竹内美宥さんの即興曲があまりにもかわいいので、曲っぽくしてみた
2009年から2011年ぐらいまでが、おそらくAKBの最盛期なのだろうと勝手に思っておりますが、
後追い資料で見ている私から見ても、最もAKBらしさが現れている最高のイベントの一つがAX2009だったのではないかと思います。
前年チームB初のオリジナル公演「パジャマドライブ」により、ファンにも一人前のチームと認知され、盛り上がっていた時のAX2009。
「大声ダイヤモンド」など、メジャーでのヒット曲がひしめく中(さすがにヘビロテ前夜)、チームBの公演曲「初日」がファン投票1位になるという、おそらく今後二度とないと思われるサプライズで幕を閉じました。
世間一般とは一線を画した、おたくでローカルな盛り上がりによって、(ほぼ)メジャーなイベントを制してしまう。まさにおたくたちの夢を実現してしまった瞬間でした。
この後、AKBはメガヒット連発で、おたくをはるかに上回る一般ファンができてしまい、そういう独特のアクションはしにくくなってきたのですが(孤独なランナー、くるくるぱーなど、今も息づいてはおりますが)、AKBの魅力は、どこまで行ってもそういうおたく文化をどこかに残しているところなのだろうと思います。
さてこのAX2009。「てもでもの涙」は3位にランクインし、いまだに破られていない、公演のユニット曲という、全く一部の人しか知らないはずの曲がベスト3に入るという快挙まで成し遂げました。
そんな超注目の舞台で起こるみかちぃコール。いすに座って歌う姿。休養中であることが知れ渡ることとなり、またこの楽曲の世界観。
奇跡という言葉がふさわしい強烈な印象を全国に残すこととなりました。
「神曲」。あまり安易に使いたくない言葉ですが、この曲にはこの言葉がふさわしい。
みかちぃはこの曲だけではなく、いくつか歌っているのですが、特にこの曲がはまり役でした。
本人の思いはどうだったのかと、いまだに謎が多いのですが、本人の意思に関係なく、この曲の神格化はとどまるところを知らず、現在に至ります。
こんなことを言ってはなんですが、長いAKBの歴史の中で、メンバーも卒業生も多く、みかちぃの活躍時期も業績も、全体から見ればあまり目立つものではありません。
記憶から消えていっても不思議ではないキャリアです。
ところがこの一連の「てもでも」に関わったことで、彼女の名はほぼ永久にAKBに刻まれそうな状態となっております。
後追い資料で見ている私から見ても、最もAKBらしさが現れている最高のイベントの一つがAX2009だったのではないかと思います。
前年チームB初のオリジナル公演「パジャマドライブ」により、ファンにも一人前のチームと認知され、盛り上がっていた時のAX2009。
「大声ダイヤモンド」など、メジャーでのヒット曲がひしめく中(さすがにヘビロテ前夜)、チームBの公演曲「初日」がファン投票1位になるという、おそらく今後二度とないと思われるサプライズで幕を閉じました。
世間一般とは一線を画した、おたくでローカルな盛り上がりによって、(ほぼ)メジャーなイベントを制してしまう。まさにおたくたちの夢を実現してしまった瞬間でした。
この後、AKBはメガヒット連発で、おたくをはるかに上回る一般ファンができてしまい、そういう独特のアクションはしにくくなってきたのですが(孤独なランナー、くるくるぱーなど、今も息づいてはおりますが)、AKBの魅力は、どこまで行ってもそういうおたく文化をどこかに残しているところなのだろうと思います。
さてこのAX2009。「てもでもの涙」は3位にランクインし、いまだに破られていない、公演のユニット曲という、全く一部の人しか知らないはずの曲がベスト3に入るという快挙まで成し遂げました。
そんな超注目の舞台で起こるみかちぃコール。いすに座って歌う姿。休養中であることが知れ渡ることとなり、またこの楽曲の世界観。
奇跡という言葉がふさわしい強烈な印象を全国に残すこととなりました。
「神曲」。あまり安易に使いたくない言葉ですが、この曲にはこの言葉がふさわしい。
みかちぃはこの曲だけではなく、いくつか歌っているのですが、特にこの曲がはまり役でした。
本人の思いはどうだったのかと、いまだに謎が多いのですが、本人の意思に関係なく、この曲の神格化はとどまるところを知らず、現在に至ります。
こんなことを言ってはなんですが、長いAKBの歴史の中で、メンバーも卒業生も多く、みかちぃの活躍時期も業績も、全体から見ればあまり目立つものではありません。
記憶から消えていっても不思議ではないキャリアです。
ところがこの一連の「てもでも」に関わったことで、彼女の名はほぼ永久にAKBに刻まれそうな状態となっております。
