゆるい会話とぼけた笑いがツボ。
山に籠もることにした山口センパイ。
すべてが最後の儀式、それに付き合う後輩。
最後のキャッチボール、最後のコーラ...
調べたら、これまでの作品は
「イカ天2008」BEST PV賞ノミネートほか数々の映画祭で上映&ノミニーされてる。
他の作品も今度ぜひ観てみたい♪


収集家の散歩

監督:大見明子  2010年/6分13秒

アート的な作品。
何気ない日常の中で私たちが目にしているものは、どのように記憶の中に集められていくのか。
散歩する目線を通し、クレイアニメと実写の融合で見せる。



河童の腕

監督:平野遼  2009年/5分42秒

映像と河童のキャラとアニメが不思議でカワイイ。こちらも個性的な作品。
腕がもげちゃった河童。それを持っていくともだち。。。。
この方のHPでも作品観れるみたいなので気になる方は。
監督は相当、河童好きらしく、舞台挨拶では緊張しながらそれをつぶやいてました(笑)



幽霊さん

監督:管公平 2010年/9分46秒

格安物件に越してきた女。そこにはゴツい男の幽霊が!
詰め寄るとしらをきる不動産屋社長。
幽霊が呟いた名前はなんとその不動産屋の男の名前。
監督自身の実体験を元にした心霊コメディ。
随所笑えた~。意外となかったこういうシチュエーション、
短編ならではの面白さがある作品。



中学星chu-gakusei(完全版)

監督:清水誠一郎  2010年/13分8秒

「中学星」。全人民人が全身タイツの中学生のモノクロ惑星。
一番笑いをとってたのでこちらが観客賞かなと思ってました、
このままシリーズ化してDVDもうあるんじゃ?ってくらい完成度高く、
好きな人好きだろうなーな1本。
こういう一発ネタはハマるかにかかってるけど、わたしはそんなに笑えなかった。
完全版だから終わったと思ったらさらにしつこくあったのかな?
あれで終わってたらちょうど良かったかも。
3,2,1 チーンで次々発射されるネタ、 アイディア作品として秀逸でした~。


Miuro(ミューロ)

監督:松下エリカ  2009年/21分0秒

アートのように美しい不思議な作品。
狸に騙されたのか、ここはどこ?いまみてるものはなに?
どこか異空間に誘われるような、、、、
監督はぜったいに女性だろうと思わせる、繊細で美しさにもこだわったと見受けられる作品。
それゆえ、21分というのは長さを感じちょっと退屈だったかな。


以上、全11作品。どれも個性的で800円でまとめて観られるなんて贅沢な映画祭でした
来年もぜひ行きたい♪

受賞後、橋口監督、翔、4年生のくらげくん(郡司大輝くん)とその妹ちゃん

地域に根付いた、というのを意識されてるだけあって
終了後の打上げには、映画祭スタッフの皆さんや審査員の監督さんたちと一緒に
誰でも参加出来る形。

軽く立食で飲み物とお菓子をいただき乾杯のあと 野菜barだったかな?
へ移動。
わたしたちも、翔たちNekomeスタッフたちとともに飲み会参加で終電ギリギリまで楽しんじゃいました☆
せっかく橋口監督を紹介してもらってお話したのに、
「ぐるりのこと」未見で感想お話出来なかったのが残念近いうちに観なくちゃ!
それにしても暑い熱い夜でした!

映画祭関係者の皆様、審査員の方々、それぞれの作品に携わった皆様お疲れさまでした!
そして足を運んで下さった皆様、今後も宜しくお願いします

都内での「くらげくん」上映はこの映画祭で終わり(あとは地方)のはずだったけど、
西東京市民映画祭 10月3日 決定!

それと去年もあったので、もしかしたら受賞作品の上映が下北沢トリウッドであるかも、、、?
決まったらまた告知します☆


そして、 先日4日と5日に札幌シアターキノさんで上映した
片岡翔短編映画集 Nekome Cinema Circus


なんと二日間とも満員御礼
多くの皆さまに足を運んでもらったようで本当にありがとうございました!

札幌に住むblogお友達の りらさんが、早速レポ書いて下さいました。
ありがとうございました!

暑い&お忙しい中、駆けつけてくれた札幌在住の知人、友人たちにも感謝です



今後の予定
第14回水戸短編映像祭 9月20日 「Mr.バブルガム」
新潟・長岡アジア映画祭 9月10日 「くらげくん」
ふかや映画祭   「くらげくん」
仙台短編映画祭  9月19日 「くらげくん」
西東京市民映画祭 10月3日 「くらげくん」
ぴあフィルムフェスティバル
10月23日~29日 京都
11月4日~7日   福岡
11月5日~7日   神戸
11月25日~28日  愛知 他、仙台など順次全国で「くらげくん」上映。
札幌国際映画祭 10月8日、11日 「ゲルニカ」(新作初上映)ほか。

最新作 ゲルニカ予告篇

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