松山千春さんは、弟さんがこの間亡くなって、一月の母親に続いて、家族二人が今年亡くなり、これで、姉、父、と先に亡くなった五人家族の中で松山千春さん一人が残った。
千春さんは、ラジオ番組の中で、弱者という言葉を政治家が喜んで使うのを疑問視し、そういうお前ら、政治家ほどの弱者はない、何せ、議員バッジが無くなればなーんにも出来ない、弱者はお前ら政治家だろ、と手厳しい。
政治家が弱者に挙げる、障碍者も女性も高齢者も子供も貧乏人も、幸せな人生、たくましくうらやましい程生き抜いている人もいるだろうし、何が弱者だ、俺は弱者って言葉が大嫌いなんだ、と仰る。その迫真の主張にしばし聞き入った。
土曜日の夜八時の千春さんのラジオは、そのパワー、独特の話術にこちらも恐れ入り、さすが、と唸らざるを得ない貴重な一時間であった。