パネットーネが届く季節になりました。
クリスマスがどうとか思いませんが、世界がこんなだから、流れてくるジョン・レノンの歌声もいつもの年とは違って聞こえます。
忘年会シーズン真っ只中。
昨年の今頃は風邪が長引いて二次会まで行った記憶がありませんが、今年はどうやら乗り切れそうです。
冬至を迎えようやく冬らしい気候になってきましたが、今のところ暖冬傾向という予報は当たっています。
4カ月ほど遡った8月も、やはりヘンな天気でした。
前半の危険なくらいの陽気が一転、盆明けから日照時間が極端に減りました。
しかし、まだ暑くてたまらないと言っていた最中のこと、真冬のコートが次々到着します。
クロンビー他スコットランド各地のツィード、キャメルヘアー、アルパカ、ブリティッシュ・ウォームのような厚地の毛織物。色も様々な茶、モスグリーン、ミックス感のあるグレー、収穫期の麦畑を思わせるようなハーベストカラーなど視覚的にも暖かさが伝わってくるものばかりですが、持ち重りのする素材は真夏日に触るとさすがに体が拒否反応を示しました。
20~30代の頃、年配の方々(一般の)から「コートの重いのはかなわないね」としばしば聞かされました。
確かに体力が衰えてきたら、軽いに越したことはないだろうと思います。
目上の方々の経験談をないがしろにするわけじゃありませんが、遅れて来た反抗期のように、結果的には逆らった方へ向かってしまいました。
ツィードと言っても都市生活に合うような軽量なのを着て、深夜のホームで冷たい風に吹かれ、繊維の隙間にたまった暖気を根こそぎ奪われると、「あれ、意外に寒い」なんてことがあります。
多くの防寒着の理屈と同様その空間こそが保温機能の要でもありますが、厚みがないとせっかく体温で温めた空気は押し流されてしまいます。
そんな時はツィードでも目の詰んだタイプなら強い味方になってくれますが、外から見ると重そうに見えないのに風にも十分対応可能なものを作ろうと思いました。
当然、風を遮断するような裏地、ついでに薄い中綿もまわして寒がりな人でも大丈夫なように.....なんて考えるわけです。
夏に届いた中にそのとうりの品があって、誰でも皆んな同じこと考えるのね、なんて知らず知らず頬が緩みました。
フィッツジェラルドやトム・ウェイツじゃありませんが、きっとミネソタの冬にも着られるようにと作られたものです。
クリスマスがどうとか思いませんが、世界がこんなだから、流れてくるジョン・レノンの歌声もいつもの年とは違って聞こえます。
忘年会シーズン真っ只中。
昨年の今頃は風邪が長引いて二次会まで行った記憶がありませんが、今年はどうやら乗り切れそうです。
冬至を迎えようやく冬らしい気候になってきましたが、今のところ暖冬傾向という予報は当たっています。
4カ月ほど遡った8月も、やはりヘンな天気でした。
前半の危険なくらいの陽気が一転、盆明けから日照時間が極端に減りました。
しかし、まだ暑くてたまらないと言っていた最中のこと、真冬のコートが次々到着します。
クロンビー他スコットランド各地のツィード、キャメルヘアー、アルパカ、ブリティッシュ・ウォームのような厚地の毛織物。色も様々な茶、モスグリーン、ミックス感のあるグレー、収穫期の麦畑を思わせるようなハーベストカラーなど視覚的にも暖かさが伝わってくるものばかりですが、持ち重りのする素材は真夏日に触るとさすがに体が拒否反応を示しました。
20~30代の頃、年配の方々(一般の)から「コートの重いのはかなわないね」としばしば聞かされました。
確かに体力が衰えてきたら、軽いに越したことはないだろうと思います。
目上の方々の経験談をないがしろにするわけじゃありませんが、遅れて来た反抗期のように、結果的には逆らった方へ向かってしまいました。
ツィードと言っても都市生活に合うような軽量なのを着て、深夜のホームで冷たい風に吹かれ、繊維の隙間にたまった暖気を根こそぎ奪われると、「あれ、意外に寒い」なんてことがあります。
多くの防寒着の理屈と同様その空間こそが保温機能の要でもありますが、厚みがないとせっかく体温で温めた空気は押し流されてしまいます。
そんな時はツィードでも目の詰んだタイプなら強い味方になってくれますが、外から見ると重そうに見えないのに風にも十分対応可能なものを作ろうと思いました。
当然、風を遮断するような裏地、ついでに薄い中綿もまわして寒がりな人でも大丈夫なように.....なんて考えるわけです。
夏に届いた中にそのとうりの品があって、誰でも皆んな同じこと考えるのね、なんて知らず知らず頬が緩みました。
フィッツジェラルドやトム・ウェイツじゃありませんが、きっとミネソタの冬にも着られるようにと作られたものです。