SASHIY エイガニッキ

メモ書きです、遊び心です、それでも、力です、どこにも、どちらにも、収まりつかない、思いです、可能性です、

SASHIY エイガニッキ

2020-07-18 14:49:18 | 日記

ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅠ「The Pleasure Garden (1925)  快楽の園」を見る聴く、
  ショーの舞台、螺旋階段を降りてくる娘たち、若い娘たち、次から次へと、そして、舞台に、正面で歌い踊る娘、客席で見詰めるスタッフ、お偉いさんたち、バックダンサーの主人公、笑みで踊る主人公、客席の者たちは、誰を、なにを見ているのか、お目当ての娘を探しているのだろうか、真に舞台を見ているのだろうか、一人の娘がやって来た、玄関先、横で見詰める男二人、娘に語りかける、いやらしい目つき、受け止めずに中に入り、演出家の紹介でやって来たと、が、受け付けて貰えずに、そこに主人公の娘が帰りがけ、話しに乗って、今日は私の部屋にと、主人公の部屋の中、大家の老夫婦、ベッド、小綺麗な部屋、やって来た娘も、夢を求めて、彼女にはフィアンセが、主人公に写真を見せて、着替えて、下着姿に成る色っぽさ、そして、階段のはじまりよりして、娘たちの足に視線が、着替える娘二人の足下にも、祈りの主人公、さて、舞台に出向いて、必至に己を売り込む上京娘、まずは見てからと、皆の前で踊り出す、舞台のバックで不安な主人公、娘が踊り出すと、見事に、元気に、皆は目を見張る、これは売れると、こうして娘は売り込みに成功、契約を勝ち取るのだ、これからは私の踊りの時だとばかり、派手な衣装、着飾って、既にスターの座に在る主人公、何処か傲慢、そして、王子に好かれて、皆は噂する、娘の方が上手だと、娘は王子を手玉に取っているのだ、娘のフィアンセが現れて、部屋には主人公が、驚きの主人公、娘の暮らしは派手に、フィアンセのことをどう思っているのだろうか、不安な主人公、何とかしなくては、でも、なにも聞き入れないままに、派手な生活は続く、全てを主人公に託してフィアンセはアフリカに仕事に、その友人の男が、主人公に近づき、言い寄る、男女の駆け引きもなにも知らない主人公は、恋してしまうのだ、いったい二人のどっちが危ういか、男を手玉に取る娘、初な主人公、こうして男の言葉に絆されて、結婚、新婚旅行、イタリアに、そこで、男の身勝手な姿を見て、驚きの主人公、こんな一面があるのかと、不安に、でも、恋が全てを忘れさせてしまう、そして、新婚旅行の後に男は娘のフィアンセの働くアフリカに、だが、そこには愛人である先住民の娘が、前々からの付き合いなのだ、二人戯れて、仕事に来ているとは思えない姿、娘は結局、王子と結婚に、そんな矢先、夫から手紙が主人公に、病に伏せっていて手紙が書けなかったと、手紙が来て嬉しさの主人公だったが、病と聞いて居ても立っても居れずに、夫の元を訪れようと、だが、金が無い、手立てが無い、そこに老夫婦、へそくりを指しだして手渡すのだ、笑みの主人公、こうしてアフリカに、アフリカの街、人々、雑踏、林の中、夫等の住まう屋敷に、訪ねると、病どころか、愛人と戯れているではないか、呆然とする主人公、夫は愛人を追いたてるのだが、絶望の主人公、夫は、苛立ち、不安から、愛人を海に誘って、沈めて殺してしまうのだ、飲んだくれの夫の、不埒、不気味、存在、姿、この普通の何気ない男、その殺気、視線、表情、こうして病とも、酔いとも、多様な現実を彷徨う夫、愛人を幻想の中に見いだし、混乱するばかり、主人公は、助けを求めて娘のフィアンセの許に、だが、まさに、彼こそ病に伏せっている、私が面倒を見なくてはと、必至に介護、命を取り留めて娘の様子を聴くのだが、なんとも答えようのない主人公、居場所の無い主人公、が、狂気の夫が、なにを思ったか、既に、現実と幻の世界が判らなくなっている、主人公に襲いかかる、危機一髪、警察官の銃弾が夫を仕留める、助けられて、こうして、主人公は、娘のフィアンセに惹かれ、彼もまた、主人公に心惹かれて、だが、単純にハッピーエンドだろうか、娘と王子だって、いつまで続くか、娘はいつまでスターで居られる、一時の事、派手な危うい関係、そして主人公、地味な清楚な娘だが、結局、愚かな男に惹かれて騙されて、今、娘のフィアンセと恋に、偶然としか、言い様もない、地味にバックダンサーで働いてきた主人公にしても、娘の様な、夢は見ていたはずだ、スターに成り上がることを、娘の様に叶っても、主人公の如く地味に暮らしていても、やはり、共に、恋の関わりは、危ういのだ、不安、そして、何処に、殺意が、一番の犠牲者は、先住民の愛人では無かったか、ロマンス、ドラマの中の狂気、殺気、姿、表情、視線、視点、カメラは、私たちは、なにを見ている、見るとは、見る事の危うさ、不気味、錯覚、狂気、ヒッチコックの始まりだ、

 


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