北のパラダイス

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そう簡単に「原発はもうやめた」と言うわけにはいかないby安倍晋三氏

2014年04月30日 | 原発問題
ヨーロッパ6か国を歴訪する安倍総理大臣は、最初の訪問先であるドイツの有力紙のインタビューに書面で応じ、ドイツが全廃を決めた原子力発電所について、双方を取り巻く環境の違いを指摘し「そう簡単に『原発はもうやめた』と言うわけにはいかない」と述べました。

29日から10日間の日程でヨーロッパ6か国を歴訪する安倍総理大臣は、最初の訪問先であるドイツの有力紙「フランクフルター・アルゲマイネ」のインタビューに書面で応じ、29日付けの紙面に掲載されました。

このなかで安倍総理大臣は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、ドイツが将来的に全廃することを決めた原発について「日本は島国で隣国からの電力の輸入が難しく、豊富な石炭に恵まれるドイツと状況が異なる」と指摘しました。

そのうえで「そう簡単に『原発はもうやめた』と言うわけにはいかない」と述べる一方で、原発の再稼働にあたっては安全を最優先にすると強調しました。



何ともはや、日本の政権トップが、よりによって原発廃止を宣言したドイツでこんな事をのたまってしまいました。

「やれやれ困ったもんだ」などでは済まされない大事件です。

ドイツ国民にしてみたら、「日本人という人種はなんて責任感のない国民なんだろう」ということになるでしょうし、「重大な事故を起こしておきながら、それに対して反省するどころか原発を再稼働しようとするのは言語道断である」ということになるのではないかと思います。

安倍氏の発言は、同じ日本人として恥ずかしい以外の何ものでもありません。

百歩譲って、本音であっても訪問国でしかも原発廃棄を推進している国で、それは言っちゃいけないんじゃないの...。

「日本も原発廃棄のために努力しているところです」とか何とか言ってくれないと、日本国民の立つ瀬はないよ...。

どうしてもそれが言えないんなら、ドイツには行って欲しくなかった...。

これじゃまるでドイツ国民をバカにしに行ったようなもんじゃない...。

私の知る限り、今までにこんな非常識なことを訪問国でのたまった日本のトップはいなかったんじゃなかろうか...?

本当に残念なことです。