パン・ホーチョン監督がメガホンを取った残酷描写の数々で見せる、
実際にあった残虐な殺人事件を基にした香港発バイオレンスムービー。
あれ?わたしこれ今月の1番観たい映画にしてたんだった
あまりに凄いとか宣伝聞いてたから期待しすぎたかも。
ホラーかと思ったら、バイオレンス映画だね。
オープニングから、いきなり素早い殺しの慣れた手さばき。
これは犯人探しの話しではない、犯人はすぐに明かされる。
容赦ない殺人者は「エグザイル/絆」に出演した、ジョシー・ホー。
普段は仕事二つをかけもちする普通のOLなんだけど…。
夜になったら、または休みの日には必殺人殺し人!
しかも隠し持った凶器はハンマーと引越の時のヒモ。あれ意外と便利だね☆
香港の象徴的な景観として知られる美しいビクトリア・ハーバーが見える湾岸エリアにある高級高層マンション「ビクトリアNo.1」。
ある晩何者かが管理人 室に忍び込み、居眠り中の警備員を絞殺する。
ほどなくマンションの住民に対しても血の惨劇が繰り返されるが、
その犯人の正体は金融機関に勤める普通の OL、チェンだった。
5/10(58点)
ネタバレあり
グロい、エグい目からナイフ、口から板、内臓はえぐられ中から腸が出て来ても息がある男、
妊婦は容赦なく絞殺された上、掃除機で真空パックされ、3Pしようとしてた男はSex中に入って来られアソコ切られ、
背中からめった刺し、父親は見殺しにして保険金もらうわでこの女、やりたい邦題
アキレス腱切られるくらいなんてことない逞しさ。
小さい頃から家の立ち退きで近所の好きな男の子と離ればなれにされたり、
母親にいい家に住ませられなかったりと家には人一倍執着心があったチェン。
コツコツ貯金を貯めるが、なかなか憧れのマンションは手が届かない。
だからって、何の恨みもない人々を次々とめった斬り
最初は何かの関係での復讐劇かと思って観てたらどうにもおかしい。
その欲しいマンションの住人を襲ってそのマンションの評判を下げ、値段も下げてもらうという理由での犯行だった。
なんだ、そーゆーこと
実話だって言うのだから怖い。
でもこんな人に感情移入出来ないよね。
どんな理由あったにせよ、残虐大量殺人犯に感情移入しろという方が無理だし別にしなくてもいいんだけど(笑)
つまらなくはなかったけど、途中何度も過去にかえって当時の映像が入ったり、テンポがよくなくダラダラしてる感じ。
長く感じるし、殺人犯のヒロインにがあまり魅力ない。
不倫してる男の扱いも中途半端。
殺しの手口は普通のOLにしては肝が座りすぎてるし、慣れたもの。
しかし、オーシャンビューの高級マンションを手に入れたいという一心だけで
人はこんなに見ず知らない人を大量殺人出来ちゃうのか?(実話らしいけど)
脚本にもうひと捻り欲しかったなー。
ただだんだんとその殺人動機が明らかになり、
いざ入居してみたら意外に使えない部屋だったり、 その後リーマンショックで価格が暴落というオチ。
スプラッターとか、中身のないただのゴアな殺しの映画ってだけなのはわたしは面白さ感じないんだよね、、、
途中もうちょっと面白くみせてくれなくちゃ。
ってことで、残虐描写はなかなか凄かったけど、それだけでした~
少しコミカルな部分もあるんだけど、笑うに笑えないというか、いや笑えないでしょ!
もっとブラックコメディみたいに徹してれば良かったのかもだケド。
この手の女性が活躍するスプラッターが好きな方は、ぜひ。男女とも水曜日は千円☆
DREAM HOME 2010年 香港 96min
5月28日より、公開中~