5月29日(土)
夕べのことを書いておこう
午後10時半頃、娘が勤めから帰ってきた
そのとき私はクッションを枕に寝転んでいた
娘は背後から抱きついてきて、顔を私の背中に押し付けしくしく泣き始めた
(どうしたの?)
(さては迎えにいった兄が車の中で私の胃カメラのことを話したな)
「お母さん、死ぬと?}
目にいっぱい涙を溜めて、娘は言った
「そりゃあ お母さんもいつか必ず死ぬよ、生きている人間はそれから逃れられないの」
彼女はまたしくしく泣き始めた
当たり前のように親がここにいる、その現実が変わるかもしれない、
癌か、否か、50%の確立が娘を怖がらせていた
わたしもセツナクナッタ
「お兄ちゃん、もっと家族で会話しよう、お兄ちゃん、今日、楽しいことあった?」
「なみちゃん、今日はお客さん、忙しかった?」と、わたし。
「うーん、まあまあだったよ」
こんなふうに、たわいもないことを、3人で話すなんて、青天の霹靂!
娘は言った....「いまから3人でDVD見ようか」
「3人で、3人で...」
わたしは神様に祈った
どうか、子供たちを悲しませる結果がでませんように...と。
今朝、たわわに枇杷が実った木の横で光を浴びながら洗濯物を干した。
いままで一度も心にうかばなかった思いが溢れてきた
光を浴び、風を感じ、普通に元気に洗濯物を干す....これはシアワセなんだ
これこそシアワセなんだ
ありふれた日常に突然憂いの石が落ちてきて波紋が広がった
その波紋は「家族」という絆をもう一度結びなおす優しい紐に変身した。
夕べのことを書いておこう
午後10時半頃、娘が勤めから帰ってきた
そのとき私はクッションを枕に寝転んでいた
娘は背後から抱きついてきて、顔を私の背中に押し付けしくしく泣き始めた
(どうしたの?)
(さては迎えにいった兄が車の中で私の胃カメラのことを話したな)
「お母さん、死ぬと?}
目にいっぱい涙を溜めて、娘は言った
「そりゃあ お母さんもいつか必ず死ぬよ、生きている人間はそれから逃れられないの」
彼女はまたしくしく泣き始めた
当たり前のように親がここにいる、その現実が変わるかもしれない、
癌か、否か、50%の確立が娘を怖がらせていた
わたしもセツナクナッタ
「お兄ちゃん、もっと家族で会話しよう、お兄ちゃん、今日、楽しいことあった?」
「なみちゃん、今日はお客さん、忙しかった?」と、わたし。
「うーん、まあまあだったよ」
こんなふうに、たわいもないことを、3人で話すなんて、青天の霹靂!
娘は言った....「いまから3人でDVD見ようか」
「3人で、3人で...」
わたしは神様に祈った
どうか、子供たちを悲しませる結果がでませんように...と。
今朝、たわわに枇杷が実った木の横で光を浴びながら洗濯物を干した。
いままで一度も心にうかばなかった思いが溢れてきた
光を浴び、風を感じ、普通に元気に洗濯物を干す....これはシアワセなんだ
これこそシアワセなんだ
ありふれた日常に突然憂いの石が落ちてきて波紋が広がった
その波紋は「家族」という絆をもう一度結びなおす優しい紐に変身した。