soraとお散歩

日々のあれこれ、お気に入りのあれこれ、
心に沁みたあれこれ....人生の彩りを記してます。

「旅の宿  奥飛騨」

2014-02-14 | Weblog

 淡い乳青色のお風呂につかって、雨の音を聞いていた。
 浴槽の縁に「旅の宿 奥飛騨」の袋が立てかけてあった。
 そうですか、今夜は奥飛騨ですか...

 昔、会社の旅行で家族全員参加で行ったよね

 出発の朝、お父さんの顔が片頬落ちて歪んで、急遽、お父さんは
 行けなくなった。
 体はなんの異常も無いのに、顔だけがゆがんで....
  
 俊と菜見子と3人で出かけた。
 その頃、お母さんは閉所恐怖症気味で飛行機に乗るのも怖かったんだ~
 そのことを知っていたのはお父さんだけだった。
 2泊3日の旅行の幹事はお母さんだったから、絶対に行かなければいけなくて..
 気持ちは大変だった。
 お父さんの心配より、自分のことが正直心配だったの。
 1泊めは奥飛騨温泉、
 バスが宿泊ホテルに着いたとき、
 「会社の方が到着されています」とお迎えのホテルの人に言われて
 ? ?  ?
 部屋に向かう長い廊下の向こう側から、お父さんが歩いてきた...
 眼帯をして、左手を頬に当てて...
 
 みんな、みんな、びっくりしたよねえ...
 
 お父さんはお母さんのことが心配で来てくれたの、
 そんなお父さんだったよね...
 
 キミが入れてくれた入浴剤、奥飛騨のおかげで
 寒い夜が思い出とともにほっこりしました。

ヴァレンタインデー

2014-02-14 | Weblog


 女の子が好きな男の子へ...あげる方も貰う方もドキドキの日だった
 
 ご主人から奥様へ、
 職場の男性からいつも手数をかけている女子のみなさんへ
 だいぶん多様化してきているらしい。
 20年前に亡くなった父は自分の姪たち(おばさんです)に、その頃
 すでにチョコレートを送っていた。
 とてもおかしく思っていたが、時代先どりだったんだ~

 中洲大好きな会社の上司たちに今年は一個も届かない
 2,3年前まではおこぼれに預かるほど送ってきていた。
 上司いわく、もう送るなと言ってる、
 返すのが大変だからなあ...なるほど、なるほど(笑)
 いつのまにかホワイトデーも定着してしまったようだ。
 返さなかったら、うらで何言われるか分からん、と嘆いている。

 義理ではなく、ココロから「いつも有難う」と、贈りたい人は何人かいる、
 しかし、贈らない。
 ホワイトデーのお返しなど、つゆほども思わないが、その方たちに
 煩わしい思いをさせたくないもの...。

 

  だけど....その配慮の気持ちを消し去ってでも
  「今日、あなたのこと考えています」と送りたい人がいる。
  だって、ヴァレンタインデーだから...
  昔のドキドキ感も添えて...
  やっぱり送れなかったけどね。
  分別が邪魔をするんです。
  
  ※年に一回、庭のクリスマスローズのお目覚めのとき。