ｌiving ｄead in japan 9

　日本で本格的に感染と呼ばれる現象が起きたのは
　正午過ぎだった
　

TVでは、連続した報道番組が流れ、
始めは災害と同様の報道体制がシカレ
(怪我をされた方、外出している方はもよりの指定非難拠点に移動してください)

　* それを信じた人達はまるで集団自殺を促される事となった

その後
状況が把握できた政府からの通達でＴＶの報道は
司会者「出来るだけ外出は控えてください！」
司会者「避難拠点は飽和状態です。訪れないでください！」

でも、国民達は、目の前で起きていることを知り
労働者以外はうろたえる事は無かった・・
家族のあるものは携帯端末で家族と連絡を密に取っていたシ
ソノ当時ゾンビの仲間に加入したのは

外で働く者達（外出者)・学生
公務員と病院関係者だった

アナウンサー「台湾からの伝達です！」
アナウンサー「中国の約４箇所で核爆発が起きた可能性があるとの事です」
アナウンサー「中国は現在情報閉鎖措置をとっており、詳細は不明です」

　マスコミの日和見で自分と家族が生きる死体になるのは耐えられないが
　効果的な対抗手段は皆無・其のうえ公式での解決策は提示されない

運のいい人々は
家に篭り、情報を得るのが関の山だった

妻「どうしよう！晩のおかずが無いわ」
息子「みたら解るダロ、外は地獄だよ・・」
妹「隣のおばさんが死にそうな悲鳴をあげてる・・」
息子「ほっとけよ」
妻「お父さんに電話したけど、会社から出られないって」
息子「走る上にパンチで車の窓壊せるゾンビかよ・・終わったな・・」
妹「私達死ぬノ」
息子「死んでイエの前で、沢山イル奴らの仲間入りだな」