森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

第27回東海北陸理学療法学術大会 講演

2011年10月28日 00時52分10秒 | インフォメーション
第27回東海北陸理学療法学術大会ランチョンセミナー
会 期 : 2011年10月29日(土)~30日(日)
会 場 : 富山国際会議場 大手町フォーラム
テーマ : ニューロリハビリテーションと脳の機能的イメージング
日 時 :10月30日(日)11:50~12:50
講 師 :森岡 周 氏 (畿央大学大学院健康科学研究科)


大学広報誌smileに先日寄稿したもの

2011年10月25日 12時18分16秒 | 音楽

ロックバンド活動
理学療法学科 教授 森岡 周

ハマっていますというか,もはや生活の一部ともいうべきものが音楽活動です.もう25年以上もロックバンド活動をしており,ロックと共に生きてきたといっても過言ではありません.振り返ってみると中学生で最初のバンドを組み,それから 20代までベースを担当しましたが,30代からピンチヒッターという形でボーカルを担当するようになり,現在に至ります.今は畿央大学の卒業生とバンドを組んでおり,15歳も年下の仲間と共にステージに立ち演奏しています.かつてベーシストだったこともあり,フュージョン音楽も演奏していましたが,ボーカリストの今はロック・オンリーです.ジャンルはハード・グラム・パンクロック等であり,現在はオリジナルでなくコピーを中心に曲を構成し,年数回ライブハウスで演奏しています.しばしば古巣の高知のライブハウスまで遠征します.先日の9月24日には大阪・北堀江のライブハウスで本学の学生バンドと共にライブを行い,学生を中心に150名ほど来ていただきました.今は専らT-Rex,The Rolling Stones,The Who,oasis,ミッシェルガンエレファント等のコピーですが,好んで聴く音楽は昔ベーシスト時代によく弾いていたLed ZeppelinやAero Smith等のハードロックです.彼らは60歳過ぎても今なおロッカーとして生きています.私の人生目標も60歳までロッカーでいることです.


11月・12月の講演スケジュール

2011年10月24日 22時49分52秒 | インフォメーション

西多摩リハビリテーション研修会
日時:平成23年11月6日(日) 10時~15時
場所:あきる野ルピア ルピアホール(http://www.akiruno-rupia.com/)
   (東京都あきる野市 *JR武蔵五日市線「秋川駅北口徒歩3分)
対象:西多摩リハビリテーション研修会 会員施設や非会員
内容:神経科学とニューロリハビリテーション~高次脳機能障害と痛みに対して~ 
講師:森岡 周(畿央大学)



白鳳女子短期大学 特別講義
日 時:平成23年11月15日(火)9:00~12:10
テーマ「脳科学とリハビリテーション」
対 象:白鳳女子短期大学生
講師:森岡 周(畿央大学)


第5回 痛みの理学療法学研究会大会 シンポジウム
日時:平成23年11月20日(日) 14:00より
会 場:大阪千里ライフサイエンスセンター  〒560-0082 大阪市豊中市新千里東町1-4-2
シンポジウムテーマ
「ペインリハビリテーションを考える」
 司会 鈴木 重行 先生(名古屋大学医学部保健学科 教授)
「痛みに対する末梢へのリハビリテーション」
  沖田 実 先生(長崎大学大学院医歯薬総合研究科 教授)
「痛みに対するニューロリハビリテーション」
  森岡 周 先生(畿央大学大学院健康科学研究科 教授)
「ペインリハビリテーションの現状と問題点」
  松原 貴子 先生(日本福祉大学健康科学部 教授)



Q.o.A.A 研修会
日時 H23.11.26(土) 14:00~18:00 (受付13:30~)
       27(日) 10:00~13:00 (受付 9:30~)
テーマ:ニューロリハビリテーション
講師:森岡  周(畿央大学)
場所: 福島看護専門学校 (福島駅東口徒歩3分) HP:http://www.fukushima-kango.jp/
定員 80名程度
対象 理学療法士、作業療法士他



畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー応用編
日 時 平成23年12月3日(土)、4日(日)
場 所 畿央大学 KB04教室,他
講 師 森岡 周(畿央大学),他



保健医療科学研究会 研修会
日時:平成23年 12月11日(日)10:00~16:00
場所:臨床福祉専門学校  (東京都江東区)
テーマ『脳卒中片麻痺上肢の機能回復と神経障害疼痛のリハビリテーション』
講師:森岡 周 (畿央大学大学院健康科学研究科 教授)


他,臨床実習施設への出張講義があります.




