初日は第48回日本理学療法学術大会のオープニングアクトをつとめさせていただきました。初日、金曜日の朝にも関わらず、メイン会場の2700席の3階席まで入っており、任務を果たせた感がありました。別会場のビデオ中継にも相当の数の皆さんがおられたようです。
今回は20代からの友人で、盟友の3名と疼痛理学療法の教育、研究、臨床に関して話題提供させていただきました。それぞれ15分の持ち時間でtime pressureが相当でしたし、情報をセレクトせざるをえず、わかりずらさがあったかと思いますが、一通り動向、そして今後の課題、そしてそれにどのように挑戦していくかの問題提起はできたように思えます。沖田氏は原稿を読んでいるかの正確な言語でした。ほとんど記憶していたようです。松原氏はいつもの攻撃性を封印し、理学療法をたて、前に進める非常に社会性のあふれる講演でした。
私もよけいなことはしゃべらずまずまず流暢であったことが、他者の意見から確認できました。最前列で聴かれていた鶴見先生より「え~とか、あの~とかなく、ベストプレゼンだったと」恐悦至極ですが、この流暢さもトレーニングですし、他者の心の状態を思えば、そのように自分が変わってきたのだと思います。普段は時間内におさめる練習はしないのですが、今回は失礼にあたってはいけない。そして時間が限られていることから、5回ほどシミュレーションしました。新鮮で初心を取り戻した気持ちです。ホテルに戻り、半田会長、内山副会長、小川副会長とエレベーターで一緒になりましたが、内山先生より「よいシンポジウムでしたね」といわれ、その表情から、まずはよかったと思いました。後輩だけでなく、先輩たちにも心地よい気持ちになってもらうというのが、今の私の立場でもあると思います。否定からは何も生まれません。
いずれにしても、最後テーブルに座ってのメッセージが私の気持ちです。私たちは脳を変えるということが最終帰結ではありません。脳を変えることで、行動を変えることです。そして行動を分析することで、脳システムの推論をたて、それに基づき意思決定していく。そのプロセスの違いこそが治療を左右するといっても過言ではありません。リハビリテーションにパーフェクトはありません。だから、紋切り型に一つの事柄で治った、治らなかった、という表現はあまりにも軽すぎると思うのです。患者を全人的に捉え、チームを形成し、それに向き合う。疼痛という現象を通じて、もう一度リハビリテーションのあり方を今後問い直していく仕事をしていくつもりです。私にはいくつものその脳内シミュレーションが存在しています。
最後になりましたが、このような機会を与えてくれた鈴木重行先生に感謝いたします。若い頃からかわいがってくれました。私はいろんな先輩に恵まれています。
大勢の方の前で感謝状をいただきました。恐悦至極です。
さて、二日目は座長などをした後、最終日はこれまた第一会場でモーニングセミナーでした。。。
10時20分にモーニングセミナーの司会を終え、
帰りには特別に裏道を開けていただき、さらには浅井準備委員長、石田事務局長、松原プログラム委員長に荷物を持っていただき、誰とも会わず、走り、タクシーに乗ることが出来ました。皆さん先輩で申し訳ない気分ですが、僕は良き全国の先輩に恵まれています。これも僕の人柄でしょうか?笑
年下、後輩が増え講演ではほとんど僕より若いですが、学会という場は先輩達と話すことでき、実は心地よいのです。いい意味で楽なのです。
もう自分の卒業した学校の先輩や同期とはほとんどあいませんが、卒業した後、このように共同注意のもと友人が出来ていく人生を考えると、自分のまんざらでもないな、と思うのです。確実に私のパーペッツ、ヤコブレフ回路には良い影響をあたえているでしょう。
皆さんありがとうございました。
今回は20代からの友人で、盟友の3名と疼痛理学療法の教育、研究、臨床に関して話題提供させていただきました。それぞれ15分の持ち時間でtime pressureが相当でしたし、情報をセレクトせざるをえず、わかりずらさがあったかと思いますが、一通り動向、そして今後の課題、そしてそれにどのように挑戦していくかの問題提起はできたように思えます。沖田氏は原稿を読んでいるかの正確な言語でした。ほとんど記憶していたようです。松原氏はいつもの攻撃性を封印し、理学療法をたて、前に進める非常に社会性のあふれる講演でした。
私もよけいなことはしゃべらずまずまず流暢であったことが、他者の意見から確認できました。最前列で聴かれていた鶴見先生より「え~とか、あの~とかなく、ベストプレゼンだったと」恐悦至極ですが、この流暢さもトレーニングですし、他者の心の状態を思えば、そのように自分が変わってきたのだと思います。普段は時間内におさめる練習はしないのですが、今回は失礼にあたってはいけない。そして時間が限られていることから、5回ほどシミュレーションしました。新鮮で初心を取り戻した気持ちです。ホテルに戻り、半田会長、内山副会長、小川副会長とエレベーターで一緒になりましたが、内山先生より「よいシンポジウムでしたね」といわれ、その表情から、まずはよかったと思いました。後輩だけでなく、先輩たちにも心地よい気持ちになってもらうというのが、今の私の立場でもあると思います。否定からは何も生まれません。
いずれにしても、最後テーブルに座ってのメッセージが私の気持ちです。私たちは脳を変えるということが最終帰結ではありません。脳を変えることで、行動を変えることです。そして行動を分析することで、脳システムの推論をたて、それに基づき意思決定していく。そのプロセスの違いこそが治療を左右するといっても過言ではありません。リハビリテーションにパーフェクトはありません。だから、紋切り型に一つの事柄で治った、治らなかった、という表現はあまりにも軽すぎると思うのです。患者を全人的に捉え、チームを形成し、それに向き合う。疼痛という現象を通じて、もう一度リハビリテーションのあり方を今後問い直していく仕事をしていくつもりです。私にはいくつものその脳内シミュレーションが存在しています。
最後になりましたが、このような機会を与えてくれた鈴木重行先生に感謝いたします。若い頃からかわいがってくれました。私はいろんな先輩に恵まれています。
大勢の方の前で感謝状をいただきました。恐悦至極です。
さて、二日目は座長などをした後、最終日はこれまた第一会場でモーニングセミナーでした。。。
10時20分にモーニングセミナーの司会を終え、
帰りには特別に裏道を開けていただき、さらには浅井準備委員長、石田事務局長、松原プログラム委員長に荷物を持っていただき、誰とも会わず、走り、タクシーに乗ることが出来ました。皆さん先輩で申し訳ない気分ですが、僕は良き全国の先輩に恵まれています。これも僕の人柄でしょうか?笑
年下、後輩が増え講演ではほとんど僕より若いですが、学会という場は先輩達と話すことでき、実は心地よいのです。いい意味で楽なのです。
もう自分の卒業した学校の先輩や同期とはほとんどあいませんが、卒業した後、このように共同注意のもと友人が出来ていく人生を考えると、自分のまんざらでもないな、と思うのです。確実に私のパーペッツ、ヤコブレフ回路には良い影響をあたえているでしょう。
皆さんありがとうございました。