森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

合同会社gene研修会 講演

2011年08月31日 14時57分19秒 | インフォメーション


合同会社gene研修会
テーマ リハビリテーションのための脳・神経科学入門~福岡会場~
講  師 森岡 周 先生
畿央大学 健康科学部 理学療法学科 教授・理学療法士
日  時 平成23年9月4日(日) 10:00~16:00(受付9:30~)
場  所 都久志会館 地下1階 ホール
福岡県福岡市中央区天神4丁目8-10
対 象 者 PT・OT・ST・NRS・柔道整復師・その他

日本認知神経リハビリテーション学会シンポジウム

2011年08月31日 14時56分24秒 | インフォメーション
第12回 日本認知神経リハビリテーション学会学術集会
期日 2011年9月2日(金)~9月3日(土)
場所 大阪国際交流センター
テーマ 「行為の回復-新たな生活へ旅立つ準備-」
シンポジウム 「右片麻痺の行為、左片麻痺の行為」
 司会:
  沖田一彦(県立広島大学)
  本田慎一郎(ヴォーリズ記念病院)
 シンポジスト:
  内田成男(富士リハビリテーション専門学校)
  宮口英樹(広島大学)
  高橋昭彦(高知医療学院)
  森岡 周(畿央大学)
  富永孝紀(村田病院)

日記:久しぶりの日記らしいもの

2011年08月25日 11時58分36秒 | 日記
今週は院生や来客が多い日が続きました.
院生の状況はというと.
月曜日はM1の青木さんが来て,
道具の操作における自由意思の論文のpubmed検索をやっと習熟したということで,
以前はヒットしなかった論文に多くめぐりあえて嬉しいとの意見をもらいました.
検索の仕方もある意味技術です.
博士課程のメンバーが指導してくれていてありがたいです.

そのあと,D2の林部さんが来室.
背損モデルラットに対する神経再生治療とリハ治療の併用効果を調べているが,
まずはリハ効果のアウトカムの伝達をいただいた.
ラットの背損は回復することから,
デザインが非常に難しいが,
なんとかアウトカムを考えることで,
うまくいくような気がしました.

火曜日は大学の将来構想委員会に出席し,
来るべき,医療情勢と教育体制の関係について考えることができました.

午後は高知より実習地訪問のついでに
鶴埜先生が研究室にみられ,
今後の展開について把握しました.

そのあと,M2の千代原君と尾崎君の
運動学習に関連した研究のソフトをわたし,
彼らは彼らなりに自分の研究に対して自信を持ち始め,
いい傾向になっていると感じました.
千代原君は運動学習におけるdefault mode networkの関係を脳波研究から明らかにしようとしています.
一方,尾崎君は適応的学習と系列的学習に分類し,
それらにより効果を示す手続きに関して,
行動学的パラメータの視点から分析しています.
予備的結果を見る限り,素晴らしいデータになるのではないかと感じています.
ただし,リハの業界にはこの意味を理解してくれる人が何ににるかと思うと,
しかるべき雑誌のレフリーと相当な意見交換が必要かもしれません.
レフリーの知能が偏っている雑誌があるため,
齟齬が生じる場合があります.
キネシオロジーのみの視点の査読者ばかりであれば,
なかなか理解されるのに時間がかかるでしょう.
ある意味,協調,ある意味,抵抗の姿勢を忘れずに.

そのあと,仕事の合間を縫って,
M2の山田さんが来室,
彼女は膝疾患に対するある動的バランス検査の適応と限界に関して,
運動学的,運動力学的に分析しており,
結果から,あることがいえそうなところまでやってきました.
残り中間発表の期間までいかして,
なんとかデータの蓄積・処理をしてもらいたいと思います.

19時過ぎには大学院受験希望者が来室し,
研究計画を確認しました.
本年度はうちの研究室は7名ほどの受験になるかもしれません.

20時前にはM2の横部さん,千賀さんが来て,
それぞれ,今後の計画の確認をしました.
横部さんは痛みの脳内機構,
千賀さんは上肢の運動知覚時における脳内機構を調べようとしています.

