森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

心の自由度

2006年07月31日 22時57分54秒 | 過去ログ
今日はAMに試験を調整し,午後に2科目の試験を学生に提示した.
学生もさぞかし疲れたようだが,厳しい面を感じてもらえればと思う.
簡単な方向に向かってはならない.
人間科学というものに入った以上,その難しい世界から逃れることはできない.


少し自分の時間がなく,腹立たしいが,これも人生だろう.
大人になり,習熟した面,心の自由度が減少した.
心の自由度を増やしたいものだ.
少々Negative傾向かな,最近.

魔女の宅急便 in Sweden

2006年07月30日 23時25分08秒 | 過去ログ

ジブリの風景~宮崎作品と出会うヨーロッパの旅~

魔女の宅急便はすばらしい.パリでのアパートでは暇あればみていた.

ストックホルムは北欧では行くべし.ヘルシンキよりも,コペンハーゲンよりも,レイキャビックよりも街並みはいい(オスロだけは行っていない).カロリンスカ病院で研修中は,ガムラスタンを「ぶらぶら」とし,スルッセンで「トマト」を口に入れていた.


意識---モウロウ

2006年07月30日 23時10分02秒 | 過去ログ
昨日は岡山より大学に昼間戻り,学生と面談,その後,もっぱら書類書き.
その後,心斎橋へ.
久しぶりに府立大の野村先生と食事.
相変わらず,バイタリティあふれている.
貪欲に邁進!
わざわざ,聖隷クリストファー大学(浜松)から重森先生も.
新幹線で大阪まで.
深夜まで飲み歩き,またまた,終電では帰れず.
いつものように,西名阪をタクシーでとばす.
意識---モウロウ.

あけて,今日はAMより大学へ.
明日の試験をまだ作成しておらず.
急いで作成.
「応用」を問いかける.
「記憶」だけでは勝負できない.
しかし,脳の引き出しには,いくつもに覆い被さった「記憶」が必要.
それをどれだけ取り出し,書き続けるか.
「応用力!」
難しい問題と,簡単な問題が混在する.
あとは,当日のワーキングメモリで勝負.


その後,書類,実習関連資料などなどに追われる.
休みというのに・・・デスクワークは続くが,「原稿」には手つかず.
夏休みというのに,余裕なし.
焦りは禁物だが・・・「こころ」のバカンスは??




多角的にみるということ

2006年07月29日 05時33分31秒 | 過去ログ
昨日はAM大学で報告書を書き、学生と卒論面談。
終了後、岡山に。
昼間は終了し、残すは夜間。

講義は、教育における外部評価と内部評価に関すること。
「正常」「常識」なんていうものは、今の人間が勝手に決めていること。
それについて、ある視点を述べた。
だが、板書スタイルでないと、苦しそう。
このような経験は10数年の教員歴からはじめてだ。
なんとか、彼らの注意の集中の持続を鍛えねば。

後半は次回のディベートに向けて、グループ討議。
目が輝く。
表情が違う。
あたらな一面を見る。

多角的にみることが必要だと、あらためて感じたが、一方で社会性という視点では、我慢することを鍛えないといけないことも感じた。
簡単なほうに教育がながされてはいけない。

さて、今から大学へ戻るが、最近、もっぱら文献を読む時間がない。もちろん、原稿なんか、その次である。本気で追われている。
しばらく、そっと~!



「リハビリテーションのための認知神経科学入門 」が紀伊国屋の売り上げで週間71位(一般書も含めて)になっていた。

バカンス

2006年07月28日 09時36分21秒 | 過去ログ

火曜日に急遽、高知に帰る。

教え子やかつての近森リハビリテーション病院の同僚と話したりで落ち着く。

宮本会長と研究会の細部を話し合う。創造性がみなさん求められます。

水曜、久しぶりの地元のフレンチ・ビストロ・ピコンに行き、カジュアルなひとときをすごす。 味は変わってない!

その後、高知医療学院に出向き、小野・池田・鶴埜先生たちとお話。以前はたわいもないことを時間をかけて話してたが、どうも、仕事のことになる傾向がある。お互い、年をとったものだ。

19時になり、よさこいのチームの練習に。当日、裏方仕事をいただく。ありがたいことです。久しぶりに素の自分に戻れる。馬鹿な青春な自分に、この素でいく関係性がいい。8月8日、こっちの大学院委員会が終われば駆けつけます。

ひとときのバカンスを終え、大学に。雑務(いや本務)に追われながら、会議をし、アルコールを入れる意味で、認知の研究会の面子とともに大阪に。

DAIGAKUでワインと食事を入れ、帰路に。

仕事仕事。岡山夜間部の講義はまだ続く。

もう心はバカンス気分だが、8月末までに原稿5本はちょっと目がくらみそうだ。

たわいもないブログでした。


「楽」ということ

2006年07月24日 21時21分57秒 | 過去ログ

今日から大学は補講期間.来週から試験期間となる.補講はないので今日からは授業なし.早速,メールの返信に費やす.プラス今後のスケジュール確認.早くもブッキング発見.なんとかしなければ.

