CⅩⅩⅤ「見えない流れ」2020を見る聴く、
海の上、フェリー、バイクに乗るカップル、船の走行でバイクの疾走のごとく、それほど早さは感じないが、背景の動き、海の中、風の靡き、二人はどこに、観光旅行、遣ってきた大きな寺、大仏、カラフルな仏像、高見のバルコニー風の見晴らし、そこにブルーの傘を差す女、パンして、高見の下の崖を走る犬、カメラワークの素晴らしさ、しかし、始まりの二人と、女と犬との関係は、何も定かでないが、カップルから寺、寺から見晴らしの女、女から犬、このパンに、何を見る、そして、釣りをする男、裸の男、見晴らしにいた女との語らい、正面を見つめる女、男との過去、愛人、果たして、このシーンは、高見から見つめる女の幻想か、いや、釣りをする男の夢の中、バイクの若い二人のごとく、過去に、こうして、この地に旅に訪れた二人なのかもしれない、犬が走る、岩を登ろうと、誰の犬か、野良犬か、寺の犬か、解らないままに、若くない二人、男と女、何を求めて、過去、いや、これからの二人、未来の二人、老師と若い坊主、若いカップルの問いかけ、もっともらしく、語る老師、説教、確かに、正しいお言葉、だが、若者達に伝わったろうか、何の苦悩もなく思われたが、若い坊主は家族を失っている、若いカップル、結婚するのか、だが、未来が掴めない、見えないままに、生活が、当てない二人、寺、祈り、しかし、祈りに遣ってきたとも見えない、家族を失った若い坊主もまた、この地に、何を求めて、祈り、釣りの男も、海、波、光、輝き、ブルーの傘、女、犬の走り、前のしーン反復、だが、画面の色彩を人工的に変えてのショット、だから、これは、誰かの幻想シーン、いや、全てが、そもそもにおいて、幻の世界ではないか、若者の、女の、男の、若い坊主の、犬の、老師の、祈り、幻想、錯覚、この多様な、時空、世代を超えて、釣られたた魚も、犬も、交えて、風景、海、寺院、建築物、観光、こんな世界に、招かれて、孤独、この孤独な、彷徨いの外は、有るのだろうか、一人、涙に暮れるカップルの若者、今、カップルdの若者と娘と老師と若い坊主と若くない男と若くない女と犬と魚を乗せた、観光であり、近代化で有る寺院は、どこに、如何に、いや、寺院自体もまた、海の中に、浮いているのではないか、漂うてあるばかり、ベトナムが、世界が、視線の交わりから、遠く隔たって、孤独に彷徨うてあるばかり、若者の涙は続く、そして、若くない、男と女に成り果てて、若い坊主は、老師に成り果てて、犬と魚もまた、反復されて、この哀しみの中、祈りとは、
CⅩⅩⅥ「Kfc」2016を見る、聞く、
小屋の中、男が、人を嬲る、詰る、肉を囓りながら、そして、刺す、血まみれの人物、殺人、男が路地を歩き、大通りに、そこにトラックが、倒れ死する男、彼らの、関係は、何も解らない、なぜに人が殺された、トラックの運転手は、男を狙っていたのか、偶然か、殺人か、事故か、判りはしない、バイクのカップル、後ろに座り、抱きつき、何か虚空を見つめる女、事故、二人の死、そこに救急車、倒れた二人をを乗せて、疾走、救急車の中で、手当てしているのか、肉を漁っているのか、医師とも、殺し屋とも、連れ込んだ小屋、死した女を抱く救急隊員、草原、廃墟、爆破、炎上、街中では、凶器での殴り合い、殺し合い、銃撃、銃弾、昼日中、子供達の、追っかけ、盗み、一人の少年が、追いかける少年達に嬲られて、そこに襲われた少年の相棒か、襲う子供らを追い立てて、襲われた少年と太った少年、家族、果たして、学校は、会社は、日常生活は、病院は、トラックの運転手、飛び出して、男を倒す、前半のシーンに繋がるのだろうか、映画の時制は、あるいは、誰かの幻想世界、ならば、誰の、私の、私たちの、夢世界、いや、現実なのだ、この血まみれの世界こそが、現実なのだが、日常は、何かに、隠されて、こぎれいに、生活されて、しかし、現実は全くの、戦争世界、関係らしい、関係が無いのだ、殺し、血まみれとしてしか、関われない、肉に食いつき、だが、何の肉だ、獣か、人か、体液を飲み干し、肉あさり、体液あさりの、機械仕掛けの世界、吊された娘、拷問、血まみれ、肉を、舌を切り取られて、実験室の様な、小屋、捌きの部屋、だが、どこもまた、こんな廃墟の、実験室の、屠殺場の、世界、ヘルメットの少年、少女か、運ばれる肉食品、家族、料理、口の中、現れる舌、人々の肉が、捌かれて、商品とし出回って、楽しいです、この肉あさりを生き抜いて、行かなくては、どこまでも、どこまでも、バイクの男女は、疾走します、軽快な、心地よい、音楽に乗って、どこまでも、どこまでも、過去の死は、夢世界、いま、夢から覚めて、走る走る、いや、死した、食いちぎられた、者達が、最後に夢見る、疾走シーンとも、軽快に、軽快に、快楽です、
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