日記:年輪という落ち着き

2011年10月21日 10時18分40秒 | 日記
先週末はボバース記念病院での講演.
古澤先生の高知県理学療法士会の講演を聞いたのは,
2年目か3年目,
その際,臨床と神経科学の結び合わせに心地よさを感じた記憶があります.
実は私は講習会や研修会には,
1年目1度,マイオセラピーの講習会に,
そしてこの古澤先生の講演の2度しか参加したことはありません.
1年目の時は,T先生と故M先生のバトルにわくわくしたものでした.
その際も,マイオセラピーへの興味というよりも,
意見を戦わせることの興味にひかれてたかもしれません.
こう考えると,たった2回しか外部の講習会や研修会に出たことのない私が,
現在の仕事を考えると,
それら参加の行為が全く無駄になっているとも思えません.
こうしたことは後付けのことばであることは間違いありませんが,
意識の下で何らかの意思決定に作用しているとも言えるのです.
その際,私はまだキャリアがないため,
純粋に講演を聴いていたと思います.
1年目数年目で,何の経験もなく,
人の意見をただぶったぎるという行為はしてないですし,
今もそれはしていません.
私のモットーは「実績なくして発言なし」ですから.

ボバースでは皆さんの人柄に触れ,
久しぶりに私より上の方々とお話しすると,
心地よさがでてきます.
いつもの講演では,もはやほとんど,いや100%下の方々と語るのですが,
あまりの熱さに,年齢がついていかない瞬間もあります.
けれどもボバースでの控室での会話は,
落ち着いた感じで進み,
なおかつ気配りが経験からゆるぎなく,うっとおしくなく,
こういうMOODをつくるのが経験なんだと思いました.

講演はまずまずだったと思いますが,
鈴木部長よりneuroimageのpaperをいただき,
今後いろいろ意見交換ができればと思いました.

年輪の心地よさを感じた1日でした.

岡山より森ノ宮に入りましたが,
途中の新幹線で日本福祉大学の松原先生に出会い,
痛み研究もますます発信していこうと思いました.
松原先生がグリーンにもかかわらず,後の女性がうるさいので,
にらみをきかせていました(笑).


日記:思考の鍛練

2011年10月11日 08時45分15秒 | 日記
山梨での全国研修会では1000名以上のPTに講演を聴いていただき感謝です.
これも今回の企画局長である高村先生に感謝です.
彼は実直かつ片麻痺の治療に対して真摯な態度でのぞむセラピストで
とても尊敬しています.
人として,オーダーメイドの関わりを重要視しつつ,
科学的視野の取り込みを忘れないPTです.

私の講演の方はというと,
5月の宮崎学会と同様にオープニングを務めさせていただきましたが,
やはりオープニングの後には開会式があるため,
時間的配慮そして動員力の責任などから,
いつもの講演とは違いますので,
そのあたりで1.5時間と少ない時間ですが疲れました.

内容は脳の機能の教科書的な内容を中心に,
その+αを話すことに徹底し,
ニューロリハビリセミナーで言うと,
基礎編の内容を抜粋して話しました.
今回は「基礎系」のセミナーでもあり,
そのあたりを超えて,片麻痺の病態までは入りませんでした.
ただし,高次脳機能のテーマもいただいておりますので,
USN,apraxiaの一部の神経科学を話しました.

時間は宮崎学会のときのように,
ぴったしで終わりましたが,
数枚のスライドのシミュレーションができておらず,
多少ぶれる結果となりました.
異種感覚統合のところです.

またスカパーで放映されると思いますので,
ご覧になってください.

山梨の全国研修会を終え,
その足で,神戸のベーシックコースに参加・講演してきました.
ここでも基礎科学について話し,
片麻痺の病態と回復のメカニズムを中心に内容を構成しました.
ただし,やはりベースとなる基礎学力が違うために,
難しかったかもしれません.