2回生の見学実習などの調整,資料づくり,4回生の実習後アンケート作成など,雑務(本務??)に追われ,気がつけば夕方に.何もないと,仕事が遅い.しかし,身体が休まる.

3回生が何人か来室.いろんな話をする.脳研究の未来が語れる.一人は昨年度,自らでボストンに行き,MITやハーバードを見学し,現在は英語を勉強中である.言語が通じた,会話となった感動を今でも忘れないと言う.それは,単なる報酬系でなく,人間にしか持ち得ていないもの.彼,彼らの留学計画,将来の展開などを考えると,ワクワクしてくる.背伸びしてみること.それが常に.足下なんかみなくていい,遠くを見ていればいいんだ.

さて,急遽,2日間,高知に帰ることにした.目的は5つほどある.難しい問題,調整役,などなど,仕事もあるし,趣味もある.

高知はまもなく,よさこい祭り全国的に有名になったが,高知以外のはよさこい「祭り」じゃない.ダンス大会である.道具(鳴子)に意味を持たないし,鳴らしてもいない.ここにも「自己」と「他者」の問題があるし,「道具」との関係もある.

単なる「融合」ではだめなのである.奈良にももどきがあるが,とてもじゃないが,新しいもの(「創造」)には値しない.

「融合」には,「創発」はない.やはり,リハビリテーションも「融合」は考えるべきでない.

よさこいにおける「美」とはなにか,「粋」とはなにか,「豪」とはなにか,「凛」とはなにか,「楽」とはなにか,それのヒントは本場のよさこいにある.familyはすでに帰省し「祭り」体勢.今年はお手伝いだけに帰ることになりそうだ.

自由は土佐の山間より

 


環境との対話

2006年07月22日 23時05分46秒 | 過去ログ
昨日は岡山で前期ラストの講義.
9割9分の学生がリハビリテーションに「教育」の視点が必要だと感じてもらった.
しかし,どういう問題を解決していくべきなのかという想像に関しては,思考がまだ乏しく,ここでも「教育」の難しさを感じる.
言語が貧弱だ.

いつものように12時15分岡山発小倉へ.
小倉の「小児疾患」も前期は最後.
「筋ジス」を話したのち,子育てと脳の関係について,展望を述べる.
道具の延長から,他者のこころへ.
セラピストとて,母親とて,父親とて,その発達には知っておかねばならぬ.

終了したら,学生に囲まれた.
サインなどをし,近い将来の再会などを約束し,お別れした.
何かに立ち止まったとき,微力だが,背中を押してあげましょう.


夜は小倉リハの先生方と,高知時代の教え子たちと会食.
少しは童心に帰る.
作らない関係がいい.

つまり,「こうすれば,ああなる」という関係でないもの.
これは,知恵であり,予測機構であるが,便利な世界にいきようとする脳による概念世界化である.

そこで発せられる,起こるできごとについて,五感を動員する.
そういう,少しは不確実な関係が,脳を鍛える.
少しは冒険してみよう.
少しは文脈を変えてみよう.
少しは視点を変えてみよう.

多面的にみる.
そういうことも大事だ.

盲目,それは概念世界かもしれない.

あけて,今日,いつものように福岡から大阪へ.
概念世界の象徴な都市に帰り着く.
何も考えず,機械的に電車に乗り,大学へ.
ヒトが住みやすい空間とは何か.
易い・・・この言葉に内在しているのはなにか.
バリアフリーなどのことばが横行するが,その身体の環境への未知なる適応能力を無視した空間形成が,本当にいいのか?
身体がとぎすまされるはずがない.

奈良には「自然」「文化」の両方が共存している.
もう少し,この大和の地を見直してみればいかがなものか.

不便なところに意味を持つ.


学生と就職のことを一緒に考えたのち,たまったメールの返事などで,大いに時間を費やした.
本当はすぐにレスをしたいんだが・・・
福岡学会に来ていただいた教諭の方々に早く返してあげないといけない.