大学院生修士課程の者たちは9月の中間発表に向けスパート状態です.
一方,博士課程の者たちは投稿タイムリミットとなりそうです.


日記:人生の刻印

2011年08月21日 11時42分34秒 | 日記
人生もすでに折り返し,
毎日毎日が目まぐるしくすぎていきます.
1年の速さというのはまさに,年齢を重ねるごとに「べき関数」のように速度を上げています.

ある原稿を書こうと思い,
過去のパソコンのフォルダを整理していると,
あ,この学会の講演資料,もう3年も前かと・・・
まだ1年前のような感じもするが,
それだけ,月日の流れがはやいのでしょう.

就職して1年目とか,2年目とかの速さに比べ,
ここ数年は1年があっという間に過ぎてしまいます.

もう社会人となって20年.
畿央大学に来て8年目.
前の職場は9年,その前は3年ですが,
その時の方が心的に長く感じ,
30代から40代に行くにつれて,
短くなってきました.
これが50代に向かうこの10年足らずは,
もっと早く感じるのかもしれません.

そのようなことを感じると,
自分の人生を考えることがしばしばあります.
その道しるべには必ずターニングポイントとなった
心理的な媒介(環境)があったように思えます.

それは人との出会い,
書物との出会い,
環境との出会い,
論文との出会い,
音楽との出会い,
そしてかけがえのない社会人後に出会えた友人と.

そうした媒介に心から感謝できるようになったのも
この数年かもしれません.

それと負の相関があるように,
自分を向上させる意識というのは少なくなったように思えます.
もっと成長したい,
もっと学びたい,
もっと向上したい,
人に勝ちたい,自分に勝ちたい,負けたくない,
という本能的な欲求は少なくなったように思えます.

以前は上司をみると,
もっと自分を追い込めよ,
もっと背中を見せてくれよ,
とか,時代がわかってないな~とか,
上を見る目がアンチテーゼとなり,
それを乗り越えないといけない,
とも思ったりして.

けれども,この年になって,
様々な身体機能の低下を感じ,
一方,それとは反比例するように,
心の余裕を得て,
あせらず,ゆっくりと事象を考えるようになってきました.

そして,それと共に,
あと何年,自分はこの調子で頑張れるのか,
あるいは,どのように自分がしてきた仕事をまとめるか,
どのように後輩にそれを託すのか,
そして託した後の自分の基盤は...などなど.
と考える時もあります.

私にとって,今のラインでの大きなテーマはあと3つ.
けれどもその道半ばでたえるかもしれないし,
一方ですぐさまできあがるかもしれない.

達成したら,いまのラインを歩かず,
違う道を歩きたいのかもしれません.
このように思えるのは,
人生は一度きりしかないということをここ数年やっと感じ始めたからかもしれません.

若い時はどのようなことをいいつつも,
それはキャッチフレーズにしかなく,
自分を鼓舞したり,履き違えた自由を意識していのにすぎなかったのでしょう.
この年齢になって,
いよいよ人生は一度きり,
そして,せいぜい今の延長は,あと10年~20年.
そう考えると,やっとのこさ,
人生を楽しもうと思いはじめたのです.

それはやっと,自分が何者かということが,
うっすらわかってきたからかもしれません,
そして自分が何のために生まれ,
他人のために,社会のために,この世に何を残していくのか,
といった自分の人生の刻印を意識しながら.


