「チェイサー」でデビューのナ・ホンジン監督とハ・ジョンウ、キム・ユンソクが再びタッグを組んだクライムサスペンス。
って事で、「チェイサー」が面白かったので初日鑑賞、2012年の初劇場映画
罠にはめられ追われる身となった男が、闇に潜む真実を暴き出していく姿を
バイオレンスたっぷりに、惨忍に描く。
本作もまた、ネタ切れのハリウッドでリメイクするということらしいけど
そんな期待したような面白さがなかったな。
というか、「チェイサー」も当時、レオがリメイク権獲得とか言ってたけどどうなったんだ?
タイトルが出て来て、1 タクシー運転手 2 殺人者 3 朝鮮族 4 黄海
という4つの構成にわかれてるんだけど、そんな分ける必要ないし余計長く感じる逆効果なような。
前半なかなか話が進まないから眠くなるし(でも年明けの1本目から寝たくないし睡魔と格闘)
展開にさほど惹き込まれる部分がわたしにはなかった。
長いな~って思いながら観てたら、なんど2時間20分もあった
本国、韓国では156分もあったとか!外国版(日本/アメリカ)でカットしたのかな?
主演はこの監督のデビュー作「チェイサー」で犯人だった、ハ・ジョンウ。
ぜんぜん気付かなかったな~。
「チェイサー」では元刑事で追う方だったキム・ユンソクは裏社会のボス。
愛人ありのバス会社社長テウォンに、チョ・ソンハ。
他に、「息もできない」にも出てたチョン・マンシク。
食べてるのは犬の肉らしいー
ストーリーは、中国・延辺朝鮮族自治州でタクシー運転手を営むグナムは、借金返済のために賭博に手を出すが、失敗し
殺人請負人のミョンに韓国へ行ってある人物を殺せば借金を帳消しにすると言われる。
韓国へ出稼ぎにいったまま音信の途絶えた妻に会いたいという思いでミョンの提案を受諾。
黄海を渡り韓国へたどり着くが、そこで罠にはめられ、警察や黒幕すべてから追われる身となってしまう。
そして更に闇へと続く、真実を知る。
5/10(57点)
新年そうそうパッとしない点数になっちゃった
冒頭、主演のグナムのナレーションで、「11歳の時に狂犬病が流行り、飼ってた犬もかかって
どんどん人や動物がかみ殺されて、皆は始末しろと言うがどこかに逃げて
それからしばらくして自分の目の前に現れて、痩せ細り黒い目は死んでて
自分を見つめながら黙って死んで行ったというんだけど そこが一番興味深く、
どう話が繋がるのかなと思ったんだけど、、、、
感想は上にも書いた通りでテンポがよくない上に長過ぎるので
追っ手から逃げてる間に途中からどうでも良くなっちゃった。
殺人をしようとしたらもう既に殺されてて、殺した現場に立ち会った時に
ちょうど真犯人が誤って死に、その現場を奥さんに見られて犯人にされて逃げるハメにー。
ラストの意外な展開に驚くとあるけど、一筋縄でいかない脚本であればどういう展開になるか
だいたいの想像は付いてしまうからそうすると面白さも半減するような。
それと、後半はただただ殴る蹴る、刺す刺す!!のくり返しというか
残虐シーンは平気だけどあまりにもその凄まじい光景が、1 vs 1ではなく大勢の中でのアクション
となっていくので緊張感に欠けるし観づらかった。
あとちょい役で出て来る人がちょっとづつ絡むのが多すぎかな。
頭ざっくりてっぺんから斧ささるとか、血みどろとかエグいけど、
エグさのレベルで言ったら「悪魔を見た」とか「チェイサー」の方が上。
惹き付けられる映像とストーリー、どっちをとってもわたしは「チェイサー」の方が格段に上でした~
カーチェーイスとか、強烈なバイオレンスが好きな方向け。
黄海 황해 韓国 2010年 140min R15+
1月7日より公開中~
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