Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

ボタンのかけ違い?

2011-10-11 | Others
 先週一週間のうちに、知人の男性・女性それぞれからご指摘を受けました。
「BDのボタンはずれてますよ」
「上着のボタンへんなところが掛かってますよ」

と、私に恥をかかせないよう気をつかってか、そっと教えてくれました。
すぐ直すのですが、いつの間にかまたへんな格好になっています。
だらしなくて、しょうがないです。

というわけで、更新が滞っていました。
このスーツ見たばっかり、と思われるかも知れません。先日のスペアなのです。



金木犀が咲いたと思っていたら、すでに盛りを過ぎて、ある朝さっと散っていました。
陽気が良くなったせいか、頻繁にお座敷がかかるようになって、そういう席で何だか同じ話ばかり繰り返してる気もします。

鮮度のある話をその日のうちになんて、食材みたいなこと思いますが......
鮮度のない話を.....

1980年頃だったでしょうか、ひとまわりくらい年上の人たちに面白がられて、よく誘われた時期がありました。
その頃、夜中に営業している飲食店はかなり限られており、開いていたうちの一つが中華街にありました。
そこに深夜いたのはちょっとお猿さんみたいなフランキー・リー・シムズ似のおじさんと、相当ハウリン・ウルフに似たおじさんです。
ある日前者がNHKの映像にうつっていたそうで、連れの一人がそれを言うと、おじさんはテレました。ウルフの方に言うと、ヤキモチなのか不機嫌だったと言います。

ある晩のこと、注文のネギソバを㋚のおじさんが運んできてくれると、あら危険、おじさんの親指がスープに浸っています。
「おじさん、おじさん、親指入ってるよ!」
するとおじさんは満面の笑みで、
「ダイジョウブ、熱くないよ!」、と力強く答えたのでした。

アルコールの入った一同は、しばらく笑いやみません。涙を流しながら、喜ぶ人もいます。
もちろん、その後しばらくは何処へ行っても皆でその話を吹聴しました。

それから数十年、「時効警察」の最終回だったかを見ていた家内の横でアイロンをかけていると、中のおじさんが皆に笑い話を聴かせてスベるという場面で、件の話に瓜二つの事を語っていました。

自分の経験を話すと家内は「そんな話どこでもあるでしょ」とツレないリアクションでしたが、私にはどうにも無関係に思えません。
その場に居合わせた人のなかには、芸能関係に知人を持つ人も混じっていたし、各々があちらこちらで語った成果じゃないかと秘かに思ったりもしました。

私が知るオリジナルの人が語る話の展開には多くの人が大笑いさせられましたが、TVでは脚本上ただスベる話になっていたのは残念です。

そこまで書いてふと、私が語って「スベるバージョン」を流布させたんじゃないか、と少々心配になってきました。
まさかそんな事はありますまい、やはり家内の言うとおりだったのでしょう。


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