songbookの自己回顧録

「教えて!goo」で見つめてきた自分自身と、そこで伝えられなかったことを中心につづってきましたが、最近は自由なブログです

詳細発表前夜~NGT48問題に関して~

2019-03-22 02:22:48 | マスコミ関係
ことが大きすぎ、真偽の全容がなかなか明らかにならないまま
あまりにも時間がかかっていたので、これはもはや第三者委員会までもが真相を隠ぺいしようとしているのではないかと疑っていました。
しかしようやく調査報告書が出され、内容(ちょっとしか見てないけど)、会見前に文書を公表した誠意から、この第三者委員会は決して隠ぺいやごまかしをしようとしているのではない、常識にのっとった客観的な報告書を出したのだと判断し、私なりに少し考えを。



<山口さんは正しかった、しかもあれでも控えめ>
一部マスコミやネット民からは、「山口さんがあそこまで言うのは、妄想の部分もあるのでは?」「動転して、記憶の中に演出部分ができてしまったのでは?」「そもそも本当か?」などの言葉がまず飛び交いました。
後だしじゃんけんみたいな物言いですみませんが、私には、山口さんが悪意でうそを言っている、というふうにはどうしても思えませんでした。それは、ネットで告発するちょっと前から、ひどくやつれた姿を見せていて、投稿したときの映像ではかなり痩せていたからです。某2時間ドラマの俳優さんの元妻がネットで元旦那の悪行(?)を告発していた姿と比べると、180°違います。

で、報告書を見ると、山口さんの言い分以上の怖いことが行われていたことが分かります。一歩間違えば、本当に危険な目にあう可能性もあったわけです。しかも、その行動を起こすようほのめかしたのが、同じNGT48のメンバーだったことまで書かれております。
刑事事件として扱われて当然の内容です。なるほどここまでされて、メンバー同士で信じ合うことなどできるはずがありません。

<不問>
この言葉で疑問に感じた人は多かったと思います。曰く
「今回の事件に直接関係はなかったかもしれないが、調査の段階で、いわゆる『オタ』と不適切なつながりを持ったメンバーが12人」「しかし、今後この件に関しては不問とする」

ありていに言えば、ファン(後述しますが私は彼らをファンとは呼びたくない、「オタ」とする)と仲良くなったり、場合によっては男女の関係になったり、というメンバーの人数です。程度の差があるでしょうから何とも言えませんが、ここに対して多くのネット民やオタたちが、発狂に近い状態にいるようです。「はっきり名前をさらせ」「徹底的に膿みを絞り出せ」と。

山口さんへの暴行をそそのかしたメンバーがいるとすれば、ちょっとその娘まで隠すのはどうかと思ってしまうのですが、「男性との関係疑惑」で気がおかしくなってしまっているオタたちを見るにつけ、「結局こういう人たちだけが残って支えていたのが現状だったのだな」と、むなしい気持ちになります。

彼らはファンではない。独占したい身勝手で幼稚な「オタ」なのだ。
AKBGがキャバクラ商法でのし上がってきたツケが、ついに音を立てて崩れ、牙をむいてきたのであろう。

昔からアイドルに対しての「厄介」「迷惑男」「ストーカー」はいました。でも同時に、かつてのアイドルには、「親衛隊」と呼ばれる人たちがいました。
彼らは一本気で、もしかしたらちょっと勘違いで、困ることもあったかもしれませんが、基本的に彼らのスタンスは、「俺たちが愛したアイドルを徹底的に守り抜き、盛り立て、愛を貫く」というものでした。基本中の基本が、「愛したアイドルが幸せになってくれることを願う」

いや、実際には、決して褒められたものではない言動もいろいろあったかとは思いますが、それでも、彼らは生粋の「ファン」だったのです。自分が私腹を肥やして、ついでにアイドルともつながり、あわよくば政治力まで持ちたいとする幼稚な「オタ」とは全く違います。

