体質変更？

　私の寒がりは今に始まった事ではないが、今日は夫の話。
　若い頃の夫は暑がりで冬でも下着１枚で平気な位だった。

　夜も暖房不要で足は湯たんぽのようで同衾すると暖かかった。
　それが還暦を迎えた頃から寒さを訴え始め、人並みになった？

　２年前、脳梗塞を発症してからガラリと体質が変わったようだ。
　夏は暑がらなくなり、冬は極端な寒がりになっている。

　部屋の暖房をオンにしてベッドに電気敷毛布、厚着のまま寝る。
　それでも寒いと日本酒を希望する有様、この先が思いやられる。

　寒さはまだほんの序の口！　寒がりは私一人で十分なのに…。

マッサージ機

　昨夜、遅くまでゴソゴソしていたら入浴しそびれた。
　洗髪もしたかったので思い切って近所の温泉に行ってきた。

　夫が元気な頃はあちこち温泉巡りをしたのに今はご無沙汰。
　温泉は数年前に近所に出来た所だが一人だと滅多に行かない。

　久しぶりの湯で長湯した為か、湯から出た時はめまいがした。
　貧血気味だったのかも？　用心深く着衣を整えて待合室へ。

　マッサージ機が１５台程備え付けられているのでそこで休息。
　眼鏡を置いてきたので適当にスイッチオンしたら「全身ほぐし」

　最近の機械は優れもの、リラックスできた。無料なのもgood！

敬称は難しい

　夫の鼻水がひどくて辛そうなので耳鼻咽喉科に連れて行った。
　蓄膿の気もあるので調子悪くテッシュの消費量が増えて困る。

　診断の結果はアレルギー性鼻炎との事で薬を処方された。
　会計を待つ間、待合室の掛け時計などを眺めていた。

　するとおかしな事に気が付いた。「贈呈　○○先生殿」
　先生が尊称なのにまだその上に、殿とは変と思わない？

　何処の病院でもよく見かける出身大学からの開院記念だろう。
　「先生様」先生と様の２重表現をする人も居るが、これも変！

　堂々と待合室にかけている事は違和感を感じないと言う事？

綺麗な包装紙

　「お歳暮で～す」と宅配便が届いた。差出人は昔からの親しい友人。
　？と思いながら受け取り、上紙を外すと綺麗な包装紙が顔を出した。

　それは黒地に華やかなバラの絵模様、ピンクのリボンで結んでいる。
　開けてびっくり玉手箱！　誕生祝いと思うが中はあまりにも豪華品。

　私は先方には誕生日に葉書１枚を送るだけなのに…恐縮を通り越す。
　この際、特に包装紙が印象的で品物を十二分に惹き立てている。

　私は「花より団子」派で実を重視する方だが、今回は見惚れた。
　松坂屋の贈答用包装紙なのか、別にラッピングを頼んだのかな？

　お礼がてら聞いてみるつもり。本のカバーにするのも良さそう。

女中じゃない！

　今朝、夫と些細な事で行き違いがあって少し波風が立っていた。
　しかし私一人で出かける用があったので怒るまいと抑えていた。

　早めの昼食を夫に食べさせて出たが、時間を間違えたようだ。
　３０分も早すぎて待つ。出かけにバタついたのが馬鹿みたい？

　「まあ遅刻よりはいいや」と思い直して仲間の来るのを待つ。
　ここでも気分がざわつく事があった「今日はついてない！」

　帰宅したら片付いている筈の食卓が散らかっていた。
　後始末をしながら怒鳴っていた「私は女中じゃない！」

　八つ当たりの感無きにしも非ず？夫はギョッとしていた。　

ノーベル賞

　新聞を見て初めて知ったが、今年も日本人に受賞者が出た。
　秋山一郎氏がノーベル平和賞！　OPCW初代査察局長との事。

　恥をさらすが、聞いた事もない名だしOPCWも知らなかった。
　記事では「化学兵器禁止機関で10年間務めた功績」とある。

　
　昔、佐藤栄作氏も受賞したが他の賞に比べると基準が曖昧？
　文学や化学、物理の受賞者は騒がれるのに温度差がありそう。

　文学賞はアリス・マンロー「現在短編小説の巨匠の評価」で受賞。
　彼女の事も知らなくて代表作「イラクサ」を借り他のも予約した。

　そう言えば作家、村上春樹も有力候補者だったのに又もやお預け？

ナメクジ

　湿気の多い日は台所の流し台などでナメクジを見かける。
　流し台下の物入れでは糞か卵か知らないが黒い斑点も見る。

　ナメクジを見るのは驚きもしないし怖くもないが気持ち悪い。
　間違って触れるとヌルヌルがつくので、これは非常に不快。

　カタツムリとナメクジはよく似ている。殻の有無の違いだけ？
　カタツムリの殻が進化してナメクジになったそうだ。

　両者は別物と言うがナメクジは進化しなかった方が良かった？
　カタツムリは童謡にも歌われて愛されるがナメクジは嫌われ者。

　見つけ次第、塩をかけている。砂糖でも同じ効果があるらしい。

特定健康診断

　国民保健の加入者、40～74歳対象の特定健康診断の受診日だった。
　平成20年から始まったメタボや生活習慣病などを調べる健康検診。

　毎年、市から受診申込書が届くので場所や日時の予約をしておく。
　最初の数年は真面目に受診したが今は行くだけの価値を感じない？

　夫婦２人とも通院の身、各種検査をしているから２重手間に思う。
　保健婦から生活指導の話を聞いても特に役立つような情報もない。

　面倒なので棄権したい気持ちだったが市民の義務かなと思っていた。
　大勢の人で大変、まして夫同伴なので疲れるだけで来年からはパス！

　検査に縁遠い人が早期発見・予防の為に受診すれば良いのでは？

介護事業

　夫はディケアに行くのに道幅の広くなる橋の所まで出て待つ。
　玄関まで来てくれるのに先走って時には30分も前から出てゆく。

　一人では危ないので送りに行くが余分の手間と時間が惜しい。
　ぼんやり待つのは退屈なので私は軽い運動などしたりする。

　同じ時刻に同じ人が散歩したり通勤したりしているものだ。
　異なる介護事業の送迎車が４台、同時刻にその橋で行き交う。

　馴染になって他社の運転者にも会釈するようになっている。
　介護保険が出来てからと思うがその手の事業所が多くなった？

　雇用の機会が増えて良いのかもしれないが長寿社会を実感する。

いりこだし

　市場で立派なイリコを見かけたので少々高めだったが買ってみた。
　昔はどこの家も（当地だけ？）料理にはイリコが欠かせなかった。

　イリコで出汁を摂っていた。カタクチイワシを乾燥させた小魚。
　それなのに最近は手軽な「だしの素」を使う癖がついている。
　

　イリコ出汁は大好きだが、急ぐ時はつい粉末など即席物を利用する。
　これではコクのある味は出ないと思いつつ、便利さに負けたりする。

　
　「いりこだし」の調味料も出ているが、やはり本物にはかなわない？
　イリコ味の料理は懐かしいし、その快い香りが何とも言えず好き！
　

　台所に陣取ってイリコの頭などを取り除いた。明日の料理が楽しみ。

小春日和

　今週は比較的暖かくて過ごしやすい日が続いている。
　室温１５度、外はお日様も出て風も無く気分は爽快。

　布団を干し、夫の寝室を重点的に掃除したらサッパリした。
　冬は夏と違って毛布などが増えるから取り込むのも大仕事。

　その後、庭に出て草花の手入れなどしているとお昼になった。
　夫はディケアで留守、マイペースで動けるから解放感がある。

　昼食も私一人なら手抜きで結構、のどかな気分を楽しんだ。
　午後からは炬燵でいつものように読書やパズル、PCで遊んだ。

　毎日が一人は寂しいかも知れないが、今日のような日は最高！
　

12月の郵便物

　１２月に入ると年々増える傾向にある喪中葉書が届く。
　それを見るとそろそろ年賀状を書かなければと思う。

　お歳暮用とかお正月用品のカタログも次々と届いている。
　どれも印刷が立派で宣伝費も商品代に含まれるのだろう？

　今月は私の誕生月でもあるからメッセージカードも届く。
　どれも営業用で「特別サービスします」なんて書いてある。

　車屋・眼鏡・化粧品・美容院やスーパ等、飛びつく物はない。
　当日ならば姉妹などから葉書の１通や２通は来ると思う？

　今更、どうと言う歳でもないが「おめでとう」の言葉は嬉しい！

紅マドンナ

　紅マドンナと呼ばれている高級蜜柑が話題になっている。
　テレビでも何度もこの時期、紹介されるから今では有名？

　皮が薄く濃いオレンジ色、ジューシとかゼリーの様と言われる。
　去年、私も試しに食べてみたが値を考慮すると二の足を踏む。

　都会に住む兄宅の歳暮は毎年蜜柑と決めているから見に行った。
　紅マドンナの前で思案する。１０個前後で４，５千円が相場。

　従来の温州ミカンなら１０㎏箱の値段、どちらが良いか迷う。
　貰う側は自分では滅多に食べない高級品の方を歓迎するかな？

　我家用なら迷わず温州蜜柑の方を買う…決断できず保留状態。

子供の発想

　何時も買いに行く野菜市場で面白い場面に出くわした。
　柿の品定めしていると幼稚園生位の男児がやってきた。

　「あれっ！　これが苺なの？」と驚いたような声を出す。
　箱を指さしている。側面には確かに苺と印刷されている。

　柿は痛みやすいから納入業者が苺の箱に詰めて出荷している。
　私のお気に入りの柿農家のやり方、毎回それを１，２箱買う。

　若い母親が「苺の箱に入れているだけで柿よ」と教えていた。
　「おかしいと思った」子供は後ろを振り返りながら去ってゆく。

　大人には何でもない事が子供は不思議に思ったのだろう。
　

見聞を広める

　特に用もないので今日は家でゆっくりしたかった。
　それなのに夫は外出希望で車の助手席で待機している。

　「何処に行くのよ、ガソリンをまき散らすだけなのに！」
　「本を読むとか一人遊びしたら？　付き合いきれない！」
　

　とも言ってしまった。好天ならまだ良いが気が進まない。
　「視察だよ、見聞を広めなくちゃあ」夫はそんな事を言う。

　今更見聞を広めるって？　真顔で応える夫に笑った。
　勿論、本気でそんな事は思ってないのに、答になっている？

　喧嘩してもしょうがないから、市場調査に行ってきた。