森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

1~3月の講演スケジュール

2015年01月15日 19時35分29秒 | インフォメーション
トータルアプローチ研究会 特別研修会 講演
日時:平成27年1月18日(日)10時~16時(受付開始 9時30分~)
会場:臨床福祉専門学校
テーマ:高次脳機能障害に対するリハビリテーション
講師:森岡  周

福岡リハビリテーション病院 出張講義
日時:平成27年1月30日(金)18:00~19:30
会場:福岡リハビリテーション病院
テーマ:痛みの慢性化に関わる脳内機序について
講師:森岡  周

Peach特別研修会 講演
日時:平成27年2月1日(日)9:00~15:00
テーマ:ニューロリハビリテーション 臨床編 : 痛みの神経機構とニューロリハビリテーション
場所:国際医療福祉大学 大川キャンパス (福岡県大川市榎津137-1)
講師:森岡  周

日本認知神経リハビリテーション学会ベーシックコース講演
日程:平成27年2月6日(金)~8日(日)
会場:富士リハビリテーション専門学校 4F 講堂
テーマ:認知神経リハビリテーションの基礎科学,他
講師:森岡 周,他

合同会社geneセミナー
テーマ:神経科学から考える脳卒中リハビリテーション-運動機能回復のための臨床手続-~名古屋会場~
講 師 森岡 周
開催日時 2015年2月11日(水・祝)10:00~16:00(受付9:30 ~)
会場 名古屋市中小企業振興会館 7階 メインホール 愛知県名古屋市千種区吹上2-6-3

鹿児島県理学療法士会 学術研修会 講演
日時:平成27年2月15日(日) 9:00~12:00
場所:鹿児島大学鶴陵会館
テーマ:高次脳機能障害の脳内機構とニューロリハビリテーション
講師:森岡 周

畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(研究編)
日時:平成27年2月21日~22日
場所:畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター
テーマ:脳機能イメージング研究の概要,他
講師:森岡 周,他


西記念ポートアイランド病院 出張講義
日時:平成27年2月28日(金)
テーマ:神経科学から考える回復期リハビリテーション
講師:森岡  周
会場:西記念ポートアイランド病院


合同会社geneセミナー
日時:2015年3月1日(日)10:00~16:00(受付9:30~)
テーマ:痛みの脳内機構とニューロリハビリテーション~福岡会場~
講師:森岡  周
会場:福岡県教育会館 3階 第1・第2会議室


第20回愛媛県理学療法士学会 教育講演
日時:2015年3月8日(日)
テーマ:ニューロリハビリテーションの概念とその戦略」
講師:森岡 周


※2月8日は大学院入試、3月15日はThe Cortexでライブ予定。3月20日から3月31日まではフィンランドとチェコの予定です。


自分探しの旅なんか??

2015年01月14日 19時27分43秒 | 日記


先週末の実習指導者会議の金子学部長のお話から、今日の大学院教育学研究科の授業まで、いろんな視点から自己や学生(他者)を振り返る機会にもなりました。
金子先生からいただいたお言葉は写真の通りですが、先生の履歴はこだわり・固執なく、その環境に適応してきたんだなと思いました。大学への入学も内部進学。医師を目指したのも成り行き。生理学教室の門を叩いたのも物作りに興味があったため。網膜の研究を始めたのも師匠がそうだったから。ノーベル賞受賞者のハーバードのヒューベル先生のところに留学しても、ヒューベル達の勧めで視覚野を研究せずに、網膜の研究を続けたこと。などなど。その時々に、自己のやりたい事探し(自分探し)なんてことをせずに、ただその時々に出会った人を信頼し、その与えられた勉強や仕事を忠実に行っていく(流れにのっていく)。そして、与えられた仕事を全うし、そこには全力を傾ける(こだわる;あきらめない)というように。そうしたプロセスが人々の信頼を起こし、結果として仕事を成就させたのだと。
よく「自分探し」とかいいますが、僕はあまりその言葉が好きではありません。自我同一性(自分を知る)の意識とは人間としての自然な現象で、作為的につくりあげるものでもありません。作為的に意識しすぎると、同一性拡散(自己喪失感)が起こってしまうと思っています。昨日の2回生の授業、今日の3回生の授業では、試験前の彼ら彼女らにそのようなメッセージを残しました。僕自身は、こだわるのは自分自身の仕事(成果)であって、自分の環境やライフスタイルという抽象的なものではないと思っています。むしろ、それは流れに乗ります。それにこだわりすぎると、些細な情動を抑制できないためです。固執は前頭前野の働きを弱め、期待値を低下させ、ストレス・痛みに弱い心をつくってしまいかねません。
しかし、側抑制へのプロトン関与の証明だけでなく、ヤング、ヘルムホルツの三色説を神経生理学で証明してたなんて。。あらためてすごい人が側にいると思いました。。襟が正されっぱなしです。
http://www.kio.ac.jp/faculty/grad-school-health/

