漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

自分のブログから <28-2向け模試 & 28-1向け模試>の復習②

2017年10月09日 | 模擬試験問題
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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・<28-2向け模試(上級者用)1~3> & 28-1向け模試1~8>の復習オワリ・・・
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・以下、覚書メモ的に・・・ブログ模試(28-2向け・28-1向け)で使った漢検2掲載熟語を中心に復習、応用分も少し加味した・・・
冉冉と苒苒
・景色がゼンゼンと移り変わる     冉冉(漸漸)  
・草木がゼンゼンと盛んに茂っている  苒苒        *草、草木などがあると、クサかんむりの「苒」だから分かりやすい・・・

(漢検2)
冉:①しなやか。よわい。 ②進む。ゆっくりと行く。「冉冉」 類)漸
冉冉:①だんだん行き進んでうつりかわるようす。徐々にひたしていくさま。 ②しなやかでやわらかなようす。
*「冉」:冉(しな)やか

苒:①草がしげるさま。「苒苒」 ②のびのびになるさま。「荏苒(ジンゼン)」
  下つき:荏苒(ジンゼン)
*「苒」・・・訓よみナシ
デジタル大辞泉:荏苒 :なすことのないまま歳月 が過ぎるさま。また、物事が延び延びになるさま。「荏苒として今日に至る」「荏苒と日を 送る」「長野にある妻の里に―一週間ほど滞在して」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉

・ついでに、「荏」と「苒」と「冉」をそれぞれ調べてみた・・・面白いことがわかった・・・
 荏苒=苒荏=遷延 という類義語が出来うるということがわかった・・・

(漢検2)
荏 :ジン、ニン、え、荏(やわ)らか  *「え」は「荏胡麻(えゴマ)」の古名(広辞苑)。
荏 :意味①え。えごま(荏胡麻)。シソ科の一年草。 ②まめ。そらまめ。「荏菽(ジンシュク)」 ③やわらか。「荏弱」
荏苒:①歳月がいたずらに過ぎていくさま。「―と日を送る」 ②物事がはかどらず延び延びになるさま。
(大字源)
<荏>
荏弱(ジンジャク):やわらかでよわよわしい。怯弱(キョウジャク)。
荏苒・荏染(ジンゼン):①歳月が長引くさま。延び延びになるさま。時がゆるゆる進むさま。②柔らかなさま。
荏菽(ジンシュク):そらまめ。または大豆。
<苒>
苒弱(ゼンジャク):①草の盛んに茂るさま。同)苒若 ②舞うさま。
苒荏(ゼンジン):のびのびになる。遷延。荏苒。
苒苒(ゼンゼン):①草木の多く茂るさま。②弱弱しいさま。しなやかなさま。③時の移り行くさま。④香りの盛んなさま。
<冉>
荏冉(ジンゼン):じわじわと月日がたつさま。
冉冉(ゼンゼン):①だんだん進行するさま ②年月の経過するさま。③しなやかなさま。「柔条紛冉冉」④口の動くにつれて、ひげの揺れるさま。

矜大=傲兀  
・漢検2で、傲兀(ゴウ“ゴツ”)と読んでるから、“ゴウゴツ”で出題したが・・・大字源を始め、「ゴウ“コツ”」と読んでるのも多い・・・
(漢検2)
①たかい。高くつき出たさま。「兀立」類)屹(キツ) ②一心に努力するさま。「兀兀」 人(儿)があたま(一)をつき出している意を表す字。
下つき:傲兀(ゴウゴツ)・突兀(トッコツ)
「兀」から始まる言葉 兀子(ゴシ) 兀兀(コツコツ) 兀立(コツリツ)

(ネット)
傲兀:ガウコツ :たかぶりて屈せざる貌、尊大にかまへる。=傲岸。
   ゴウコツ :おごりたかぶる。尊大で人に屈せず。
大字源:ゴウコツ:おごり高ぶって人に屈しないさま。傲岸。

瀰瀰(ビビ)、濔濔(デイデイ)、瀰散(ビサン)・・・(注意)✖“彌”散 ✖“弥”散 ✖“濔”散・・・
・「河水、瀰瀰たり」音読み:びび:①水の流れるさま ②水の深く満ちるさま ③盛大なさま 
 *サンずいの「瀰」は、“ビ”音しかないのでわかりやすい・・・

<瀰:ビ、み(ちる)、はびこ(る)、ひろ(い)> 
・み(ちる) :瀰漫=水が一面に満ちる
・はびこ(る):弥漫・瀰漫=一面に広がり満ちること。 はびこること。
・ひろ(い) :瀰散=広く散らばること
(漢検2)
 瀰:①みちる。水が満ちあふれるさま。また、はびこる。 ②ひろい。はてしなく広がるさま。「瀰漫」 
 瀰散(ビサン):広がりちること。類)拡散
 瀰漫(ビマン):風潮などが広がりはびこること。「退廃的気分が―する」 「弥漫」とも書く。
(広辞苑)
 瀰散(ビサン):ひろがり散ること。拡散。

瀰散=拡散 ⇔ 収斂 なんて、対・類問題ができそう・・・古い過去問であったような気もするが見つけられなかった・・・当ブログでは1回作成した。

<濔:デイ、ビ、ミ、み(ちる)、おお(い)>
・「デイデイとは、しっとりとした柔らかな様子をいう。」DS書き問題および当模試で出題・・・濔濔(デイデイ)
  (既出記事)
<濔:デイ、ビ、ミ、み(ちる)、おお(い)>
・み(ちる):濔漫(ビマン)=(みちて)はびこる
・おお(い):濔濔(デイデイ・ベイベイ):①衆多なさま、柔らかなさま(「・・・轡(ヒ)を垂るること濔濔(デイデイ )たり(詩経・斉風)」
                     ②流れの長いさま、水流のさま
    (大字源)①数の多いさま。一説に柔らかなさま。「四驪済々、垂轡濔濔」(詩経) ②流れの長いさま。また、水の流れるさま。

(参考)弥(彌) *「彌」は旧字。
・弥(彌)  *「弥}(または「彌」での、“ビサン”熟語は見当たらず・・・漢検2、大字源、広辞苑・・・
 (注)ネット上、中国語関連、および日本でも一部、この種熟語があるようではあるが・・・

・弥漫(ビマン):一面に広がること。転じて、風潮などが広がりはびこること。「拝金主義が―している」 「瀰漫」とも書く。
  *“ビマン”は書きかえアリ・・・
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