森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

挑戦すること

2015年03月05日 11時00分46秒 | インフォメーション
先週末の講演は自分にとってたぶんエキサイティングだったんだろう。5時間の博多での講演、いつもよりさらに疲労感満載な感覚だったけど、帰りの新幹線でのtwitterの書き込みがエキサイティングであったことを物語っている。そして元来の攻撃性を取り返したような文章だ。
どうやらここ最近、うまく講演をする癖がつき、知らぬまにわかりやすい講演を意識していたのかもしれない。わかりやすい講演の提供は、すでに自分にとっては終わっている過去の情報だ。現在の情報は挑戦的で、かつ私自身も十分に解釈できていない。だから、ついつい熱心になり語尾を荒げたりしながら講演をする。要するに昨日の講演はスマートさにかけた失敗でもある。


私自身、昨日の経験から、知らぬうちに試練や逆境のない人生になっていたことに気づいたわけである。ここ数回の講演で、いわゆる新しい情報を入れ挑戦してみたが、それはそれでエラーが起きる。いい歳した自分にとっては人から試練を与えられるのではなく、自分で与えていかないといけないわけだということ。
若い時は他者や外部環境に試練を与えられるが、年齢とともに、それは自分が自分に課していかなければならない。挑戦すること。人間にとっての永遠のテーマでもある。子供の時は常に挑戦していた。自転車、逆上がり、勉強、人間関係、、、


大人になり、それなりに生き、それなりの立場になり、そして社会的排斥を恐れて保身に回ったり、自分が標準になろうとしていたことに反省する新幹線内であった。それでは対象者は守れない。英断をもって離れる勇気も必要だということを、挑戦するという行動は教えてくれたわけである。


national examinationをpassしたであろうみんなは、次はどんな挑戦がまっているんでしょうね。次の挑戦を選択するときには、何かを捨てなければならないかもしれません。誰かと結婚するということも挑戦なわけで、そして他の可能性を捨てるということでもあるわけで。。。人生はそういう選択の連続。選択のなくなった自分自身は発達にブレーキがかかった状態でもあるのではないでしょうかね。これはエクササイズ・課題の選択も同じです。