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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読 (その164) 瑩 璋 璇 瓊 瓔    

2015年07月26日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「璇」・・・「天璇」しか知らなかったけど、『「璇(セン、たま)」:玉(ギョク)に次ぐ美石。』なんだって・・・
*「瓊」はお馴染みの漢字だが、熟語もいっぱいありますねえ・・・。
●熟語の読み・一字訓読(その164)です。
<瑩:エイ、あき(らか)、つや(やか)、みが(く)>
・あき(らか):瑩徹=すきとおって明らかなこと、瑩明=玉のように明らかなこと、瑩鏡=明らかな鏡、瑩聴=明聴=あきらかに聞く
・つや(やか):瑩滑=つやがあってなめらかなこと、瑩角=玉のように美しいつやのある牛の角、その牛。瑩浄=つやがあってきよらかなこと。瑩潤=①つやつやしたさま ②どんよりしたさま
・みが(く):瑩磨=磨瑩=みがくこと、転じて、朋友などと互いに励ましあうことにいう。
*瑩魄(エイハク)=月の異名。
<璋:ショウ、たま、ひしゃく>
・たま:璋珪、珪璋・・・*「璋」は圭を2分した形にけずり尖らせた玉石
・ひしゃく:璋サン(王へん+贊:対象外漢字))=璋を柄とした勺(シャク)で祭りに用いる由(詩経・大雅)。この「ひしゃく」は、溝のある半圭を柄とした「サン」。宗廟・山川の祭に鬱鬯の酒を灌ぐのに用いるとの事。
*「弄璋の喜び」=璋を玩具として与える喜び、すなわち、男子が生まれた喜び。⇔弄瓦(ロウガ)の喜び。
<璇:セン、たま>
・たま:璇玉=朱色の玉。璇花=玉のような真っ白な花=雪のことをいう。璇室=玉で飾った部屋。璇珠=美しい玉。 *「璇」:玉に次ぐ美石。
・その他:天璇(テンセン)=星の名(北斗七星の第2星)。
<瓊:ケイ、たま、に、うつく(しい)>
・たま:瓊轂(ケイコク)=たまの轂(こしき)、瓊卮=瓊杯=たまのさかづき、瓊簪、瓊簷=①たまでかざった軒 ②(玉のように)美しい軒。瓊珮、瓊瑶、瓊玖、・・・瓊笈(ケイキュウ)=たまの笈(転じて大切なものをいう)=秘笈
・に:紅瓊、丹瓊、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)
・うつく(しい):((玉のように)美しいという意味) 瓊筵=(玉のように)美しい宴席、瓊懐=美しい心、瓊玉=美玉(転じて賢才の喩え)、瓊羞=美しい御馳走、瓊肌=美しい肌、瓊材、瓊葩=麗花・・・
*瓊枝栴檀、瓊枝玉葉、瑶林瓊樹 *「瓊樹」・・・その花を食べると長生するという・・・
・その他:瓊子(ケイシ)=さいころ=骰子、瓊粒=米のこと(玉のように貴いコメ、米の価が玉のように貴くなること・・から。)、瓊脂=ところてん(心太)、瓊霜=紺碧の霜のこと(玉の美しい色の意からか?)
(注)「瓊」に「赤い玉」という意味あり(説文)ここから、赤→丹(に、あか)で赤を含む意味となった由。
<瓔:ヨウ、エイ、くびかざ(り)>
・くびかざ(り):瓔珞(ヨウラク) *もともとはインドの邦俗で珠玉綴って作った首飾りのこと。後、仏像の身辺に垂れている珠玉の飾りを言うようになった由。
・その他:瓔珠=たま、瓔珞柏(ヨウラクハク)=柏の一種、なぎ。瓔珞藤(ヨウラクトウ)=藤の一種・瓔珞のような実をつける由。
H2017.5.27追記
 (以下は「漢検1級 27-②に向けての学習状況  その62  語選択問題  瓔 聊 2015年09月25日 | 熟語の読み(音・訓))」から、「瓔」の部分のみ転載したもの。)

 ●漢検漢字辞典第2版から・・・
 ①「瓔珞」の「瓔」(ヨウ、エイ、くびかざ(り))
 ・第2版で、「くびかざ(り)」が追加。
 ・第1版・第2版ともに、「瓔珞(ヨウラク)」「珠瓔(シュエイ)」「鈿瓔(デンエイ)」の熟語記載あり。
 ・「ヨウ」「エイ」の読み分けがあるので注意したほうが良いですね。「ヨウ」の方は仏教用語だからかな?
 ・ちなみに、「珠瓔(シュエイ)」=真珠の首飾り、「鈿瓔(デンエイ)」=螺鈿細工の黄金の首飾り  って感じでしょうか。

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