soraとお散歩

日々のあれこれ、お気に入りのあれこれ、
心に沁みたあれこれ....人生の彩りを記してます。

空~、今日はお留守番だよ

2009-08-16 | Weblog
8月16日(日)

今日は会社の社長であって、兄の満70歳の誕生日、そして古希を迎えました。
父母、夫の居ない私にとって肉親で一番大切な人です。
兄、妹の関係より、会社の社長、経理としての繋がりが深い。
社長の喜び、苦労、苦悩、様々な思いをいつも肌で感じている。

その社長の古希のお祝いのサプライズパーテイーが今夕行われる。
私が企画した。
社長はとてもシャイだ、そして、自分のために人に手間暇をかけることを
良し、としない。
社長は男兄弟4人、うち、社長を除いて、3人、ここ10年くらい仲が良くない。
表面的には、お互い出さないが、一人一人が、社長や、末っ子の私に
それぞれの不満を
言ってくる。
だから、ファミリーとして何かをするとき、必ず、誰かが欠ける。

一人一人は皆いいのに...
社長の願い、皆、仲良くしてくれたらなあ...この心の呟きを知っているから、
いま、会社経営で最大の苦労をしている兄を喜ばせてあげたくて、奔走した。

まず、兄の長女に私の思いを伝え、彼女に協力を要請した。
彼女も快く理解してくれて、二人で会場の下見、試食に行った。
次に兄、姉にサプライズパーテイーの案内状を郵送した。
社長に事前に言うと断られえることをみんな熟知しているから、「大丈夫?」
とかいいながら、全員参加、甥や姪もきてくれるようになった。
会場で、社長との顔合わせを避けるため、時間15前集合厳守をおねがいした。
社長の家族、私達きょうだい、合わせて23人。

花束...うんと華やかに作ってください(とてもおとなしい兄ですが、花は綺麗な色が好き)
ケーキ....ロウソク大7本お願いします。
記念品....マイボールペンを持たないから、書き味を吟味したボールペン
お祝い金...わたしたちは一軒につき5万円

考えつくことはすべて用意した。

サプライズパーテイー

今日は家族を愛し、兄弟を愛し、見守り続けてきた兄への「感謝」を
みなで表し、誕生日をお祝いする日です。

今年になって、3回、社長は私と打ち合わせのとき涙した。
あのとき、わたしは明るく笑って、社長を元気づけた。
そのときのことを思い出して今、私は泣いている。
涙が止まらない。
「行く先に希望が見えない」そう言った社長の悲しみを、苦労を思うと
私に出来ることは、何か?

みんなが仲良く集って、笑いあう、そんなプレゼントを、それなら、できる。

お兄さん、びっくりさせてごめんなさい。
みんな、お兄さんが好きです、感謝しています。

お父さん、お母さん、どうか、よいひとときを全員が共有できるよう、見守っていてください。

オシロイ花

2009-08-16 | Weblog
8月16日 盆の休暇も今日が最後。

遅い朝食を取りながら朝刊を読む。
昨日、佐賀県でおきた幼い兄妹、祖母の水難事故の記事を見ながら、涙があふれて
字が読めなくなった。
川幅300m、水深2m....写真でみても大きな川だ。妹ちゃんが先に川に落ちて、
助けようと、お兄ちゃんが飛び込んで、気づいたお祖母ちゃんが飛び込んで...
3人とも亡くなった。あまりにも痛ましい、切ない。
川底で見つかった兄妹は一緒に肩を寄せ合い、救急車で搬送する際も、二人は
手をつなぎ合っていたそうだ。
「9歳兄、力尽きても妹を離さず」と、記事は綴っている。

自然災害によって、思いがけず命を落とす人がいる..
防ぎようがない、突如として起きる自然災害の前には、人間は無力だ。
しかし、このような水の事故は、何か防ぐことができなかったのか..何か..
そう思えてならない。

先日、13日、お盆の朝、テレビで昔の映画を見た、見るつもりはなく
見てしまった。「人間魚雷回転」、昭和の俳優、宇津井健さん、岡田英二さん、
木村功さんがとても若いから、ずいぶんと古いのだろう。
学生が戦争にかりだされ、特攻隊として一人潜水艦に乗り、敵の戦艦に体当たり
して、命果てるまでの、苦悩を、戦争の悲惨さを描いていた。

「人間が人間として扱われる世の中になってほしい」
「明日のこと、未来のことが思い描けない」

昨日、終戦記念日
多くの尊い命がこの国のため犠牲になって失われていったことを、この映画を
通して、初めて、強く、強く思い、平和な世界を心から祈った。