北のパラダイス

思いつくままにいろいろな事を発信していきたいと思います。

在るがまま

2014年04月27日 | 日記
私は草木を見ているのが好きです。

家の中でもそうですし、散歩の時もそうです。

たまに汽車に乗ると、木ばかり眺めています。

何故なら、草も木もただそこに在るだけだからです。

どんなに激しい雨風に当たろうとも、どんなに厳しい日差しを受けようとも、草木はただそこで「在るがまま」に立ち尽くしています。

私はその姿にいつも感動を覚えます。

人間や動物のように難を避けることは出来ませんから、どんなに激しく厳しい環境にもじっと耐え、ただ受け入れるだけの姿には気高くさえ感じます。

私もそうありたいと思っています。

何があろうとも、ただ「在るがまま」に生きる。

何故なら、私たち人間も、その他の動物たちも、本来はただ生かされているだけだからです。

それを体現しているのがまさしく草木です。

どんな環境に生れ落ちようとも、与えられた場で必死に生き抜いている草木たち。

家の駐車場の隅に、春になると毎年アスファルトの割れ目からスギナが顔を出します。

1センチにも満たない幅の割れ目から茎が力強く伸び、最終的には10センチ以上になる姿を見て、私はいつも勇気づけられます。

そのスギナはまさに「在るがまま」に全てを受け入れ、厳しい環境でも精一杯生長しており、その姿はどんなきれいな花より美しく見えます。

私たち人間は、自分で生きる場所を選択することが可能です。

しかし、どのような場所で生きようとも受け入れなければならない事はたくさんあります。

どんなに辛くても、悲しくても、悔しくても、諦めず、投げ出さず、逃げ出さないで生き抜かなければなりません。

草木たちのように...。

草木たちには、諦めることも、投げ出すことも、逃げ出すことも出来ません。

ですから「在るがまま」に全てを受け入れる...。

これが真理だと思います。