ｌiving ｄead in japan 12

　*この事象は
　地元では有名だったが
　マスコミは
　政府の情報封鎖の通達により、
　この件はニュースとして
　殆ど流されなかった・・




日本政府は事態が国内に移る
数ヶ月前から、
国外で同様の事態が
起きていることを把握してオリ

最悪ノ事態の為の
行動を起こしていた

　* 此処は滋賀県・琵琶湖に浮かぶ離島 ・O島・・

何故か、ここ数日間で、巨大な重機を積んだ自衛隊の船や
建設資材を積んだコンテナが
島内と周りに詰め寄せた

自衛隊「国外情勢により、大幅な実習訓練をココで行います」
自衛隊「事前の県の説明時点で、島から退去しない島民は停泊中の船に乗船クダサイ！」
自衛隊「実習訓練終了後、島民の方々には必ずまた、ここで暮らせるようなる筈です」

ｌiving ｄead in japan 11

いつもは、夢をみない俺が
夢をミタみたいだ

俺は何故か小学生の時の初恋の人と
結婚前提でカンケイを続けており、

モウ一押しで
プロポーズできる感じダッタ

でも、理由は思い出せないが
同棲していた彼女は
置手紙をおき
俺の前から消えた

彼女が俺の自慢で
生きる理由だった・・

欠落した自我の埋め合わせ場所は
到底求める事は、不可能で
ナニをしても不毛だった

どこにも誰にも
彼女に置き換える事は出来ず

俺は彼女の居場所を探した

数ヵ月後
彼女は親の家に住んでいることが解り
俺は勇気を出し
彼女に会うことにシタ

彼女の家は
旧家で格式ある家柄だったが
俺は勇気をダシ訪ねた

俺「すみません、彼女と交流があった者ですが、彼女に渡したいものがあり・・」
彼女の母親「玄関に行きます　待っていて下さいネ」

　数分後・・

彼女の母親「美代子に会いにきたの？」
彼女の母親「美代子はアナタには無理だと思うわよ」
彼女の母親「えっ？実枝子」
彼女の母親「今 台所にいるから伝えるわね」

実枝子「わざわざ・・きたのね・・」

　俺「ずっと寂しい夜に 思い浮べていたソノ女は」
　俺「やつれて髪型も変っていたが、やはり世界で一番大切な女だった」

ｌiving ｄead in japan 10

　それはＴＶ局がスポンサーを流さなくなる
　２日前の報道特番で

司会「今回起きている伝染病について、専門ノコメンテータに集まって貰い」
司会「未だ世界的に解決策が見つからないこの現状を」
司会「生放送枠で、考えてみようとおもいます・」

病理「国内での被験対象を調査したが、既存のどれにもアテ嵌らづ」
病理「ウィルスでもないようです・」

病理「今わかるのは仮死状態の人間が過剰な脳内物質で凶暴化シ」
病理「危害を与えられた者も７日以内に衰弱シタのち、加害対象になるという事」

生物「私は仮説をたてました。」
生物「鳥インフルエンザにきわめて近いものだと」

病理「是非　お聞きしたいネ」

生物「この感染症は、行動原理が未知なだけで他の流行性疫病と等しいのです」
生物「そして・」

芸人「モウそんな机上の空論は無駄だよ！」
芸人「多分 いまも秒単位でネズミ算的に生きている死人が増えてる」
芸人「妻にも子供にも電話が繋がらない」
芸人「アンナ化け物の大群がおそってきたらひとたまりもない」
芸人「警察・病院はホボ運営してない」

アイドル「学者さん達も私達と同じで、家より安全なＴＶ局に避難したかっただけよ！」
アイドル「だって、自分のガク論ノベルだけなのになんで家族が一緒にきてるノ？」
アイドル「こんなことなら ママも連れてくればよかった。」

記者「個人的なことより、どうすれば今の状況で国民達がアンシンな生活が出来るか？」
記者「それについて皆さんで議論したほうが視聴者のためになるのでは・」

司会「いま、ネットから生中継で５人の視聴者さんに繋がっています」
司会「それぞれの方がココにいるコメンテータさん達に質問がアルそうなので」
司会「伺ってミマショウ」

　ADが突然画面に現れ、司会者に話しかけた

司会「えっ！東館でゾンビが暴れているだって！」
司会「そのうえ本館の地下駐車場に沢山進入してきて本館を封鎖できなかった！」

　　暫くの間があって・・

司会「皆さん此処は危険です！いち早く避難を！放送は中止です！」


　・その当時のTV画面には・

番組のセットモニターに映っていた
ネット中継スタンバイ中の
５名ノ視聴者達のあざけるような笑顔と
逃げ惑う関係者達を飲み込もうとする
ゾンビの群れが映ってイタ