今年も終わりに近づき、今日の勤労感謝の祝日に、我が菩提寺、無量山寿海寺にて御会式に参詣した。
いつも通り、厳かな式で、日蓮正宗の伝統を感じた。
方便品、寿量品長行と続き、「而説偈言」の時に鈴が叩かれ、日有上人、日蓮大聖人、日興上人、日目上人、日道上人、日行上人の御申し状、大聖人の立正安国論を御僧侶方が読み上げられ、華々しく大聖人の滅不滅、御命日の十月十三日の御遺徳を偲び、堂内が厳粛な雰囲気に包まれた。
思えば三十数年前の平成二年の十月三十日、うちに日めくりの御会式の大聖人の御聖訓集がその日付の、お寺の記念の奥付にあるので、当時の母が一人でお寺の御会式に参詣し、御供物としてもらい、持ち帰ったものと思われる。母も日蓮正宗の儀式は凄い、とその当時から語って私に聞かせていた。
喜多方万法寺の北御尊師の基調講演、我が御住職様の説法と、今年を締めくくるにふさわしい式だった。
何と言っても、今年は日蓮大聖人御生誕八百年。めでたい目出度い。
程よい疲労感に合わせて、今日も良く頑張ったなあ、と思った晩秋のひと時であった。