森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

三度の目覚ましに気合いを入れられて

2006年06月30日 05時41分26秒 | 過去ログ
なんだか受験生のようだが,目覚ましに「気合い」を入れられる.
同じように,目覚ましが良くなっている家もある.
もう少しさわやかな朝がいいが,しかたない.
朝しごと,しごと.
今日も電車に揺られ,つぶされそうになりながら,行って参ります.

間隙での講義

2006年06月29日 18時53分20秒 | 過去ログ
昨日は実習地訪問のあと、福岡国際会議場を下見。
小鶴準備委員長、チームリーダの安藤、園田、唐崎先生と映像、音楽の確認を行う。

以前も感じたが、1000名収容だが意外と小さく感じる。
これも何らかの経験が左右しているのだと思う。
コンサートで自分が感じた空間に影響を受けているのだと思う。
若いときの情動記憶によるもの。

いろいろ談話したの後、日帰り。
9時過ぎに帰宅。

本日は早速に協同医書出版社より届いている発刊前の「リハビリテーションのための認知神経科学入門」に目を通す。
青が思っていた以上に鮮明だ。
目に焼きつく。
黄色も手に取るとアクセントになっている。
餅は餅屋

授業
「脳血管障害の急性期のリハ」テンションを操作しながらの講義。
みんな、もう少し。
がんばって!

授業後、会議、そして島津製作所の方々と今後のfNIRSの導入計画の打ち合わせ。
いろんな研究が進みます。
MRIの重ね合わせもするので、興味ある医療機関は一緒に研究していきましょう。

「持ちつ持たれつ」の心で。

時間がないのが痛い。

さて、明日は岡山で講義、そして小倉で講義、そして、博多で打ち合わせ。
いつもの金曜日。

その後、京都のOT学会に参加する予定。
「リハビリテーションのための認知神経科学入門」が並ぶのでよろしくお願いします。

それにしても、一週間が早すぎる。
充実しているのか、逆にしていないのか、わからん。

今日は意味性が少ないブログだったかな。
精神が落ち着いている証拠です(謝)。

慣れない環境

2006年06月27日 16時08分24秒 | 過去ログ
平成18年度 第1回奈良県高等学校等教頭協議会の講演終了。
今年度から、講演を入れる第一弾であったとのこと、光栄に存じます。

前頭前野,「心の理論」,間主観性,ワーキングメモリ,不確実性,感情,などのキーワードから,上司と部下の人間関係に触れる。

畿央大学の宣伝効果になっただろうか!?
結果重視(メリット性)でなく、関係性を築きたいもの。
まず、どのような教育をしているか、認知されなくてはならない。

20数名の教頭先生を前にして,コの字スタイルでの講演だから、表情が見て取れる、そうすると、やはり疲れました。
聴衆者が多いほうが疲れない。
相手の表情がわからないから。
やっぱり、これが人間なんだ。
双方向性なんだ。

ご近所の香芝、畝傍、橿原高校の校長、教頭先生方とお話。

面白いことを聴く。
最近は、高校生が休むときに、母親から以下のような電話がかかってくるという。

「・・・(息子の名前)が、おなかが痛く、休みたいと言っているので、休みます」と・・・
自らが判断、決断したのではなく、あくまでも、息子・娘がそう言っているとのこと。

この三人称的な関係性が増えているという。
自分の判断ではないことを主張したいのか!?

新たな社会問題が起こる前に、なんとかなりませんか・・・!!!

僕の世代の親たちは、中級で、物に不自由なく育ってきた。
その背景、いや潜在的なものとして、自分ひとりで成長してきたという、意識があるのかもしれない。

記憶とは忘却されるもの。

その意識が、今度は子供に根付く。

そうすると、確実に社会の秩序は乱れる。

私の意識というもの、それはあなたの意識なくしてない。

社会人教育の難しさ。
それは、概念形成である。
その壁をぶち破る感覚(認知)課題、それが急務だ。


さて、研究計画のため、大阪に行って参る。

明日は福岡日帰りです。

ハードハード!

兵庫県但馬管内セラピスト特別講演会

2006年06月26日 19時37分48秒 | 過去ログ
日時:平成18年7月4日(火) 17:30~ 
場所:公立八鹿病院看護専門学校多目的教室(2F)
特別講演:「リハビリテーションのための脳・神経科学(最新事情)」
畿央大学健康科学部 森岡 周 



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但馬管内セラピストで参加ご希望の方は会場準備の都合上、下記宛、出来ればE-mail(もしくはFAX)にて職種・氏名を6月27日(火)までにお知らせ下さい。

〒667-8555
兵庫県養父市八鹿町八鹿1878-1
公立八鹿病院中央リハビリテーション科
吉田 一正
FAX: 079-662-3134
E-mail:rihabiri@hosp.yoka.hyogo.jp
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浪漫と誇り

2006年06月26日 19時33分35秒 | 過去ログ

よく昔、若いPT時代かな、学生に「理学療法士」という仕事は浪漫と誇りをもたらすいい仕事だと言ったことがある。

井の中の蛙とは、こういうことだろう。

お恥ずかしい。

「人間」「関係性」それは浪漫と誇りを持つもの。

つまらない職業はない。

つまらない人間がいるのだ。

 

