夏にヴェネチア映画祭、秋にトロント映画祭で上映して楽しみにしてました~
ジョージ・クルーニー監督第4作、製作、脚本、レオナルド・ディカプリオ製作総指揮
2004年、民主党大統領予備選でハワード・ディーン候補の選挙スタッフを務めたボー・ウィリモンの戯曲
「ファラガット・ノース」を題材にした政治ドラマ。
完成披露試写にて鑑賞。
原作を手がけたウィリモンは、選挙キャンペーンを通じて出会った人々をモデルにした架空の人物
といいながら、「選挙の過程で行われる法律違反や不正行為、裏取引、そして権力闘争など映画にも部分的に反映されている出来事は、すべて実際に起きたこと」と語っている通り
騙し合いの選挙選での欲望と裏がシリアスすぎず、
かといって適度なリアリティも感じさせ映画ならではの面白さをもって描かれている。
本来は原作と同じタイトルになるところが、
原題は、ガイウス・ユリウス・カエサルが暗殺された紀元前44年3月15日を意味する。
ジョージの案で「The Ides of March」になった。
今年は、去年の「ラブ・アゲイン」「ブルー・バレンタイン」
に続き、
新年早々から春までに3本公開!かるーいライアン・ゴズリング祭り
大統領選挙キャンペーンチームで戦略担当を務めるスティーヴン。
はじめは製作総指揮のレオになる予定だったらしいけど変更。
抑えめの演技が効くゴズリングで正解!政界に振り回される男で主演は完全に彼。
民主党大統領候補のマイク・モリス知事に、ジョージ・クルーニー。
自分は脇にまわって出番は以外と少し。そのかわり監督と演出の力量しっかり発揮。
選挙キャンペーンのインターンとして働く女性に、エヴァン・レイチェルウッド。
とても二十歳にはみえません
ニューヨークタイムズの記者、アイダにマリサ・トメイ。
いつもエロ担当だけど今回はそーゆーのはなし☆
同じ選挙陣営でスティーヴンの先輩でモリスの選挙マネージャー、
ポール・ザーラにフィリップ・シーモアホフマン。
対抗の選挙マネジャー、トム・ダフィにポール・ジアマッティ。
それと、ジェフリー・ライト。
スティーブンは、民主党予備選に出馬したマイク・モリス知事のもと、将来を約束された有能な広報官だった。しかし、選挙戦の“スーパー・チューズデー”(決戦の火曜日)を 1週間後に控えたある夜、
ライバル陣営から極秘面会を持ちかけられたことをきっかけに、壮絶な駆け引きに巻き込まれていく。
7/10(73点)
信頼がなにをおいても一番の通過。騙され、騙しあい。損得をかけたかけひき。
政界では誰も信用出来ないのか。
決戦のキーポイントとなるオハイオ州予備選討論会の後、ライバル陣営から密会の依頼を受ける。
その後、インターンの女性と仲良くなった彼は、選挙戦を揺るがす重大な秘密を知ってしまう。
面白かった~
お堅い社会派な政治ドラマにならずにエンタメ的な要素をもって面白くみせる。
時間も2時間なく、ちょうどいい長さ。
ライアンを主演にしたことで既に成功と言っていいほど、彼に委ねられてる部分が大きい。
余韻を残し重要な表情をもって締めるラストカットが印象的。
監督したジョージは、大統領候補の表向きのいい人とは違う側面をみせ、脅されながらもトップを狙う道を選ぶ男を
クールに演じ、信頼を崩され行き場のない境遇にハメられるフィリップシーモアもさすが名役者。またいい。
二人の女性の存在もぴたりとキリリと活かされてるし
キャストの持ち味が存分にいきてるのと、過剰すぎない演出がお見事。
ポール・ジアマッティの敵陣営の嫌なヤツっぷりもハマってる!
エヴァン・レイチェルウッドがそうまでして守りたかったものとは?
そんなにもスティーブンを愛してたか。それでも彼女は3人の男と関係を持って、、、、
彼女の気持ちや目的が曖昧でつかめなかったけど
アメリカの選挙の裏に潜む陰謀、策略、かけひきがかいま見れて面白い。
政治に興味がなくても、詳しくなくても映画として楽しめる作品でオススメ
しかしライアンてば、黒革の手袋がこんな似合う人はじめてみた~
ってくらいステキ いいネ♡オトナの男の黒革!(笑)
3月公開の「ドライブ」、「幸せの行方」(←レイトのみで公開中)も楽しみ
THE IDES OF MARCH 2011年 アメリカ 101min
3月31日より、ロードショー
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