9月の講演スケジュール

2011年08月16日 09時52分32秒 | インフォメーション
9月の講演スケジュール

第12回 日本認知神経リハビリテーション学会学術集会
期日 2011年9月2日(金)~9月3日(土)
場所 大阪国際交流センター
テーマ 「行為の回復-新たな生活へ旅立つ準備-」
シンポジウム 「右片麻痺の行為、左片麻痺の行為」
 司会:
  沖田一彦(県立広島大学)
  本田慎一郎(ヴォーリズ記念病院)
 シンポジスト:
  内田成男(富士リハビリテーション専門学校)
  宮口英樹(広島大学)
  高橋昭彦(高知医療学院)
  森岡 周(畿央大学)
  富永孝紀(村田病院)



合同会社gene研修会
テーマ リハビリテーションのための脳・神経科学入門~福岡会場~
講  師 森岡 周 先生
畿央大学 健康科学部 理学療法学科 教授・理学療法士
日  時 平成23年9月4日(日) 10:00~16:00(受付9:30~)
場  所 都久志会館 地下1階 ホール
福岡県福岡市中央区天神4丁目8-10
対 象 者 PT・OT・ST・NRS・柔道整復師・その他



京都回生病院 出張講義
日時:平成23年9月8日
テーマ:脳卒中片麻痺上肢に対するニューロリハビリテーションの考え方
場所:京都回生病院
講師:森岡 周(畿央大学)



畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー 応用編
日 時 平成23年9月10日(土)、11日(日)
場 所 畿央大学 KB04教室
講 師 森岡 周,松尾 篤,冷水 誠,前岡 浩,信迫悟志(畿央大学/畿央大学大学院)




日本理学療法士協会 理学療法士講習会(基本編 理論)
テーマ 脳卒中理学療法に必要な基本的知識
日時 2011年9月17日(土)・18日(日)
場所 秋田大学医学部(〒010-8543 秋田市本道1-1-1)
講師
森岡 周(畿央大学)
高見彰淑、長田乾(秋田県立脳血管研究センター)



9月23日は大学院入試24日はライブ,25日は院修了生の結婚式です.



沖縄リハビリテーションセンター病院 講演

2011年08月15日 21時56分48秒 | インフォメーション
Pain Rehabilitation 講習会のご案内

テーマ:脳科学からみたPain Rehabilitation
日 時:平成23 年8 月26 日(金) 19:00~21:00
会 場:沖縄リハビリテーションセンター病院
主 催:沖縄リハビリテーションセンター病院
講 師:森岡 周 氏(畿央大学大学院 健康科学研究科 教授)
定 員:120 名
受 講 費:2,000 円
申込方法:メールにて件名を「110826 講習会申込」として、①氏名、②職種、③所属、④経験年数を明記の上、tapic-reha@hotmail.co.jp 宛にお申込み下さい。
※もうすでに締切
問合せ先:沖縄リハビリテーションセンター病院 貞松・島袋・比嘉 098-982-1777

日記:引き受けることと,切迫感

2011年08月15日 21時10分02秒 | 日記
高知で宮本先生らと研究の打ち合わせに関する仕事を終え,
様々な問題はあれど,その船に乗っている以上は,
ある意味無責任な行動に出ることはせず,
「動かざること山の如し」の場合もあると思いました.
園田先生がイタリアより一時帰国しており,
先日,私がローマに行っていたにもかかわらず.
彼に連絡せずだったので,
「どうして連絡くれなかったのですか?」と
教え子から言われました.
彼の卒論を担当しましたが,
何も言わずに,時間をかけず,そつなくほぼパーフェクトのこなした記憶があります.
学会でも能力を存分にいかし,
1いえば10行動してくれる,本当に頼もしい男です.
風貌はホスト系ですが・・・

彼には来たるべき,別の仕事以外の活動にも参画してもらいたいと思っています.

そのまま高知に残り,
よさこいのメンバーと今年度のよさこいについて語り,
今後の人生をどう生きるかについて,ビジョンを想像しました.
今年度のよさこいは前夜祭のグランプリが「ほにや」でした.
80年代日本のミュージック的フレーズが耳に残る名曲でした.
ドラムセットを地方車の上に積むという離れ業に感服するとともに,
PAの素晴らしさに脱帽しました.
本祭のよさこい大賞には,長年大賞をとれなかったが,
祭りらしさを追求してきた,とらっく(高知県トラック協会)がとりました.
震災後の今年度にふさわしい祭りとしてのパフォーマンスでした.
地方車の上の衆,周りを固める男衆の俳優なみの演技に脱帽です.
演じるということは,それを引き受けるということ,
人生にとって,他人や社会に対して,利益以外で「引き受ける」ということの意味を考えてしましました.
マズロウの欲求では自己実現まででしたが,
まさに引き受けるということはコミュニティ発展の欲求です.

