「やっと 終わった! 今日から 病院に行かなくていい!」 ワンズを傍らに ホッとした笑顔で朝食の夫
先週末で 夫の32回に及ぶ 放射線治療が終わりました。
土日祭日を除く毎日 一日も延ばすことなく毎朝 通い続けることはそれなりに大変なことでした。
地震の影響によるガソリン不足も通院の足が奪われる不安もあり不用意な外出は控えて備えました。
特に地震があった日は金曜日だったので停電で翌週の治療がどうなるのか心配でしたが
復旧し予約の患者の放射線は月曜日に予定通り受けることができました。
最後の日 主治医の先生から 検査結果についての説明も受けてきたようですが
上昇していた昨年暮れの PSAの数値は 確かに秋頃までの数値に下がっていました。
前立腺がんの手術を受けて、ちょうど3年。
昨年、春ぐらいから徐々にまた数値が上がってきていたのです。
放射線の治療は今回限りで、これからまた数値が上昇してくるようなことがあれば今度はまたホルモン療法になるのだとか・・・
手術を受ける前、1年間ホルモン療法をやって副作用に悩まされただけに、そのことが心配だったのですが
今はまた良いお薬もできているからと先生がおっしゃってくださったそうです。
放射線の治療も副作用が心配でしたが、照射する部位の関係なのでしょうか頻尿と痔のような症状がでているとのこと。
本人は血液検査の結果においても、いたって他に問題はなく、いろいろとチェックが多かった私より元気にしています。
震災で命をなくした人の無念を思えば自分の治療がどうのということは言えない・・・と複雑な気持ちも。。
福島第一原発の放射能漏れの事故は大変深刻な問題となっています。
電気の供給など 便利さの裏での隣り合わせの危険
病気の治療の上でも、目に見えない放射線治療の安全性は技術の進歩と信頼に伴うもの
毒と薬も紙一重・・・何事も一筋縄ではいかないことばかりなのですね。
東京の都心ではサクラの開花宣言がされたと 嬉しい 便りが聞かれましたが
こちらは、きょうも 10センチ以上の積雪がありました。
外の風は、とても冷たく寒いですが 室内では剪定で切り落とした枝の梅の蕾がふくらみ咲いています