Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

Laurence Fellows

2010-01-01 | Others
  新年あけましておめでとうございます。
昨年中はありがとうございました。今年もよろしくお願い致します。

最寄りの駅に貼ってあった旅のポスターに、京都の料亭のご主人が写っていました。いつだったかこの方を取材したTV番組の中で「日常で一番気を使われるのは」との問いに、挨拶、特に朝の挨拶と答えていらしたように記憶しています。

これは年初のブログもご挨拶を欠かすことはできないと思い、罷り出た次第でございます。正月で時代がかってしまいました。



Girls in white dresses
With blue satin sashes
Snowflakes that stay
On my nose and eyelashes
Silver white winters
That melt into springs
These are a few of my favorite things.

ご存知のようにこれはサウンド・オブ・ミュージック「My Favorite Things」の一節で、私はサラ・ヴォーンの歌で聴いていますが、好きな物ばかり挙げるのは楽しい反面、あまり声高に言うのも難しい面があります。

そういうわけで、私もローレンス・フェロウズの絵が好きです。
二十数年前、初めて見た時からずっと良きお手本でもあります。以前、必要に迫られて勉強した話を書いたように思いますが、雑誌の写真よりも何よりもフェロウズの描く男達だったらどうコーディネートするだろう、フェロウズだったら何を着せるだろうとイメージすることが、その頃一番勉強になったように思います。

画像の「Men in Style」は1993年の本で、副題が「The Golden Age of Fashion from Esquire」となっており、当時活躍したフェロウズ以外のイラストレーターも見比べることが出来ます。
1930年代に光り輝いていたフェロウズの絵筆も、40年代に入って戦時色が濃くなり題材が限定されてくると、しだいに輝きを失って行くのが分かります。

この本にはフェロウズの絵がそれほど多く収められている訳ではないので、初心を忘れないよう普段はスタンドに飾った物を置いて楽しんでいます。


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