「てもでもの涙」秋元康氏は歌い手のキャラクターを意識して詞を作ることがよくあります。
傲慢不遜な言い方で失礼ながら駄作もありますが、「てもでも」は、まごうことなき傑作です。
見事なほど、ゆきりん、みかちぃという二人が持つ雰囲気にマッチしていて、そして何より、声の質に合っています。
美香さんはAKB研究生(4期生)から、初めて正規メンバー(チームB)になったメンバーです。それだけ才能が買われていたということだと思われます。
一方迎える柏木さん(年甲斐もなく、ゆきりんと書いたほうがわかりやすいので以後ご勘弁)としては、後日談によると正直心中穏やかではなかったそうで
A,K,Bと3つのチームができてスタートしたチームB。これでひとまず軌道に乗ると思った矢先に4期生募集。「何のために?メンバー、もう揃っているんだよ」と思うのが当然でしょう。まあ、当時言われた言葉は「お前らの代わりならばいくらでもいるんだぞ」だったそうなので、まあ、震えもきたでしょう。
みかちぃはその4期研究生で最初の昇格者。チーム内でも、多少は微妙な心も動くでしょう。
また、前回私は「工藤静香をもしのぐ」と紹介しましたが、記録映像から見るに、「てもでも」歌い始めの時期はまだまだ荒削りで、音をはずすこともしばしば。だんだん上手になってきたのです。次第に歌に磨きがかかってきて、輝き始めます。
ところがこの公演(B3rd、2008年)始まってほどなくして、みかちぃはひざの、棚障害という症状に見舞われます。
脚のサポーター、公演の一部不参加、または欠席、などが続き、だんだんとファンにも病状が知られるところとなります。
そんなこんながいろいろと重なり、みかちぃというキャラクターには、どこか悲劇を背負った少女というイメージが漂うようになったのだと思われます。
「てもでもの涙」という曲が、またそれを強烈に助長していきました。
そして2009年1月、ついにみかちぃ休養宣言に至ります。ところが楽曲はすでに独り歩きを始めていて、
最も聴きたいと望まれているのに歌い手が病気で聴けない。何とかして聴きたい、と、思いもしないプレミアが付き始め、信じられないようなみかちぃ、てもでも待望論へと膨れ上がっていきます。折しもB3rd、「パジャマドライブ」公演は初めてのチームBオリジナル曲による公演だったこともあって注目度も高く、2009年1月、AKBにとって劇的な「AX2009」につながっていったのでした。
傲慢不遜な言い方で失礼ながら駄作もありますが、「てもでも」は、まごうことなき傑作です。
見事なほど、ゆきりん、みかちぃという二人が持つ雰囲気にマッチしていて、そして何より、声の質に合っています。
美香さんはAKB研究生(4期生)から、初めて正規メンバー(チームB)になったメンバーです。それだけ才能が買われていたということだと思われます。
一方迎える柏木さん(年甲斐もなく、ゆきりんと書いたほうがわかりやすいので以後ご勘弁)としては、後日談によると正直心中穏やかではなかったそうで
A,K,Bと3つのチームができてスタートしたチームB。これでひとまず軌道に乗ると思った矢先に4期生募集。「何のために?メンバー、もう揃っているんだよ」と思うのが当然でしょう。まあ、当時言われた言葉は「お前らの代わりならばいくらでもいるんだぞ」だったそうなので、まあ、震えもきたでしょう。
みかちぃはその4期研究生で最初の昇格者。チーム内でも、多少は微妙な心も動くでしょう。
また、前回私は「工藤静香をもしのぐ」と紹介しましたが、記録映像から見るに、「てもでも」歌い始めの時期はまだまだ荒削りで、音をはずすこともしばしば。だんだん上手になってきたのです。次第に歌に磨きがかかってきて、輝き始めます。
ところがこの公演(B3rd、2008年)始まってほどなくして、みかちぃはひざの、棚障害という症状に見舞われます。
脚のサポーター、公演の一部不参加、または欠席、などが続き、だんだんとファンにも病状が知られるところとなります。
そんなこんながいろいろと重なり、みかちぃというキャラクターには、どこか悲劇を背負った少女というイメージが漂うようになったのだと思われます。
「てもでもの涙」という曲が、またそれを強烈に助長していきました。
そして2009年1月、ついにみかちぃ休養宣言に至ります。ところが楽曲はすでに独り歩きを始めていて、
最も聴きたいと望まれているのに歌い手が病気で聴けない。何とかして聴きたい、と、思いもしないプレミアが付き始め、信じられないようなみかちぃ、てもでも待望論へと膨れ上がっていきます。折しもB3rd、「パジャマドライブ」公演は初めてのチームBオリジナル曲による公演だったこともあって注目度も高く、2009年1月、AKBにとって劇的な「AX2009」につながっていったのでした。