大家は大変です

３兄妹で共有するマンションで火災が発生して入居者が亡くなりました。

テレビニュースでも伝えられたそうですがお騒がせしました。

上空に報道ヘリも飛来してご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。


日曜日は午前１０時から４時間ほど現場で立ち会っておりました。

警察と消防が出火原因を調べ事件性は無いと判断。

遺体の損傷が激しく体の一部がまだ見つかっていないのでゴミの片付けの途中で見つけた場合

警察が駆けつけてくれるそうです。

現場検証が終わってようやく火元の室内に入ることが出来た。

２DKの室内には物凄い量の家財道具が詰まっていて

ベランダから駐輪場に搬出されて放水したゴミの山にも驚いたが

室内にも沢山のゴミの山が残っている。

足の踏み場もない程散らかった部屋で灰皿にしてた七輪が出火元らしい。

ペットケージの中にはネズミの死骸が複数確認できたのでネズミを飼っていたのでしょうか？

元スナックを経営していたママさんの悲しい最期の姿です。


鎮火から２４時間以上経過して消防隊員による再び放水を行いました。

鎮火後３日も経過したのに布団から出火するケースもあるそうです。

ゴミ処理費用の負担を気にして遺族から遺品の回収の申し出も少ないと警察から教わりました。

出火した部屋の斜め上の入居者が我々以上に現場に貼り付いて実況見分をしている。

オウム真理教の麻原彰晃みたいな風貌のまだ若いのに生活保護を受給している癖のある人物。

兄を捕まえて「入居者が亡くなったって事は事故物件ですよね？家賃を下げてくれますか？」

「引っ越ししたい場合、その費用も負担してくれるのですか？」

すっかり被害者意識を持ったクレーマーになってしまった。

そもそも家賃は区の福祉課から銀行に振り込まれるので本人の受給額は増えない筈。

兄は「本来引っ越す時は３ヵ月前に申し出る規約がありますが今回は特例ですぐ出ていく事は可能です」

と答えたそうです(笑)

他の入居者への対応に忙しい中、この男性がしつこく話しかけてくるのが厄介です。

生活保護を受給するという事は我々が納めた税金で賄われているという自覚を持ってほしい。


夕方からは元江戸川区議会議長も務めた議員の通夜へ出掛けます。

父の葬儀も参列して頂いているので生花も手向けさせて頂きます。

悔しくもこの日から選挙戦が始まり息子たちが跡を継がず議員一族に幕が降ろされます。

長男の嫁は妹が連れて来た私の嫁さん候補だった名家の娘。

私がその立場に生まれていたら政治家の道を歩んでいたと思います。