Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

Ring Lardner

2010-03-26 | Others
  昨日O・ヘンリーの名前を出したので、今日は少し下った時代の作家リング・ラードナー(1885~1933)。現在詩人でもある加島祥造氏が訳された物を、新潮文庫などで手軽に読むことが出来ましたが、今はどうでしょうか。

初めて読む生き生きとしたしゃべり口調を活かした文体が、巧みな訳文で新鮮に感じられましたが、ヘミングウェイやフォークナーもかなり影響を受けたという話です。

それぞれの話が面白いだけではなく、例えば代表作の一つ「チャンピオン」は現代ならタイソンみたいな主人公で、読後に苦い物が残ります。

スポーツ担当記者として腕をふるった経験から特に野球から題材をとった話が記憶に残っていますが、歴史的なホワイトソックスの八百長事件ではひいきチームでもありエースのシコット投手が親友だったこともあって、かなり痛手を受けその後距離を置くようになる様子がたしか映画にも描かれていました。



幼馴染みのケンちゃんと中華を食べていたら、義理堅くこのブログを見てくれて細かい所まで読んでくれている事を知り嬉しくなりました。
そういう話を聞く度に、何か新しく喜んでもらえる話の展開をあれこれ模索するのですが、そう簡単には思いつかないものですね。
そんな時はすぐ解かると思いますので、もがいてるなぁと思ってください。

自分でもがいてるなぁと呟いたら、中華で思い出したのですが.......
京都の四条大橋袂にある、東華菜館という立派な造作の中華料理店をご存じの方も多いと思います。
いつだか現存するエレベーターでは日本最古ではないかとの事で取り上げられていましたが、高い天井や細部のクラシックな雰囲気がいい感じで、京都へ行く度寄りたくなります。

二月にも昼時を過ぎた時間帯に行き、窓から見える南座や山々を眺めながら、蒸しギョーザ、大蝦と胡瓜の酢物そして噛みしめると旨味の出る豚肉の酢豚などをたのんで、変な人みたいに天井を眺め廻していました。
一つだけ残念な事は、昨年のメニュー改変でビールの大瓶がなくなった事です。


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