パティシエになりたいという学生もいるらしいが、本気でチャレンジするのなら、本気で後押ししてやる。「本気」かどうかだ。

「行動」しないのが、一番「後悔」に残る。

「本気」でないのなら、やめるべし。

 

リハビリの世界にしか生きないやつらは盲目者が多すぎるようだ。「世界」を感じてください。

 今まで演習講義だった。まじめに、学生が望む「臨床的」な視点で話しました。僕には、何が「臨床的」なのか、意識はしませんが。

 

 東洋大学哲学科教授の河本英夫先生より新著をいただく。

システム現象学 認識の知から身体の知、行為の知へ 身体と行為へ向けたメッセージがちりばめられているようだ。いろいろ、これからUp dateしたいと思い、さまざまな人々と出会いたい。井の中の蛙にならないように。エビデンス、エビデンスなどと、臨床でほざくなら、本気で科学をやっている人たちに、それを投げてみたい。たとえば、池上先生なんかに。 

 

明日の第1回奈良県高等学校等教頭協議会の講演を今から練ります。

「脳科学からみた上司と部下の関係」という壮大なテーマだが、話す側としては面白い。


ある気づき

2006年06月26日 11時01分35秒 | 過去ログ
岡山より京都へ。
理由はいくつか。

1.文化的思考になる
2.雑踏から離れたい
3.美的感覚を意識し、日本人を体感する。

4.藤田嗣治の作品を見に行き、パリを感じる。

ま、いろいろ。

少し休養するのが第一義だったかもしれない。
とにかく、一旦ブレーキを踏む上で。

二年坂、三年坂をぶらつき、その後

哲学の道を歩き、まったく創造はわかなかったが、空気を体感でき、時間が少しだが緩やかにながれるのを感じた。

西田幾多郎碑の前にフレンチカフェが。
対岸には、いかにも、っていうカフェがあり、そっちには人が多く入ってた(洒落たカフェレストラン)が、迷わず、この寂れた「パリ」を感じる「シャンソン」の流れる、そして、ず~~とここにすんでいるだろう「おばちゃん」が一人でやっているその店を選んだ。

こんな日本的情緒なところに、カフェがと思う人もいるだろうが、このおばちゃんの店は見た目で作ってなくよかった。

すこし、ゆとりを持つ。

翌日は藤田の作品を観に、国立美術館へ。
すごい人だ。
朝一というのに。
こんなに人気があったんだな。
最終的には日本を捨てた藤田だが、その心は日本人なんだ。

印象派という輸入物で日本を席巻せず、乳白色を生み出し、一躍時代の寵児となったその生き方はすばらしい。

ちなみに、その前に、もちろん坂本竜馬の墓前には行っている。
すこし勇気をもらおうと思って。

美術館帰りに、あやの小路という小物屋に立ち寄り、抹茶をいただき、夢二のハンカチを買う。ブランドでない情感があふれる。

その後、三十三間堂の廊下が見たいと思い、観光客あふれる場所へ。

そこで、つきの言葉を発見した。



嬉しいことは手ごたえ
悲しいことは口ごたえ



何かを知るという、私にしかない手ごたえ(を感じる)。
そして、感情をぶちまける口ごたえ。

手(身体)で知り、今の自分を伝える口。

人生とは、自らが「答える」ことである。
それが、内部へ、自ら自身へ、進むのと、外部へ、他者へ、共感へ、と進むというまさに「認知を生きる」ことである。


いつも「仏教」にはヒントをいただく。


本気で「リハビリテーション」をやり直さないといけませんよ!





肌で触れる

2006年06月24日 06時55分16秒 | 過去ログ
昨日はいつものように岡山へ。
しかし、昨日の電車は激しかった。

午前中、知識と知恵について「教育学」「発達心理学」から話す。
昼間、合間に「大学」にメール、大学院申請が終盤。
いくつか目を通す。

夜間では、同じく、知識と知恵について話すが、表情がよくなく、「行動神経科学」のビデオを利用し、学習の促進を図る。

昼間はビデオの受けが悪く(通常の学生のタイプ、スライドやビデオ視聴の授業は抑揚が少なく、感覚としてあがらない、スライドを駆使したり、多用するのは、この年代にはよくない、目的意識に乏しいので)、夜間は受けがよい(口頭授業の持続は年齢、昼間のバイトなどからつらそうだが)。
まったく違うことに戸惑うが、面白い。
解決すべき戦略を考えます。

さて、今日は大学に戻らなくてよくなったので、岡山から意味もなく京都に行こうと思う。

文化に「肌で触れる」、いい表現だ。
私の感覚の生起が、文化的な観点から生まれるだろうか。

W杯は、長年サッカーに携わってきた者としては、逆によかったと思う。
どのような4年になるのか楽しみだ。
Jampin' !

フランスが予選突破できたのはうれしいが、反面、韓国が通過できなかった。
アジア全滅に、少しいやな予感が脳裏に。


さて、今から、雑念を捨てる意味で、そして、

日本人を意識したいと思う。