ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

大人のレッスン~お母様の涙

2017-10-28 | 大人のレッスン

昨日の続きです。  そして、一昨日の続きでもあります。

Iさんは、もともと九州の方なのですが、長い間留学された経験を生かし、
今は、外資系の会社でご活躍されています。

お忙しいIさんですが、結構、頻繁に帰省なさっているそうです。

ピアノを再開することを、お母様に告げられたら、お母様は非常に喜ばれて、
すぐに、ご実家のピアノを調律してくださったそうです。

帰省した時にも、Iさんが練習出来る様に~という御配慮だと思います。

 

Iさんは、先週帰省した時の出来事を話してくださいました。

Iさんは、お母様の前で、今練習している曲を演奏されたそうです。

すると、お母様の眼には涙が。。。

Iさんは、「母も年を取ったな~と思いました。」と仰っていましたが、
きっと、涙の意味は分かっていらっしゃると思います。

 

おそらくお母様は、Iさんが子どもだった頃のことを思い出されたのでしょう。

Iさんが、小さな指で、たどたどしく弾いていた幼い頃のこと。

厳しいレッスンを受けていた、中学生の頃の練習曲の数々。。。

我が子の、ピアノにまつわる色々なことを一気に思い出し、
感情が溢れられたのだと思います。

ピアノの音色には、私達の心を、瞬時にタイムスリップさせるような
不思議な力があるのかもしれません。

「ピアノを、また始めて良かったです。
母に、もっと喜んでもらえるように、練習頑張ります。」

とIさんは仰いました。

なんだか、しみじみと嬉しいレッスンでした。

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