自分や自分の仕事を犠牲にしてまで,
高知の発展,祭りの維持・発展を考える「コミュニティ発展」の欲求は,
古くから人間に伝わってきた「祈り」の精神に通じるものがあります.
自分を犠牲にしても,
五穀豊穣,家内安全を祈り続ける「神人(かみんちゅ)」に通じます.
祭りの本来の姿は,引き受けること,そして,それを演じることであり,
仕事以外にそうしたことをし続けるということは,
実はコミュニティ発展に寄与していることであり,
それはまさに人間の欲求の最高次なもので,
他者を思う気持ちなしには出現しないものです.
わが故郷の坂本龍馬は強くそれを思ったのでしょう.

私が講演を引き受けるということは,
今の大学の仕事以外のことであり,
別に引き受けなくても十分に足りています.
しかしながら,これだけ体を壊すことがわかっても
それを引き受ける理由は,
まさに,コミュニティ発展なのかもしれません.
それは患者さんのためとか,研究のためという小さいものではなく,
社会全体の発展を意識したものであるから,
継続できるのかもしれません.

一方で,引き受けると反面,
引き受けなかったらよかったと思うこともしばしばあります.
執筆もその一つです.
自分がやりたいことは他にあるのに,
しぶしぶ引き受けることもあります.
どちらかといえば,そっちの方が多いのかもしれません.
けれども,そういったものを引き受けることで,
常に時間との戦いが起こり「切迫感」がわきます.
この切迫感こそが,人間の脳を発展させる条件なのです.
切迫感による息切れや,
無行動になってしまえば,
それはそれで抑うつ状態になりますが,
むしろ,その抑圧一歩手前の切迫感をエネルギーに変え,
新たな自分の行動力へと発展し,
その行動を起こすことで,新たな自分に出会えたり,
新たな他者に出会えたり,
新たな自己と他者との関係性に出会えたりすることで,
新しい動機づけとなるのです.
こう考えれば,ある意味,とてつもない仕事を引き受けることが,
自らの人生にとって,とても重要であると認識できます.

おそらく,昔のルネサンスの芸術家は,
教皇からとてつもない大仕事を依頼され,
葛藤した末,それを引き受け,
大仕事をなしとげたのでしょう.
これは現代の漫画家や作曲家などにも通じるものがあります.

切迫感をもって引き受けること,
そして,それを苦しみながら進めていくエネルギーこそが,
人間がたくましく,つよく生きていくための条件なのかもしれません.

まだまだ私もその切迫感を信頼のおける友人とともに楽しんでやろうと思っています.


Kio post-graduate LiVeのお知らせ(訂正!!)

2011年08月13日 16時26分25秒 | よさこいと高知
曜日が間違ってました!!!
24日の土曜日です!!



Kio post-graduate LiVeのお知らせ




出演

Blue Bear / subcortex / sun+3 / The Cortex / りす組~おもいでいっぱい~(出演順)

※17:00~ Blue Bear; 畿央3回生バンド
 17:40~ subcortex:ハードロックが栄養な高知が誇る理学療法士バンド
 18:20~ sun+3:畿央4回生バンド
 19:00~ The Cortex:私+畿央卒業生バンド
 19:40~ りす組:昨年度畿央卒業生バンド

日時
2011年9月24日(土曜日)
OPEN/START 16:30/17:00

途中入場・退場も可能です!


チケット代
ADV/DOOR ¥1,000/¥1,500 別途Drink代¥500

購入お願いします!前売りなら1000円です.当日なら1500円です.
前売りなら,下記のアドレスまで! 私が普段になく,丁寧に対応します.講演ではありえません...笑
sssrm4@mail.goo.ne.jp


場所
北堀江club vijon

堀江でロックンロール!!!