キャバクラ商法のAKBGでは、結局財力のあるオタがグループに資本をもたらし、影響力を持ってしまう。資本元が、「ファン」であってくれたならばまだ何とかなっていたのかもしれませんが、今やこの現状にあきれ返り、かつてのファンはどんどん去っているようです。しかし財力のあるオタたちは、痛くもかゆくもないらしいと。「僕の〇〇たん独占」と、握手会、選挙に金をつぎ込み続け、グループの運営が回っているのでほくほくという。

気持ち悪くて書くことさえおこがましいですが、そんな彼らの多くが、「処女厨」「清純厨」であるらしいです。「安心安全の〇〇たん」だそうです。メンバーの女の子が気持ち悪がると、「それが分かっていてこのグループに入ったんだろう?」と。キャバクラのセクハラおやじそのものですな。

生身の人間を何だと思っているのでしょう?

<「光GENJIへ…」を知っている人ならば…>
30年ほど前に話題になった、北公次さんの著書です。読んだ人ならばわかると思います。性の部分に関しては、「あるもの」と考えておくのが当然であるということを私たちは教えられました。当たり前の話です。人間、性に対する欲求には本当に個人差があり、性欲発動のメカニズムこそ違うものの、男女問わず性への興奮や欲求はあるもの。抑えることが難しいレベルの人もいるし、それを非難するのは間違っています。たまたま欲求を押さえることがそれほど苦痛でない子がいたからと言って、そういう子がアイドルとして立派だとは必ずしも言えません。
 ただ、性に対して奔放になることは危険ですし、恋愛相手の男性に夢中になってしまってファン(オタ)たちを見下したり、軽視するような態度が出てきたりするようならば確かにアイドル失格です。また、ファンであれば、ひいきのアイドルがつまらない男に惹かれていくことは苦渋の思いでしょう。幸せな恋愛になりそうで、ファンも大切にしてくれるのならば、応援するのが男でしょう。

 とはいえ、現実問題として、女性タレント、アイドルが、自らの成功のために、好きでもない、影響力のありそうな男性とつながりを持ってしまう…そういう現場を、当のアイドルの彼女たちはたくさん見てきたのではないでしょうか。

今回話題になったNGT48は、結成してまだ3年程度のグループです。当初はみんな、同じ夢をもって、心を通わせ合った仲間たちだったはずです。

でもそんな中で前述のような現場を見て、同期なのにどんどん露出が増えていく娘を見れば、いろいろ考えてしまうのではないでしょうか。

「あんなことまでしてのし上がりたくない」という娘
「あれで自分が出られるのならば」と考えてしまう娘。そちらに一歩踏み込んで、実際に自分がたくさん番組などに出られるようになれば、「理想をいつまでも言っていたって時間は有限。チャンスは自分からつかみに行かないといけない。」という思考になるのもうなずけます。
処女厨など、くそくらえ、です。大丈夫。私はアイドルの部分はしっかりやってファンを大切にしているから。と。

でもその影響力のありそうな男性が、どうやら、有名なオタらしい。金があって、運営に影響を及ぼしているという。
そのオタのわがままな性欲に飛び込むのは是なのか、が問われているわけです。


山口さんらは典型的な、「あんなことまでしてのし上がりたくない」派なのでしょう。でも、私はここまで述べてきたとおり「あれで自分が出られるのならば」派の娘たちを無下に否定する気にはなれないのです。みんな必死ですもん。

でもそれをいいことに、自分の性欲だけを満たして、「有名にしてあげた」ともてあそんで、彼女たちの人間関係をズタズタにして平気な顔をしている権力オタは、どうしても許せないのです。

本当に、運営は、しっかりするべきです。やはりある程度は客観的な能力やかわいさ、タレント性で有名になっていってほしいですから。そういう娘を運営は推すべきだったはずです。


ま、本日の会見に注目ですね。
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