たまに騙される
「タランティーノ、絶賛」の文字。
原作はクエンティン・タランティーノも絶賛した、エドワード・バンカーの同名小説(ハヤカワ文庫NV)。
この映画に至っては、ホントかよー!って突っ込みたくなること必至。
というか、今気づいたんだけど
タラが絶賛したのはあくまで原作本の方で、この映画ではないんじゃないの??
きー騙されたー!
エドワード・バンカーの同名犯罪小説を「ラスト・リベンジ」に続いて
ポール・シュレイダー監督、ニコ&デフォーさんで映画化したバイオレンスサスペンス。
ニコとデフォーといえば、リンチ(デヴィッドリンチ)の「ワイルドアットハート」以来でしょ
ニコの映画は近年つまらない(ツマラなそー)なのが多く劇場で観るのはパスしてたから久しぶり。
ニコとデフォー氏となれば見逃せない上に、タラ絶賛ってことでわたし得だったので早速観に行ったのだ、、、、
なんだこれ。ツマラん
間違いなく今年のワースト入り決定。とりあえず今年の劇場映画の中では一番つまらない
撮影、音楽はいかにもタラ好みで
タラの「キルビルNo1」の日本人バンド ザ・5,6,7,8’sの「ウー・フー」かな?の別アレンジの曲使ったり。
映像は面白かったけど、中身(脚本)が全く面白くない!
監督は「アメリカン・ジゴロ」のポール・シュレイダー。
「タクシードライバー」「レイジング・ブル」の名脚本家としても知られるシュレイダー、
「ラスト・リベンジ」に続き、ニコとは2度目のコラボの本作では、
監督自身も割と重要なギャングのボスで登場。いやー、頼みますよ。
真っピンクのレトロ可愛い部屋でのデフォーさんがなにやら様子がおかしいとこからのオープニングは面白い。
すぐキレる、ダメ男キャラマッドドックのウィレム・デフォー。
金払ってアレしてもらうも全然ダメ。
出所したばかりのニコ演じるトロイ。
仲間と共に新たな仕事に取りかかるや、予想外の事態に直面してどんどん変な方向へ泥沼化。
もう一人のお仲間、巨漢のディーゼルには、TV「ウォーキング・デッド」(シーズン5)のクリストファー・マシュー・クック。
え?ウォーキングデッド大ファンだけどこんな人出てたっけ??と調べたら1回だけのゲスト出演だって。
←これか〜。
ムショで知り合った3人が、シャバに出ても悪巧み!
無事に更生できるのか
と云う話ではもちろんありません
2/10(25点)
ネタバレあり
つまらないので感想、サクっと。
せっかくニコとデフォー再共演なんだけどー
一番キレてて唯一面白いキャラだったデフォーさんがまさかの仲間に殺られ途中で死んじゃって
余計に全くつまんなくなった。
デフォーさんのインタビューで
「ポール(監督)は非常に思慮深い人間で、今回も作品に取り掛かる前に「僕たちの最大の義務はつまらないものは作らないこと、つまらない瞬間を一つも作らないことだ。とにかくエンタテインメントな作品を作りたい。みんなが楽しんで観られるものを作りたい」と言っていた。
と言ってるんだけど、いやあ十分つまらなかったわ。(つまらないしか言えない)
仲間二人は死に、トロイは結局警察に捕まって、ムショに戻ることになるいう
意外でもなんでもないオチ。
うーん。
長年の刑務所勤めを終え、シャバに出てきたトロイは、ムショ仲間だったコカイン中毒のマッド・ドッグ、巨漢の取り立て屋ディーゼルと再会。お先真っ暗な人生とサヨナラしたい3人は、イカれた地元ギャングの首領から、ある仕事の依頼を受ける。それは借金を返済しない男の赤ん坊を誘拐すること。一見、簡単に見えた報酬75万ドルの大仕事だったが、事態は最悪な展開を招き、3人は追われる身となってしまう。
DOG EAT DOG アメリカ 2016年 93min
6月17日より、公開中〜