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熟語の読み・一字訓読(実践問題その25)です。回答はマウスを動かせば、すぐ見られるようにしてあります。参考までに、末尾に、解説や周辺知識等を記載しています。当面、1級対象漢字から整理していきます。
問題1 「掖」:①掖殺(エキサツ) - 掖(わきばさ)む ②掖庭(エキテイ) - 掖(わ き) ③誘掖(ユウエキ) - (た す)ける
問題2 「釐」:①釐捐(リエン) - 釐(お さ)める ②釐定(リテイ) - 釐(あらた)める ③釐謝(リシャ) - 釐(た ま)う ④釐婦(リ フ) - 釐(やもめ) ⑤釐毫(リゴウ) - 釐(わ ず)か
問題3 「拮」 :①拮拮(キツキツ) -(はたら)く ②拮隔(キッカク) - 拮(せ ま)る 、拮( せ )める
<解説(周辺知識等)>
問題1 掖:エキ、わきばさ(む)、わき、たす(ける)
①掖殺:抱え殺すこと。
②掖庭:宮門や宮殿のわき。宮殿のわきの殿舎。皇妃・宮女のいる所。後宮(こうきゅう)。えきだい。同様の意味で他に、宮掖、禁掖。「わき」の意で、「掖門:宮殿の正門の左右にある小さな門。旁門。、「一狐之掖:一匹の狐のわきの毛皮」、「逢掖之衣:袖が大きくゆとりのある服。儒者の服。」
③誘掖:人が物事をするとき、先にたってすすめ、わきから助ける。 他に「扶掖」など。
問題2 釐:リ、おさ(める)、あらた(める)、たま(う)、やもめ、わず(か)
①釐捐:貨物の通貨税のこと。釐金(リキン)。税を”おさめる”意。
②釐定:あらためること。同様の熟語:釐改、釐革、釐正など。
③釐謝:ひもろぎ、祭の肉のこと。字通に「「女(なんじ)に女士を釐(たま)ふ」(詩経・大雅)は子孫を与えられる意。収穫が天下のものであるように、すべて恩恵的に与えられる意」とあります。「釐」には「さいわい、よろこび、よい」等の意があり、「たまう」に通じていると思われます。同様の熟語として、釐降:降嫁のこと、釐亊:祭事のこと、釐孳(リジ):双生児のこと=釐好などがあります。また、受釐・祝釐・福釐も「たまう」意味の熟語と思います。
④釐婦:孔子家語の中にある語句です。やもめのこと。
問題3 拮:キツ、ケツ、はたら(く)、せま(る)、せ(める)
①拮拮:一心につとめるさま。ほかに「拮据(きっきょ)」、「拮抗(きっこう):しめる。ぎゅっと引き締める。勢力などがほぼ同等のものどうしが、互いに張り合って優劣のないこと(=頡頏(キッコウ、ケッコウ)←「頡頏」には「鳥が上がったり下がったりする」意もある。)」
②拮隔:「楽器を撃つこと(字通、大漢和)」とあり、「拮」は「戛」に通じるとして拮隔=戛撃(かつげき:楽器を軽くうちならすこと)となっていました。大漢和で「”戛”は”する、せまる”に同じ」とあるので、この拮隔の「拮」は「せま・る、せめ・る」意に当たるのかも知れませんが、ちょっと不確かです・・・問題では「せま・る」「せめ・る」としましたが、ちょっとご留意ください!! *なお、他に、字通・大漢和ともに、「せま・る」「せめ・る」に対応する音熟語は見当たりませんでした・・・。
<参考>「字通」には「拮据」の語句・解説ともになし。「大漢和」には「①手と口を共に動かすこと、忙しく働くさま ②難儀するさま」とあり、「拮据黽勉」(はたらきつめること)の熟語もあり。
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熟語の読み・一字訓読(実践問題その25)です。回答はマウスを動かせば、すぐ見られるようにしてあります。参考までに、末尾に、解説や周辺知識等を記載しています。当面、1級対象漢字から整理していきます。
問題1 「掖」:①掖殺(エキサツ) - 掖(わきばさ)む ②掖庭(エキテイ) - 掖(わ き) ③誘掖(ユウエキ) - (た す)ける
問題2 「釐」:①釐捐(リエン) - 釐(お さ)める ②釐定(リテイ) - 釐(あらた)める ③釐謝(リシャ) - 釐(た ま)う ④釐婦(リ フ) - 釐(やもめ) ⑤釐毫(リゴウ) - 釐(わ ず)か
問題3 「拮」 :①拮拮(キツキツ) -(はたら)く ②拮隔(キッカク) - 拮(せ ま)る 、拮( せ )める
<解説(周辺知識等)>
問題1 掖:エキ、わきばさ(む)、わき、たす(ける)
①掖殺:抱え殺すこと。
②掖庭:宮門や宮殿のわき。宮殿のわきの殿舎。皇妃・宮女のいる所。後宮(こうきゅう)。えきだい。同様の意味で他に、宮掖、禁掖。「わき」の意で、「掖門:宮殿の正門の左右にある小さな門。旁門。、「一狐之掖:一匹の狐のわきの毛皮」、「逢掖之衣:袖が大きくゆとりのある服。儒者の服。」
③誘掖:人が物事をするとき、先にたってすすめ、わきから助ける。 他に「扶掖」など。
問題2 釐:リ、おさ(める)、あらた(める)、たま(う)、やもめ、わず(か)
①釐捐:貨物の通貨税のこと。釐金(リキン)。税を”おさめる”意。
②釐定:あらためること。同様の熟語:釐改、釐革、釐正など。
③釐謝:ひもろぎ、祭の肉のこと。字通に「「女(なんじ)に女士を釐(たま)ふ」(詩経・大雅)は子孫を与えられる意。収穫が天下のものであるように、すべて恩恵的に与えられる意」とあります。「釐」には「さいわい、よろこび、よい」等の意があり、「たまう」に通じていると思われます。同様の熟語として、釐降:降嫁のこと、釐亊:祭事のこと、釐孳(リジ):双生児のこと=釐好などがあります。また、受釐・祝釐・福釐も「たまう」意味の熟語と思います。
④釐婦:孔子家語の中にある語句です。やもめのこと。
問題3 拮:キツ、ケツ、はたら(く)、せま(る)、せ(める)
①拮拮:一心につとめるさま。ほかに「拮据(きっきょ)」、「拮抗(きっこう):しめる。ぎゅっと引き締める。勢力などがほぼ同等のものどうしが、互いに張り合って優劣のないこと(=頡頏(キッコウ、ケッコウ)←「頡頏」には「鳥が上がったり下がったりする」意もある。)」
②拮隔:「楽器を撃つこと(字通、大漢和)」とあり、「拮」は「戛」に通じるとして拮隔=戛撃(かつげき:楽器を軽くうちならすこと)となっていました。大漢和で「”戛”は”する、せまる”に同じ」とあるので、この拮隔の「拮」は「せま・る、せめ・る」意に当たるのかも知れませんが、ちょっと不確かです・・・問題では「せま・る」「せめ・る」としましたが、ちょっとご留意ください!! *なお、他に、字通・大漢和ともに、「せま・る」「せめ・る」に対応する音熟語は見当たりませんでした・・・。
<参考>「字通」には「拮据」の語句・解説ともになし。「大漢和」には「①手と口を共に動かすこと、忙しく働くさま ②難儀するさま」とあり、「拮据黽勉」(はたらきつめること)の熟語もあり。
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