シナプス抑制というところで,表情が悪くなったので,
いわゆる生理学の知識で,理解度が大いに異なるんだなとも思いました.
学校によっては運動生理学だけで,生理学を構成するようなところもあり,
まだまだ,その基礎知識をあげていかないと,
本当の意味での理解はされないだろうな,と思い,
だとすれば,どうすればよいのかとも思い,
また新たな「塾」的展開が必要であるかもしれないと思いつつ,
教材をUPdateすることもしないといけないなと展開を考えました.


質問されましたが,知識が断片的にしかなく,
つまり誰かの話を聞き,それを断片的にしか理解しておらず,
それと今話している内容がつながらない,
あるいは臨床と基礎がつながらない,という問題があるなと思いました.


「意味があるのですか?」との問いには,
ある意味,僕自身,そういう考え方を持って,答えを直接的に出す志向性は,
科学的でないと思い,やんわりとそれに対しては指摘しました.

仮説をたて,検証する作業を考えれば,
意味がない世界はないと思いますが,
コンプライアンスの問題もあり,
そこは臨床家としてどの道を歩むか,
自己意識に基づいて行動してもらいたいと思います.

私は学者なので,否定形では生きていませんし,
このコースでも否定形で説明している人達には閉口をする場合もあります.
人間を考えるトレーニング.
行為を考えるトレーニング.
病態を考えるトレーニング.
そして,常に自分自身に意思決定を課して臨床に臨む,
それにつきます.
グレーゾーンに対する多様的な意思決定を有している人ほど,
臨床が楽しいでしょう.
多様性なき意思決定は決め付けになります.
それでは臨床が懐疑的になります.

そこから上昇する.
それが臨床的思考の鍛練だと思うのです.


日本認知神経リハビリテーション学会認知運動療法ベーシックコース講演

2011年10月05日 09時10分51秒 | インフォメーション
日本認知神経リハビリテーション学会
認知運動療法ベーシックコース(兵庫)
日程 平成23年10月8日(土)~10日(月・祝)
会場 兵庫県立総合リハビリテーションセンター(〒651-2181 兵庫県神戸市西区曙町1070)
対象 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・他
テーマ 認知運動療法と神経科学 
講師 森岡 周(畿央大学)

第46回日本理学療法士協会全国学術研修大会 講演

2011年10月03日 09時11分24秒 | インフォメーション
第46回日本理学療法士協会全国学術研修大会

日 程 :平成23年10月6日(木)・7日(金)
会 場 :甲府富士屋ホテル  http://www.kofufujiya.jp/index.html
テーマ 「脳の機能局在と高次脳機能」
講 師 :森岡 周(畿央大学大学院)
司 会 :高村 浩司(甲府城南病院)

日記:中途でやめるのかよ~

2011年10月03日 09時07分13秒 | 日記
先々週末は講演が本年度唯一ない土日でしたが,
その理由はライブ.
ライブは先日のブログ通り,
まずは成功というべきもので,
その翌日は教え子の結婚披露宴に出席しました.

月曜より通常授業が始まり,
ライブの反省,余韻を忘れるように,
原稿締め切りに追われ,
いつもの自分に急激にシフトチェンジするといった先週でした.

講談社の原稿は「運動と認知機能」というテーマであり,
「運動が認知機能を高めるエビデンス」をというものです.
この手のシナリオは私にとって面白くなく,
結局は疫学的研究で,運動している者は認知機能が高いとか,
運動を集中的にする介入で認知機能が高まるとか,
お決まりのパターン考察で,
なんかわくわくしない,
まあいったら,誰でも考えることのできる研究なのです.

先日のNHKでもあった,ほめたらUPするとかもそのたぐい.
なんか人間を単純化しすぎとついつい思ってしまうのです,
結局は運動もほめるというのも「刺激」するの視点でしかとらえていないと思うのです.
だから,単純な思考の持ち主はすぐにその結果に飛びつく.
けれど,日常的に考えると,
人間,そして社会構造はそのような断面的なものではなく,
ズーと続いている知覚現象であるわけですから,
パッチワークのような物理的刺激だけでは物語はつくれないと思うのです.

さて,こっからブログは加速度的にタイプされるはずですが,
私の疲労はピークのようで,ここで止めます....
うてません.

昨日は名古屋で講演でした.
まあ,適度な講演ではなかったかと思うところです.

いかんいかん.思うようにうてません(笑).