紫外線を防いでくれそうな広いツバと、キャップ型のまわりには垂れが一周付いて、おまけにサングラス付きという帽子を買って初めて外へ出掛けた日、コンビニの前にあろうことか斧が落ちていました。
危ないなぁ教えてやろうと拾い上げて店内へ入ると、一瞬にして空気が凍りつき、レジの辺りの人が一様に口を開け、両手を天井にむけ挙げています。
「ちがう、ちがう、入口で拾った」と必死に言えば言うほど、口まで覆った垂れで音がこもり、意味不明の早口みたいに響きます。
さらに弁解しようと一歩前に出ると、たいへんな騒ぎになりました。
いつの間にか通報され、御用に。
本当に夢でよかったです。
旅に、その帽子買わなくてよかった.......
「徒然草」に「深き水は涼しげなし 浅く流れたるは はるかに涼し」とあるそうです。
繁華な四条大橋から覗く鴨川も、適度な流れときれいに整えられた水底から涼しげに見えました。
限られた空間に自然の地形をたくみにうつした庭園では、高低差も配置され、涼しげなせせらぎが用意されています。
小さな滝を模したところから、勢いをつけて落下し、傾斜や緩衝物によって微妙に音を変え、それらが重なり合うことによってもまた変化が生まれます。
一方、二尊院から常寂光寺へむかう間には、アオコでドよんだ池がありました。
まったく水が動かず、緑一色の水面は底も伺い知れません。
しかし微かに水の音がしており、何処かに流れでもあるのかと、ふと後ろを振り返って見ると、おばちゃんがペットボトルの水でうがいしているのでした。
今回久しぶりに二尊院をまわったのは、角倉了以の墓所があるからです。
角倉了以は戦国期の豪商で、私財を投じて高瀬川を開削したり、秀頼の菩提を弔うべく寺を建立したりするタイプの人でした。
今年ここにお参りするのは、特に意味のあることのように思えました。
危ないなぁ教えてやろうと拾い上げて店内へ入ると、一瞬にして空気が凍りつき、レジの辺りの人が一様に口を開け、両手を天井にむけ挙げています。
「ちがう、ちがう、入口で拾った」と必死に言えば言うほど、口まで覆った垂れで音がこもり、意味不明の早口みたいに響きます。
さらに弁解しようと一歩前に出ると、たいへんな騒ぎになりました。
いつの間にか通報され、御用に。
本当に夢でよかったです。
旅に、その帽子買わなくてよかった.......
「徒然草」に「深き水は涼しげなし 浅く流れたるは はるかに涼し」とあるそうです。
繁華な四条大橋から覗く鴨川も、適度な流れときれいに整えられた水底から涼しげに見えました。
限られた空間に自然の地形をたくみにうつした庭園では、高低差も配置され、涼しげなせせらぎが用意されています。
小さな滝を模したところから、勢いをつけて落下し、傾斜や緩衝物によって微妙に音を変え、それらが重なり合うことによってもまた変化が生まれます。
一方、二尊院から常寂光寺へむかう間には、アオコでドよんだ池がありました。
まったく水が動かず、緑一色の水面は底も伺い知れません。
しかし微かに水の音がしており、何処かに流れでもあるのかと、ふと後ろを振り返って見ると、おばちゃんがペットボトルの水でうがいしているのでした。
今回久しぶりに二尊院をまわったのは、角倉了以の墓所があるからです。
角倉了以は戦国期の豪商で、私財を投じて高瀬川を開削したり、秀頼の菩提を弔うべく寺を建立したりするタイプの人でした。
今年ここにお参りするのは、特に意味のあることのように思えました。