1980年という年は、私にとって、大変重要な年でした。
近いうちに語るかもしれませんが、私自身の音楽に関する価値観のほとんどを与えてくれた年が、この年でした。
ハンドルネームの元になった、山下達郎さんのRIDE ON TIMEもこの年の夏でした。
前回述べたとおり、この頃から私は、ラジオを聴くようになりました。
その頃、私は、最も信頼すべきランキング番組に出会いました。ニッポン放送の「不二家歌謡ベストテン(ロイ・ジェームス進行)です。他にもベストテン番組はありましたが、私たち若い世代(当時は私も若かった)のリクエストだけがほとんどのランキングを決めてしまうのに対し、不二家は、割と幅広い世代からの平等なデータからランクが決められていました。(錯覚だったかもしれませんが)
また、DJがロイ・ジェームスさんというのがよかった。渋い声、説得力のある重み。厳しい指摘。すごくまじめな番組だと思いました。
さて、この80年の「寒い夏」、私のお目当てはRIDE ON TIMEだったのですが、同時期のヒットだったので、当然青い珊瑚礁も聴いていました。
割と業界では、この歌がカルチャーショックだったそうで、声のパワーとメロディーがよいと。しかし当時私は、前回紹介した、テレビでの「おかーーさーーん」が印象的で、あまり注目するほどの歌手ではないな、と思っていました。他にベストテン内にもいい曲もたくさんあったし。
が、「裸足の季節」と同じ人だと知ったときに、ちょっとずつ印象が変わってきました。「この人、いい曲を歌っているな。」
テレビでの歌は、バックバンドに合わせて歌うし、途中を省略したりします。ラジオを聴くようになって、私はそれらの曲の、本来の姿を知りました。聖子さんの曲が、「何となくいいなあ」と感じるようになったのは、今から考えれば、間違いなく、そのサウンド作りによるものだったと思います。
その印象を決定付けたものが、3曲目、「風は秋色」でした。
現在に至るまで、松田聖子さんの最高傑作と信じて疑わないこの曲に、私は15歳という一番多感なときに出会ってしまいました。
ランキング番組に、組織票なるものがそれほど定着していなかったこの時代、初登場4位というのにも驚きました(もちろん次の週には1位)が、何よりも、このサウンドのグルーブ感と美しさ、歌声の伸びやかさ、パワー。
「裸足の季節」に引き続き、資生堂エクボのCMソングに採用されたこの「風は秋色」は、当時世間からは、「メロディーが青い珊瑚礁とそっくり。」と、今ひとつ評判はよろしくなかったようです。さらに、発売後しばらくして聖子さんは体調を崩して、しばらくテレビ出演を休んでいました。そんなこともあって、テレビで、ランキングされていた当時にこの曲を聴いた人も少ないと思います。
聖子さんが、最もテレビで歌っていない曲かもしれません。
しかし、ミリオンに迫るシングルの売り上げから考えても、質の高い曲であったことが証明されています。
この曲を耳にした私は、3つのことで衝撃を受けました。
①「泣き虫なのはあなたのせいよ」
②間奏の美しさ
③最後に転調
…ちょっと長くなったので、これらについては、次回述べます。
近いうちに語るかもしれませんが、私自身の音楽に関する価値観のほとんどを与えてくれた年が、この年でした。
ハンドルネームの元になった、山下達郎さんのRIDE ON TIMEもこの年の夏でした。
前回述べたとおり、この頃から私は、ラジオを聴くようになりました。
その頃、私は、最も信頼すべきランキング番組に出会いました。ニッポン放送の「不二家歌謡ベストテン(ロイ・ジェームス進行)です。他にもベストテン番組はありましたが、私たち若い世代(当時は私も若かった)のリクエストだけがほとんどのランキングを決めてしまうのに対し、不二家は、割と幅広い世代からの平等なデータからランクが決められていました。(錯覚だったかもしれませんが)
また、DJがロイ・ジェームスさんというのがよかった。渋い声、説得力のある重み。厳しい指摘。すごくまじめな番組だと思いました。
さて、この80年の「寒い夏」、私のお目当てはRIDE ON TIMEだったのですが、同時期のヒットだったので、当然青い珊瑚礁も聴いていました。
割と業界では、この歌がカルチャーショックだったそうで、声のパワーとメロディーがよいと。しかし当時私は、前回紹介した、テレビでの「おかーーさーーん」が印象的で、あまり注目するほどの歌手ではないな、と思っていました。他にベストテン内にもいい曲もたくさんあったし。
が、「裸足の季節」と同じ人だと知ったときに、ちょっとずつ印象が変わってきました。「この人、いい曲を歌っているな。」
テレビでの歌は、バックバンドに合わせて歌うし、途中を省略したりします。ラジオを聴くようになって、私はそれらの曲の、本来の姿を知りました。聖子さんの曲が、「何となくいいなあ」と感じるようになったのは、今から考えれば、間違いなく、そのサウンド作りによるものだったと思います。
その印象を決定付けたものが、3曲目、「風は秋色」でした。
現在に至るまで、松田聖子さんの最高傑作と信じて疑わないこの曲に、私は15歳という一番多感なときに出会ってしまいました。
ランキング番組に、組織票なるものがそれほど定着していなかったこの時代、初登場4位というのにも驚きました(もちろん次の週には1位)が、何よりも、このサウンドのグルーブ感と美しさ、歌声の伸びやかさ、パワー。
「裸足の季節」に引き続き、資生堂エクボのCMソングに採用されたこの「風は秋色」は、当時世間からは、「メロディーが青い珊瑚礁とそっくり。」と、今ひとつ評判はよろしくなかったようです。さらに、発売後しばらくして聖子さんは体調を崩して、しばらくテレビ出演を休んでいました。そんなこともあって、テレビで、ランキングされていた当時にこの曲を聴いた人も少ないと思います。
聖子さんが、最もテレビで歌っていない曲かもしれません。
しかし、ミリオンに迫るシングルの売り上げから考えても、質の高い曲であったことが証明されています。
この曲を耳にした私は、3つのことで衝撃を受けました。
①「泣き虫なのはあなたのせいよ」
②間奏の美しさ
③最後に転調
…ちょっと長くなったので、これらについては、次回述べます。
私のブログで聖子さんのカテゴラリを設けております。
もし宜しければ一度のぞいてみて下さいませ。
宜しくお願い致します。
膨大な資料ですね!
すぐに全部は読みきれないので、少しずつ読んでいきますね。
私は、独自のスタンスで述べておりますので、ひどいこともたくさん書いておりますが、どうぞご容赦くださいませ。