身体の調子も、だいぶ良くなり、熱は平熱になりました。
ただ、声が出にくいのと、頭痛がするので、レッスンはお休みさせて頂いています。
生徒さんに移したら、申し訳ないですものね。
昨日は、少しだけピアノを弾きました。
気持ちが落ち着くので、バッハのインヴェンションを全曲弾いてみました。
1番から順番に、ゆっくり、ゆっくり弾いていくと、色々なことを思い出します。
子供の頃、先生に注意されたこと。
そして、私が生徒の皆さんにレッスンをしながら言ったこと。
その時の、生徒さんの表情など。。。
様々なことを思い出し、しみじみとしてしまいました。
そして、今回は、バッハの優しさを非常に感じました。
そもそもインヴェンションは、バッハが、息子のヴィルヘルムの為に作曲したものです。
バッハは、ヴィルヘルムを溺愛しており、
彼の音楽的才能に、非常に期待していたそうです。
その彼に、カンタービレ奏法と、作曲技法を学ばせる為に、
バッハは色々な工夫をしているようです。
そのせいでしょうか、インヴェンションの旋律は、全て美しくて温かいのです。
今回、インヴェンションを全曲弾いて、バッハの温かい愛情を感じることが出来ました。
ピアノ愛好家の皆さまには、
バッハは難しい!とか、うまく弾けないなぁ~とか思わずに、
片手だけでも、バッハの旋律を味わってほしいなぁ~と思ったのでした。