私を知る

自覚を中心に悟りのヒントを書いています。自覚とは「私」に意識を向け、一切は「私」の考えであることを自覚していくことです。

自我と真我とバランス

2014年07月14日 10時24分50秒 | 悟り
◇自我と真我とバランス◇

私という存在は、個という意識である自我と全体意識である真我の二面性があるんだということを、ここに何度も書いてきました。
自我も私であり、真我も私なのです。
いずれか一方のみで私という存在は成り立ちません。

悟りの道を歩まれる多くの方は、真我に関する体験や理解が生じると、その体験等があまりに鮮烈であったり、心地良いため、その体験に酔ってしまいます。
そして、その真我に対する体験等を抱え込んでしまいます。

そのような方々は、「私という自我は幻であり錯覚だ」と言います。
そして、「真我こそが真実だ」、「愛こそが真実だ」等と言います。

しかし私としては、自我だけじゃなく、真我も根源も不二も一元も愛も、幻であり錯覚ですよと言いたいのです。
そのような方々は、真我に酔ってしまい、自分を見失い、主体性を喪失してしまっているのです。

もう一度、自分に意識を向け、主体性を取り戻していただきたいと思います。
自分には意思があり、その意思により行動を起こし、歩んで来たし、またこれからも歩んでいくんだということをしっかり自覚して頂きたいと思います。
あなたにとって、自我はまだ幻ではないはずです。
安易にごまかさないでいただきたいと思います。

私という自我が錯覚だという考えに囚われずに、目を逸らさず自我としっかりと向き合っていただきたいと思います。

なぜなら、あなたがどうするかという展開の方向性を決めているのは、あなたという自我なのですから。
あなたという存在の主導権はあなたの自我にあるのですから。

徹底的にあなたという自我と向き合っていただきたいと思います。
そうすればいずれ、自我が十分に滅せられ、自我がその主導権を手放すときがきます。


コメント大歓迎です。気軽にお書きください。
読んで頂いてありがとうございました。

スピリチュアル ブログランキングへ
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする