【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

◇フィニッシュが取れない…とお悩みのゴルファーへ

2018年11月07日 18時16分36秒 | ゴルフ
ゴルフスイングの悩みの中で
意外にも『フィニッシュが取れない』というのが
少なくありません。


確かに少なくないですね。
別な言い方をすると
左を向けない人が少なくない とも言えます。

それにははっきりとした理由があって
少々嫌味交じりで言えば
フィニッシュを取りたい という気持ちを
フィニッシュを取らない という意志のある行動で
封じていると言えます。


IMG_NEW本来 ゴルフのクラブの動きは
体の回転~向きの変更によって行われます。
もっとはっきり言えば 体の向きの変更によって
グリップが移動することがゴルフのスイングです。
ヘッドに関していえば 先端に付いている重量分を差し引いて
グリップが移動した分「だけ」ヘッドが移動するのです。
ですので クラブのターンは

そのまま体の向きが変わることで
クラブがターンして『見える』のは
向きを変えただけの事なのです。
←右打ちの人のテークバックをひっくり返した画像

ところが、多くのゴルファーは
それを理解せず、円に動く軌道をなぞるのを
手で行い、手によりヘッドなり、クラブのターンを
作ってしまいます。

別な言い方をすれば、
遅れたヘッドがグリップを追い抜く動き
=ヘッドを返す 遅れた分を取り返す動きで
ショットをしてしまっています。

手を返す。ヘッドが返ってくる
ヘッドがグリップを追い抜く
という行動は
グリップが減速、もしくは止まらないと不可能です。

良く頭を働かせてください。

長い棒の先に重さが付いています。
普通にしておいても 重さは「動かし難さ」の塊です。
自分が動作をして、グリップが移動するから
その結果、ヘッドも動くのですから
そのヘッドが位置関係としてグリップを追い抜くことは
作為的でない限り、絶対に出来ません。

それでなくとも 体の向きを変える円周の動きなので
ヘッド部の方が沢山の距離を移動するのです。
長さ分の差異はあったとしても
ヘッドの移動エネルギーの源は
自分の運動によるグリップの移動です。

沢山の距離を移動して
同じ、もしくはそれよりも低い移動速度で動いている
外周に当たるヘッドの方が、内周に当たるグリップよりも
先に行くのは 物理的に不可能なのです。

ですので その根拠のない妄言を信じて
ヘッドを返したり、遅れを取り戻す行為は
グリップの減速、グリップの止め
即ち左サイドの運動の減速、左サイドの運動の抑制
そのものです。

自分から左を向く
フィニッシュを取る行為そのもの、もしくは
フィニッシュを取る行為につながる動きを抑制して
フィニッシュを取る
というパラドックスを追いかけているのですから
出来ないのも当たり前 なのです。

ゴルフのスイングは
長い棒の先にある重さ ヘッドの重さを利用して
クラブ、特にグリップを動かすものです。
ヘッドの重さでヘッドのそのものを動かすには
グリップの静止、遠心力に対する耐久が必要になり
グリップを止めざるを得ず
それをするのには回転を止めなくてはなりません。

そこが理解できるとスイングの理解もかなり深まると思います。
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ゴルフスイング◇日本人選手の一番の苦手

2018年11月07日 18時12分30秒 | ゴルフ


この5年位の選手はわからないけれど
大きくは変わってないと思います。

スイングを見る限り
おそらく違いはないでしょう…。


飛距離…においては 確かに体格の違いや
過去のスポーツ経験などから
差があるのは確かですが、ゴルフはそれだけではないので
どうにでもなる筈なのです.

日本人選手が欧米の試合に出て
一番苦しむのは『アプローチ』です。

芝質の違いもあります。
日本に比べ 欧米のフェアウェイやラフなどは
ずっとずっと深く カットが長めです。
何種類もの複合の芝を使うところも多くはないので
『ボールが沈みがち』です。
1センチとは言えませんが、数ミリは日本の試合より
沈んだようなライ、状況が多くなります。
特にヨーロッパに行くとそれが顕著になります。
芝付きの良いところが フェアウェイが日本のラフのようですし
芝付きの悪いところは 公園の芝程度の生え具合、
そのくせ グリーンは地が堅い(日本と反対)
ものすごく整備された日本のコース育ちの選手には
かなり手ごわいところになるでしょう。

飛距離との絡みのありますが、
欧米の選手並みに飛ばそうとするので
より「煽り打ち」の動きが染み込まれます。

沈んだボールを煽り打ちでアプローチすると
プロですから どミスにはならないですが
自分の思った通りの距離感が出ません。

芝を噛んだ状態になるのでスピンが入らず
飛んでしまったり、
毎度毎度ダフリ気味になるので飛ばなかったり
プロであれば ベタピンになるような距離の花道からの
アプローチからでも 楽なパットの距離になりません。
日本では ゴルフクラブの流れもあり
軽いウエッヂヘッド、少ないバンス角度
小さなバンス幅を多用してきたのが、
欧米では ウエッヂは重め、バンス角度も多め
大きなバンス幅と今までの反対のモノが主流です。
そこでクラブに対する迷いも生まれます。
色々試すけれど、煽り打ちのアプローチには
どれも相性が悪いですから、行ったり来たりを繰り返します。


そんなこんなのストレスが蓄積し
次第にゴルフが崩れていくのです。


ホントは その飛ばしとアプローチは密接な関係であるのに
別なものと判断し、ボールの位置をいじったり
毎度スイングに修正を入れてしまいます。
プロですから何とかしのいでいっても
そんなゴルフで通用するのはいいところ2年が限界です。

自分の知っている限り
昨今の選手の中では「宮里藍選手」だけが
そこを理解し、アプローチを重視したスイングを心がけ
ツアーを戦っていたように思います。


欧米のグリーンは高速型が多いですから
転がすのも決してやさしくはありませんが
飛距離を重視した『煽り打ちのスイング』で
プロとして戦うのには 生半可な練習量では通用しません.
その練習量がどんどん体を蝕みます。
 ☆オンプレーン型の煽り振りは前傾を深くとり
  回転を縦型にしてしまうので 背筋や首への負担が
  必ず多くかかります。

アプローチで こすり打ちの延長線上に
『抜き球』というのがあります。
ロフトを寝かして、緩い入射で入れて
だるま落としのようにして、低く緩いボールで
グリーンに止めるアプローチを指しますが、
プロであればさして難しい球質ではありません。
が これを多用するようになると
正直、その選手のスイング生命は終末期にかかっていると
行って差支えは無いと思います。

そして 体を痛め 欧米ツアーを断念する
というパターンに陥るのです。

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