仕事は趣味である

2015年01月06日 19時29分11秒 | 日記


新年1発めの授業は人間発達学。今日は言語の発達でした。言語における意図・身体の重要性を理解してくれたかな?なぜ私たち日本人が日本語がネイティブなわけを。。
さて、先ほどまでの、今日の院ゼミはにぎやかでした。1月8日が修士論文の提出ですので、今日はうちの研究室のM2の9名がそろい踏み(あ、長野の保屋野は来てないか。。。)でした。今日はM1 10名の中で3名の研究計画・結果をみんなでディスカッションしましたが、片山君のデータは2つの仮説の決着をつけることができる成果になるかもしれません。これによって、疼痛の臨床を少し前進させることができそうです。HarisやFink以来ですから15年かかりましたね、笑。
研究とは未来のためにあるもの。研究ができる臨床家は今(オンラインの臨床)と未来(研究成果)をつなぐ存在になることでしょう(時制をもった臨床家)。メディアに出たりすることが一見華やかに思え、時代をつくってそうに見えますが、それは一瞬な一過性のものであり、結局は消え去る。それよりも、目に見えないもの、その成果を作品・原著に残す事。自分がなくなってもその作品は残り続け、それが真実であれば、使われ続けるわけです。会社を残すということもそういうことですよね?ただ研究成果が残るということは、一部の人達のためでなく、世界の人々を対象にしています。
いずれにしても、現行、カオスのようにやられている臨床を整理するためにも研究の成果は大切になります。時制の役得は脳の本質的な意味ですからね。
今日確認したD3の大住の研究成果、D1の大松の研究成果もあっとおどろくものになりました。これも臨床を1歩前進させる基礎的知見ですが、介入研究の母集団に基づく数字遊びと違って、人間・病態の真実を捉えたものになるかもしれません。追試される研究を世に出して行きたいですね。
リーダシップをとれる人間、ハブとなる調整役の人間、ムードメーカー、様々な人間達で創発される研究センターのメンバーになりました。
腰痛が醜い状態ですが、1時間ほど原稿に向き合います。「仕事が趣味であり、趣味が仕事である」「研究とはノルマではなく、発見の連続が起こる趣味でもある」

新年!

2015年01月01日 19時30分40秒 | 日記


明けましておめでとうございます。今年も心身ともに「健康」に生きることでき、また新しい年を迎えれることができる、それだけでたぶん幸せだと思います。
管理業務も増えていますが、それだけでなく、いろんなことを企てて(いろんな目標を完成させて)いこうとは思っていますが、人間として、よきものを次の世代・時代に残せるよう(種の保存の心髄)、いろんなものに向かっていこうと思っています。一番戦わないといけないのは、自己の心と肉体であることは間違いないのですが、40代も半ば、心身と相談の上、向かいます。いずれにしても、また皆さんのご協力・援助を求めると思いますが、何とぞよろしくお願いいたします。